春さらば ~おばあちゃん 天国に財布はいらないよ~

2009年 3月25日(水) 夜9時放送

■ストーリー

訪問介護員のかすみ(夏川結衣)は、6歳の娘と2人暮らしのシングルマザー。 ある日、元不動産会社の社長 海野洋二(原田芳雄)の担当を引き受けることになる。 海野は右半身不随で介護が必要な身だが、ワガママで頑固なため、もう何人も担当介護員が代わっていた。そんな海野をかすみはかいがいしく世話をするが、海野は心を開かない。体が不自由な上、一人暮らしの海野。時折訪れる一人息子・悟(塚本高史)とも、喧嘩が絶えない日々。そんな海野がかかえる寂寞感をかすみは徐々に癒していく…。 一方、警察では、老人をターゲットにした詐欺事件に関する捜査が進んでいた。正義感あふれる刑事・高宮充(小泉孝太郎)は、おばあちゃんの預金がいつの間にか全額引き出されているとの通報を受け、富山家を訪れる。大騒ぎする息子夫婦をよそに富山りく(市原悦子)は、お金のことを聞かれても「庭の水仙が咲いたのよ」とまったく噛み合わない返事をするばかり…。 そんなりくは、息子の嫁・聡子(高橋ひとみ)と折り合いが悪く、家の中で疎外感を感じる日々で、心を許せるのは介護員のかすみだけだった。りくがかすみに絶大な信頼をおいていたため、高宮はかすみに疑いの目を向けるが、りくと散歩をする彼女の熱心さを知り思い直す。しかし、署に戻って上司の菊池課長(温水洋一)から突き付けられたかすみの資料には驚くべき事実が書かれていた。 かすみには横領の前科があったのだ! 娘と2人、貧しいながらも明るく生きているかすみ。 そんな彼女が老人たちから金品をかすめとったのか・・・。 高宮は真実を突きとめようと躍起になる。 事情を聞こうとした矢先、かすみのもうひとりの担当老人・原川昭(山本學)が亡くなる。葬儀が終わると、全財産をかすみに譲るとの遺言が残されていることが発覚・・・。一気に高まるかすみへの不信感。かすみは遺言を書かせた疑惑を否定するものの、介護事務所を解雇される。 そんな中、りくと海野が同じ手紙を残し、姿を消してしまう…。