春の新作ミステリー
放送ラインナップ
2017年3月26日(日)
更生補導員・深津さくら
殺人者の来訪
~告解者~
キャスト
深津さくら | … | 貫地谷しほり |
久保島健悟 | … | 田辺誠一 |
牧野理紗 | … | 遠山景織子 |
竹多次郎 | … | ベンガル |
梶輝夫 | … | 斎藤歩 |
新井弘和 | … | 上田耕一 |
深津早苗 | … | 河合美智子 |
松寺有紀也 | … | 中野裕太 |
供田数男 | … | 掛田誠 |
越村育子 | … | 賀来千香子 |
牧野光三 | … | 西岡德馬 |
あらすじ
身寄りがない、生活環境が恵まれない犯罪前歴のある人々を保護し、社会復帰の手助けをする更生保護施設の「親愛寮」。深津さくら(貫地谷しほり)が「親愛寮」の補導員になって半年が経った頃、施設長の越村育子(賀来千香子)から無期懲役囚の久保島健悟(田辺誠一)が入寮することを知らされる。19年前に当時10代の兄弟を殺した、寮生の中でも極めて重い犯罪歴がある男。しかし実際の久保島は、寮内の教会で祈りを捧げるほどのクリスチャンで顔も優しげだった。しかも被害者家族へ謝罪に行きたいと言い出す。さくら付き添いのもと家族が営む「三馬印刷」に向かうが、被害者の姉・牧野理紗(遠山景織子)に追い返されてしまう。
ところが後日、理紗の父親・牧野光三(西岡德馬)が寮に現れる。久保島に「一生許さない」と言い放つ一方、「うちで働かないか」と意外な提案をする。向き合うことで許すことに意味があるのか見極めたいといい、久保島は快諾する。
数日後、「三馬印刷」近くの野山公園で会社員の能崎亘(吉田智則)が刺殺される事件が発生。警察の調べで、能崎がこの界隈でかつて最大勢力を誇った暴走族の元幹部だったことが判明する。しかも暴走族が暴力団と繋がっていることから、暴走族に関わりのある人物を徹底的に洗うことに。刑事の梶輝夫(斎藤歩)が目をつけたのは、元メンバーの寮生・松寺有紀也(中野裕太)だった…。
見回りで「三馬印刷」を訪ねたさくらは、久保島から、昨夜、松寺が部屋に来たとの話を聞く。食堂で喧嘩を吹っ掛けたことを謝りに来たのだ。しかも育ててくれた父親に反し罪を犯した自分を責めていたという。しかし野山公園の事件の日、松寺は寮を抜け出していた。そのことを警察に言えなかったことを久保島に打ち明けるが、「松寺を疑っているのか」と指摘される。暴走族らがたむろする町で松寺を見かけたとの話も耳にしていたこともあり、否定できないさくらだった。
更生したと認められた久保島は、寮を出て保護観察下ながらも一人暮らしをすることに。引っ越しを手伝うさくらは、久保島から「自分が松寺に話を聞くから一人で乗り込まないように」と忠告される。ところが、これ以上久保島には迷惑がかけられないと思ったさくらは、松寺の部屋で見つけたクラブのライターを手がかりに、一人で松寺を探し始める。
2017年3月5日(日)
現ナマ弁護士
キャスト
仙波鶴子 | … | 余貴美子 |
亀井川法介 | … | 吹越満 |
加賀谷秀人 | … | 眞島秀和 |
守田克巳 | … | 矢柴俊博 |
篠原マキ | … | 原幹恵 |
米村隆 | … | 相島一之 |
米村圭太 | … | 泉澤祐希 |
岩崎亨 | … | 吉満寛人 |
岩崎淑江 | … | 千葉雅子 |
近藤聡 | … | 大河内浩 |
岩崎奈央子 | … | 最上瑠南 |
○ | ||
富沢珠代 | … | 研ナオコ |
吉川小百合 | … | 由紀さおり |
仙波益男 | … | 石橋蓮司 |
あらすじ
モメ事を解決するならサツ(警察)よりサツ束――仙波鶴子(余貴美子)は有能な弁護士だが、カネへのこだわりの強さゆえ、ついたあだ名は「拝金弁護士」。カネになるならどんな難題にも果敢に挑む、ある意味では「弱者の味方」だ。
鶴子が所属する吉川法律事務所に岩崎夫妻が憔悴した様子で訪ねてきた。1カ月前、結婚を間近に控えた娘を飛び降り自殺の巻き添えで亡くしたという。婚約者の加賀谷秀人(眞島秀和)との待ち合わせ場所で、彼女は不運な事故に遭ったのだった。その手には加賀谷のキーホルダーがしっかりと握られていた。
自殺者側に損害賠償請求をしたいという夫妻。だがこれまでに相談した弁護士は一様に難色を示したという。事務所のオーナー・吉川小百合(由紀さおり)も難しいケースと判断、断ろうとするとすかさず鶴子が割って入った。
鶴子は着手金の現金三百万円を受け取ってしまう。小百合の心配をよそに、鶴子は現ナマを見てほくそ笑むのだった。
