経済スペシャル 逆転の時代 〜進化するIT最前線〜
少子高齢社会・格差の拡大・見極めの難しい好況感…この先どうなるのか、不安感が大きく募っています。 こうした中で、ITの進化がもたらす情報発信型の新しい社会=「逆転の時代」が始まっています。 その最前線ではITをどう使い、どんな逆転を勝ち取っているのかを取材、ニッポン経済の未来像を描きます。
2007年2月4日(日)午後4時〜5時15分


パート1 グーグルの世界 〜社会を変える新感覚検索〜
ネット検索の世界最大手「グーグル」は圧倒的な躍進を続けている。その収益を支えているのは、検索結果に連動したクリック課金型の「キーワード広告」。
栃木県小山市にある町工場。そこで看板製作を営んでいた会社は、一時は厳しい経営状態に追い込まれた。しかし、ある時突然、活路を見出した。それが、キーワード広告の利用だった。これを駆使することにより、売上げ20倍を達成した。
番組では、その町工場と検索世界最大手・アメリカ・グーグル本社を直撃取材。


パート2 コンビニ銀行が急成長 〜不可能を可能にしたシステム〜
「コンビニにATMを置いて欲しい」というニーズから、世界的に例のないATM網を保有する銀行が生まれた。全国でおよそ12000台ものATMを24時間365日稼動させているセブン銀行。当初、「実現は不可能だ」と笑われたが、それを可能にするシステムが登場した。それはカード決済総合ネットワークシステム「CAFIS」。CAFISを通過するカードの照会数(月間取引量)の推移は、2006年には2億800万件にまで爆発的に増加している。番組では、セブン銀行とCAFISを支える人々を取材する。


パート3 ITが「いのち」を救う!(1) 〜地域格差を埋める、逆転のシステム〜
岩手県遠野市。県立病院には常勤医に産婦人科医と眼科医がいないなど医師不足が深刻。
特に産婦人科医は市内に開業医すらいない。このため妊娠した女性たちは大きいお腹を抱えたまま、曲がりくねった街道を経て釜石市や、遠くは盛岡市などに通っている。
「お腹の赤ちゃんが元気に育っているのだろうか」「出産ギリギリまで自宅に居られないだろうか」…こんな妊婦さんの不安を解消するITの仕組みが、昨秋から導入されている。番組ではこのシステムを利用している妊婦さんに密着。感動の出産を迎える。


パート4 ITが「いのち」を救う!(2) 〜愛する子どもを守る、逆転のシステム〜
近年、子どもが犯罪に巻き込まれる事件が増加。学校から保護者への緊急連絡は重要度を増している。しかし、電話による連絡網はあまり機能していないと言う。そんな中、愛する子どもたちに対する想いから、ITを駆使して画期的な「子ども安全連絡網」を誕生させた女性がいる。その新しい「連絡網」とは?

2007年2月4日(日)午後4時〜5時15分

テレビ東京 テレビ東京