私の家からは隅田川花火大会の2つの会場の花火が両方とも見えます。なので、隅田川花火大会の日には、家族や親戚と一緒に、遠くで打ち上がる少し小さな生の花火と、テレビ東京で放送されているダイナミックな花火を同時に見るのが恒例となっており、その時の光景が心に残っています。そんな想い出がある大好きな隅田川花火大会に、今は総合司会としてかかわらせて頂きすごく幸せです。
“かむろ”という、丸く広がり長く垂れ下がる花火が好きです。クライマックスでは一斉に何発も打ち上げられることが多く、夜空を一気に明るく照らします。思わず歓声を上げてしまう程ゴージャスなのですが、垂れ下がりゆっくり消えていく時はとても繊細で切なくて…花火の醍醐味がギュッと詰まった花火だと思います。
たくさんの人と一緒に同じ空・同じ花火を見て、感動をわかちあえること。
今はやはり、生放送に携わりながら花火を見るのが1番好きです。綺麗な花火を見上げたり、出演者の方々が花火に感動しているキラキラした表情を盗み見たり、TVを通して皆さんとつながれたり。。仕事中ということでもちろん緊張感はありますが、楽しんでいます。
都会の真ん中で行われる花火大会なので、常に夜景がともにあり、どこから見るかによって見え方がだいぶ変わります。花火の色々な表情が楽しめるんです。日常的な街の風景と非日常な花火の両方合わせて“隅田川花火大会”という作品になる、そこに大きな魅力を感じています。
びしょ濡れになりながら自分の持ち場を守っていた、共演者の皆さん、スタッフさん達の姿が今でも目に焼きついています。仕事なのだから当たり前と言ったらそれまでですが、私はその姿に胸が熱くなったんです。
また、花火の打ち上げが中止になった後も、花火師さんが撤収作業を終えて帰るまでペンライト等を振って「花火師さんのせいじゃないよ」「頑張れ~!」と励ましてくれた方々がいたそうです。「涙が込みあがってきたよ」と、後日、花火師さんが話してくれました。
色々な人が関わっていること、多くの人に支えられていることを、改めて感じた花火大会でした。