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バックナンバープロフィール番組コンセプト番組へのご意見、ご感想
2005/5/31 OA
解説者 久武頼正(アニメタルプロデューサー)
特別講師 マーティ・フリードマン(元メガデス)
ゲスト 真矢

 
↑最初は絶好調だったマーティ
 
異種格闘技戦
あぁ、なんと興奮するその言葉の響き。
かつて、その言葉が一世を風靡した時代が
確かにあった。子供ながらにテレビの前で
手に汗握り、食い入るように画面を見た時代があった。

空手とプロレスどっちが強い!
ボクシングとプロレス、最強はどっちだ!
プレデターとフレディーは?!


残虐なる異星人プレデターの乗った宇宙船が
地球に不時着する!そこはエルム街という小さな街。
長い旅路に疲れたプレデターが眠りにつくと
赤と緑のシャツを着た鍵爪男が、襲い掛かる!
悪夢の中で闘うプレデターVSフレディー!!!
………あれ?なんか混ざってる?


とにかく!異種格闘技戦だ!
異なる分野の第一人者が、ジャンルを背負って闘う。
ジャンルの存亡をかけた闘い。
ちびっ子はいつでも異種格闘技が大好きだ。

そんなわけで、
今回は、日本の誇るヘビー級ドラマー真矢をゲストに迎え、
いまここに蘇る究極の異種格闘技伝説!
「メタルは重低音!」なのか?
はたまた、「ギターに決まってんジャン!」…なのか!?
ドラムVSギター、看板をかけた闘いが、
極東の、島国、深夜、繰り広げられるのだった!

世界初「リフ番長決定戦」
真矢VSマーティー!

その勝敗の行方は、今夜もまた
「曜子ちゃんのお口にかかってる」わけだ。

結論から言おう。今夜もまた、マーティーは敗れた。
ヴァラエティー特有の逆転ルールによって…
「ルールずるいじゃん!ふざけんなぁ!」マーティーの魂の叫びがこだまする。

しかし…だ。
今夜の両者の闘いはすばらしかった。
かつてないほどのボリューム感があった。
真矢の重いリズムに乗って、マーティーのギターが唸りをあげる。
マーティーがギターを掻き鳴らせば、真矢がドラムで答える。
勝敗を超越した両者の生み出す至極の世界。
それが…それが…
すべて「曜子ちゃんのお口」が発端というシュールな世界。
それだけでなく、想像以上に「お口」の達者な真矢が言葉をつなぎ、
至極のヴァラエティー番組に昇華させる。
真矢恐るべし!!!
エアロのWalk this wayが答えられず
ボクもわかる!僕もわかる!私もわかる!と全員に追い詰められ
「俺にとっちゃタイトルなぞ、記号でしかない!」

KISSのロックンロールオールナイトをマーティーが答え
「よくわかりますねぇ…今の全然違うよ!」
「迫力ある音楽が、曜子ちゃんのフィルター通すと…全然違うよ!」


唸りを上げる真矢節!
失礼を承知であえて言わせて貰う
…「真矢さん!あなた本当に面白いね。それは女性にもてるはずだよ!」 だって、しゃべり面白いんだもん!

天下無敵のヴィジュアル系バンド  LUNA SEAで、異彩を放った元ドラマーにして、
3児の父の恐るべき魅力を垣間見た一夜であった。

そんな最高の真矢とは旧知の間柄のマーティーであったのだが、番組スタッフから衝撃の事実を知らされたのでここに報告する

「あのぉ、楽屋でマーティの衝撃発言があったんですよ。びびりました。
真矢さんがLUNA SEAだってマーティー知らなかったんですよ。
『えっ LUNA SEAだったんですか?すごいじゃん』って言ってました」
と。

マーティー………君がすごいよ。


マーティVS真矢 メタル番長異種格闘技戦
でお届けした曲
Led Zeppelin 「Rock And Roll」
Aerosmith 「Walk This Way」
Kiss 「Rock And Roll All Nite」
Iron Maiden 「Run To The Hills」
Motley Crue 「Too Young To Fall In Love」

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↑真矢のドラムが好きなマーティ
 
豪腕、豪快、豪傑、豪速…
癖のあるチョーキング、アタックのハードなピッキング…
かつて、さらさら金髪美少年、今や荒くれギタリスト…
ビールと、なによりレスポールの似合う男。
そして、オジーオズボーン…
はたして君は誰を思い浮かべる?
そう、あの男。
オジーオズボーンバンドのギタリストにして
ブラックレーベルソサイエティのあの男が…
今夜登場した。
…ザックワイルド…

「野郎共!『ヘビメタさん』だぜ!
盛り上がっていけよ………
…オジーオズボーンに乾杯!」


まぎれもないザックが、
期待通りのビール片手にぶっきらぼうに
言い放つ!