自殺した会社員・米村隆(相島一之)の家を訪ねた鶴子は、夫を失い失意の底にある妻に淡々と賠償責任について説明する。立ち聞きしていた17歳の息子・圭太(泉澤祐希)は突然ドアを開け、鶴子を睨みつけると無言で外出してしまった。
小百合の甥で刑事の亀井川法介(吹越満)が鶴子を訪ねてきた。米村の自殺に不審な点があるという。鶴子は早速訪れた現場で圭太の姿を見かける。圭太は父の自殺に疑念を持っていた。その日、父から電話で「急に人に会うことになった。持ってきてほしいものがある」と頼まれ、指定の場所に着くと同時に父は飛び降りたという…。
頼まれたのは黒革のポーチで、中には文庫本と現金百万円が入っていた。会社が倒産して求職中だった父にとって百万円は大金だ。まさか悪事に手を染めていたのでは…?圭太はそんな疑念から、誰にも言わず一人で真相を探ろうとしていたのだ。鶴子は警察には黙っていると約束し、この17歳の依頼人のため一肌脱ぐ覚悟を決める。
岩崎夫妻が再び事務所を訪れた。娘が死ぬ3日前に婚姻届が出されていたことが分かり、夫妻は困惑していた。配偶者となった加賀谷は、娘名義の遺産の3分の2を相続することになる。しかも加賀谷は、岩崎夫妻が娘のためにと購入したマンションですでに暮らし始めていた。加賀谷を訪ねた鶴子は彼の言動に疑念を深めていく…。
2017年3月19日(日)
北海道警事件ファイル 警部補 五条聖子5
~旭川・美瑛・知床 幻のエゾオオカミの謎~
キャスト
五条聖子 | … | 若村麻由美 |
芳村大地 | … | 石黒 賢 |
片桐陽一郎 | … | 益岡 徹 |
猪瀬卓司 | … | 赤井英和 |
北見菜々子 | … | 雛形あきこ |
野上雅也 | … | 水橋研二 |
成島亮二 | … | 篠井英介 |
戸田涼子 | … | 遠藤久美子 |
朝比奈信吾 | … | 柏原収史 |
八田公平 | … | 川野直輝 |
有賀美咲 | … | 川村ゆきえ |
川井渉 | … | 北山雅康 |
岡田知之 | … | 大滝明利 |
大寺留美子 | … | 徳田公華 |
宇治原悟 | … | 山本栄司 |
あらすじ
大雪山連峰・黒岳の林でフリーカメラマン有賀美咲(川村ゆきえ)の刺殺体が見つかった。北海道警の五条聖子(若村麻由美)は、旭川署の猪瀬卓司(赤井英和)、北見菜々子(雛形あきこ)らとともに捜査を開始する。
「私は今、殺されました」――。現場検証のさなか、菜々子は被害者のSNS個人ページが死亡推定時刻に更新されていることに気が付く。謎のメッセージは一体誰が書き込んだのか…?
聖子と菜々子は、美咲が間借りしていた家を訪ねる。防犯カメラの映像をチェックすると、帽子を目深に被った怪しい男が映っていた。美咲のアルバイト先で写真を見せると、男は川井渉(北山雅康)という名で、以前店の前で美咲と揉めているのを目撃されていたことがわかった。
聖子は捜査中、恋人の芳村大地(石黒賢)の姿を偶然見かける。傍らには犬を連れた少女・若月青葉(吉井乃歌)がいた。獣医である大地は、犬が交通事故に遭ったとき治療にあたったのだという。
青葉は、動物生態研究所の教授・朝比奈信吾(柏原収史)から、犬を研究対象として預かりたいと言われていた。手放したくない青葉は、どうするべきか大地に相談していたのだ。朝比奈は大地の昔の研究仲間だ。
ほどなく、研究所の主任・野上雅也(水橋研二)と助手の戸田涼子(遠藤久美子)が犬を連れに来た。大地は目的を問うが、二人は答えずに犬を連れて行ってしまう。
美咲のSNSが再び更新された。記事が書き込まれたネットカフェを特定し現場に向かうと、そこには川井がいた。逃げ出す川井を待ち構えていた猪瀬らが捕らえた。
川井は美咲の元恋人で、別れたあとも美咲の居所を探していたという。SNSへの2度目の書き込みについては認めたが、最初の書き込みは否認。猪瀬らは川井が犯人だとの確信を強めるが、逮捕状がおりていないため同行できなかった。
翌日、さらにある遺体が発見された!聖子は遺体に茶色い毛が付着しているのに気が付き、鑑定にまわす。それは、絶滅したはずのエゾオオカミの毛だった。毛は剥製のものと考えられるが、希少なエゾオオカミの剥製を所有しているのは、北斗大と動物生態研究所の2カ所だけだ…。
女性写真家の死とエゾオオカミ。聖子が事件を追うにつれ、関連ないと思われた二つの点が、徐々に近づいてゆくのだった。
エンディング曲
マスカット
平原綾香/作詞・作曲:玉置浩二
EMI Records/ユニバーサル ミュージック
オフィシャルサイト:http://www.camp-a-ya.com/