インタビュー

荒木村重役 山田純大さん

「今ではなかなか味わえないことですから、演っていて面白いですよ。」

男達の天下獲りが描かれる今作品で、戦乱の世を象徴するような駆け引きをみせる荒木村重。高橋克典さんがインタビューで「きつかった…」と撮影を振り返る、黒田官兵衛の幽閉シーン。官兵衛を監禁したのも、荒木村重です。演じる山田純大さんにお話を伺いました。山田さんも驚いたという、ある事実も明らかに!

今回の作品は、荒木村重を含めた男の駆け引きが描かれていますが、ご感想をお聞かせください。

甘さがないですから、面白いと思います。「自分達がのし上がっていくための男達のわがまま」と言っては何ですけれども、命を賭けた中での男のドロドロしたところも、今回はすごく出ていますしね。
会社などでも、ドロドロしたところは今もあるんでしょうけど、「命を賭けた天下獲り」といったダイレクトに命に関わるようなことは、やはり現代では味わえないので、仮想的なものとして楽しませてもらっています。こういう男っぽいのって、いいんじゃないですか。

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「命を賭けてでも」というのは、自分の欲のためだけではなく、
民のためというのもあるんでしょうね。

そう思いますね。
自分だけじゃなく家族や周囲の人を巻き込んでしまう、ということを考えながら上り詰めようとするわけですから。そう考えると、昔の人は決断力が必要だったと思います。今ではなかなか味わえないことですから、演っていて面白いですよ。

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テレビ時代劇が少なくなってきていることについては、
どう感じていらっしゃいますか?

鬘(かつら)をつけて、着物を着てしまえば、全て時代劇に見えてしまいますから、だからこそ内容が大事であって、脚本が大事であって、キャストも監督も、全てが本当に大事ですよね。
時代的なものを醸(かも)し出せるような作品を、きっちりと守っていかなければいけないと思います。

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時代的なものを醸し出す上では、役者さんにとって、
時代劇の所作や立ち居振る舞いを身に付けることは大事なことですか?

それよりもやはり、どれだけ面白いものを作るかということが大事だと思います。
深みのある作品にするのか、悲しみが湧き出るような作品にするのか、コメディ色豊かな楽しい作品にするのか。そういう本質を、もっと突き詰めて大事にしていかないといけないと思います。心が最初についていかないと、何をやっても嘘になっちゃいますもんね。
その中で、所作や立ち居振る舞いというのはついてくるものだと思います。

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そういう意味では、今回の作品は戦国時代を取り上げながらも、
今までとは少し違った描き方をしていますね。

そうですね。「新春ワイド時代劇」というのは、そういう面白い取り組みをされている番組ですよね。
『忠臣蔵 瑤泉院の陰謀』(2007年)も女性が主役でしたしね。

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今回の作品は、軍の参謀である黒田官兵衛と竹中半兵衛を中心に描いた作品ですが、もし、どちらかを選択するとすれば、参謀になりたいですか?
それとも参謀がほしいですか?

どっちもありますね、僕は(笑)。参謀になりたいと思うような人がいればやりたいと思うし、素晴らしい参謀がいればそれだけ楽だろうし。その辺も、駆け引きじゃないですか?(笑)
でも今はそういう時代じゃないですし、昔もそうですけど、上になればなるほど面倒臭いことがたくさん出てきますもんね。だから、中間が一番いいです。極端ではないので人間らしいし、一番面白いかもしれないですね。役では極端な役をやりたいですけど、実際はなるべく真っ直ぐ中道を行きたいです。

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放送を楽しみにしている視聴者に向けてひとこと!

この前、プロデューサーさんから聞いたんですが、僕が「新春ワイド時代劇」の出演最多記録なんだそうです。知らなかったので、そんなに出させてもらってるのか…とびっくりしました。
新春2日の時代劇が続く限り記録を伸ばしていきたいと思ってますので、見ていてください!
よろしくお願いします!

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