驚愕の事態に…私は……ちびった…

私の最も愛するギタリストにして、世界最高峰のギタリストの一人、
ザックに敬意を表し、コーナー紹介なんてものは……
…今回…………

ぶっちぎっちまってよぉ!!!!!

コメント収録時の模様を、記したいと思うんだけどぉ…

いいよな、今夜はそれぐらいして…だって……
ザックワイルドだぜ!…………………

それは、取材を終えた旧知の百戦錬磨のディレクター氏が
その恐怖体験をたんたんと私に語ってくれた話である…
「ボクが生ザックと会ったのは…そう、あれは季節はずれの暑さが印象的な5月のことでした。
ビデオカメラを片手に彼が滞在していると言われるホテルに向かったんです…」


都内某ホテルの一室。南部生まれのその男は、果たして、存在した。
まだ昼前というのに期待通りのビール片手に…。
いらつくように、部屋を大股で歩き回り、時折、扉や机を蹴飛ばして…通訳の説明を聞くザック。

……これは…あきらかに…面倒くさがっている!!…部屋いっぱいの緊張感がディレクター氏を襲う。
説明も終わらぬまま、英字で書いた取材用の書類を、ザックはやおら掴みとった。ちらっと書類に目を通し、つきかえすザック。
そしてディレクター氏を睨みつけるように顔を近づけ、なにやら英語でまくし立てた…
英検4級程度の語学力の彼にしても、確実に、それだけは理解できた…

「くだらねぇこと聞くんじゃねぇぞ…てめぇなにもんだ? あぁん? …やんのかこら! くだらねぇ! とにかく全部くだらねぇ!」
(ちぢみあがったディレクター氏の想像の翻訳であるが…)

実際にそういったかどうかは、問題ではない。多分そう言ったはずだ。
いや、絶対そうだ。そうであってほしいザックならば…。
始終、不機嫌モードのザックに、メタル三十年戦士のディレクター氏は…………
モーレツに感動していた!
そう! だって、彼はザックワイルドだぜ! わーいわーい、もう、期待通りのミュージシャン像! いい人だったらどうしよう。だって
ザックワイルドなのに。これぞロックミュージシャン!ビバ!怖い人!
しかし、取材自体が進まなければ、なんのために来たのかわからない。取材拒否の最悪の状況は断じて許されない…
恐怖と、恍惚の中、雑談ともいえぬ若干の会話を、試みるディレクター氏であった。
と、ある時、ザックの対応が変わるできごとがあった。それは、一人の男の名を出した瞬間…

その名はマーティー・フリードマン

「おまえマーティーの知り合いなのか?あいつは元気か?てめぇみたいなくだらねぇ野郎でも、マーティーの知り合いじゃしょうがねぇな。
………で、なんの話がしてぇんだ!しょうがねぇから、くだらねぇ取材受けてやるからよぉ!」

(もちろん全部ディレクター氏の妄想の翻訳です)

あぁ、ある意味ロックミュージシャン像の期待を裏切る「いい人」マーティー!
ほんとうにあなたがいてくれてよかった!ビバ!いい人!

番組でも紹介したが、ザックのマーティーへのコメントも収録することが出来た。
それは、マーティーが奏でる、二人が大好きなギタリスト フランク・マリノのワールドアンセムをBGMに
紹介された…あいかわらず、ぶっきらぼうなザックのコメントに
「ヘビメタさん」らしからぬ感動を感じたのは私が少々涙もろい年齢になったからであろうか…

「よう兄弟!マーティー元気か?お前は世界一のギター弾きだよ。やっぱフランク・マリノは神様だよな!
まぁ そんなとこだ………愛してるぜ!」


やっぱ………かっこいいな……ホントに。…メタルが好きで、ホントによかったと思うよ。
「ヘビメタさん」………たまにはかっこいいんじゃない?


今週の スクールオブメタル
(1) Motley Crue「Wild Side」
(2) Anthrax「Death Rider」
(3) Black Label Society「Suicide Messiah」

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「メタルの魂は日本に在る」
マーティ・フリードマンの一言から始まったこのコーナー。
今回は「春の海」。日本人ならお正月、必ず耳にするあの曲だ。
「日本人は新年にヘビーメタルを必ず聞くなんて不思議デス」とマーティー。
「いやいや、全く音歪んでないし…」と真矢。
「音とは関係なくてね、リフなんだヨ」とマーティー。

早く弾けば弾くほどヘビーメタルになるんですよ!…マーティーは断言する
…超高速「春の海」が、マーティーの魔性のギターによって
咆哮しはじめた…

時空を超える「日本の正月」!
天の神に命じられた二柱の神が
天の浮き橋より、神聖なる矛で落としたしずくをはじまりとする
この国の神代の時代から、
高層ビルが立ち並び、インターネットが我が物顔に
人々を網羅する現代まで、
驚愕のスピードで時が流れる!
めでたき「日本の正月」がやってきては去り、やってきては去り、やってきては去り…
めくるめく鋼鉄「日本の正月」史!

あぁ、かつて、これほどまでに忙しき「日本の正月」があったであろうか!

「スローでもヘビーメタルになるんですよ…」
時の流れをも支配するマーティーは
めでたきはずの新年をこともなげに操るのだった。

あぁ、恐ろしき「日本の正月」
かつて、これほどまでに恐怖に満ちた正月があったであろうか!

いみじくも、真矢は語る
「オジーが出てきますよ。みんな黒服で30人ぐらいが、ろうそくもって…」と。
今夜もまた傑作が生まれた…



今週の メタル魂 IN JAPAN
春の海

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↑新キングの“エアドラム”
 
さて、まず最初に、驚愕の事実を述べよう。
またもや、王座が交代した…
まさに群雄割拠の戦国エアメタル時代。

さて、今回の挑戦者にして、新キングは
「メタルに乗った少年」(18)だ。
スラッシュメタルラブの、この未成年くんは、
なんと、メガデスHoly Wars. ...The Punishment Dueを
恐れることなく引っさげてやってきた!本人の前で!

これを若さゆえの暴挙ととるか、快挙ととるか?
果たしてマーティーはこう言った。
「ひいきします」……

挑戦者はドラムパフォーマンスも存分にとりいれた新たな世界観を
エアメタルに提示してくれた。
いみじくも真矢は言う。
「ちゃんとドラムやってる人だと思いますよ」
確かに、まるでそこにドラムがあるかのような彼のプレイは必見だ。
さらに、真矢は続ける。
「ドラムパフォーマンス…結構ありますよ
シンバルミュートやるとき………チョット立ってみたり…
曲のエンディングで……………チョット立ってみたり…」
と。

……まぁとにかく、エアメタルと言うからには、ギターだけでなく、
ドラムもベースもなんでもありなわけなのだ。

↑役者魂を魅せてくれた大森&芦田組
おじさんも、思い出したよ。遠い記憶の中で。
昔ねぇ、新宿のディスコでねぇ、エアギターやりまくりの夜があってねぇ。 あれは毎週日曜の夜だったかなぁ、ん?水曜だったかなぁ…

扉開けると、頭振りまくって、空想のギタープレイに没頭した人々が酸欠気味に狂乱しててね。
DJブースの前には、ギターだけじゃなくて、キーボードひいたりドラムやったり…
あぁ、あの頃は自由だったなぁ…なにをやってもよかったんだ。そういえば。
そんな事を、18歳の新キング、君によって思い出させられたよ。

ん〜、あれって1984年ぐらいか。今からもう、21年前…ん?

で、新しいキングいくつだっけ。18…18っていうと1987年生まれ
………こないだじゃん!!! ………ちょっぴり鬱になりつつ、私はこの原稿を書いている。


赤コーナー 使用楽曲 青コーナー 使用楽曲
Yngwie Malmsteen
「Rising Force」
Megadeth
「Holy Wars…The Punishment Due」

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ドイツから、急遽、東京に戻ってきた。
中村勘九郎改め、
中村勘三郎の襲名披露五月大歌舞伎を観るためである。

果たして、「研辰の討たれ」は演劇史上における、
「事件」であった。
演劇評論家でもない私が言うのもおこがましいが、
この時代に生きて、この作品を観れたことを、
私は幸せだと思った。

まずは勘三郎の登場シーンで私は嬉しくなった。
着物が、迷彩柄なのである。
伝統をうち破るこの精神性に、
私は、勝手にメタル魂を感じた。
(衣裳デザインは、ひびのこずえだ)。

他にも心臓を突き刺されるような衝撃を
たくさん受けたのだが、書ききれないので、書かない。

ひとつだけ、
勘三郎の長いセリフが続くラストシーン、
あの楽器はなんだろうか?(客席からは見えない)
知っている方がいたら教えていただきたいのだが、
たぶん和楽器、もしくは中国系の楽器。弦楽器系だ。
その楽器で、歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》の「間奏曲」が演奏されるのだ。

果たして、それは、東洋と西洋の融合であった。
私は震えた。これほどまでにエモーショナルな時空を体験したことが、なかった・・・。

さて。

今、ギター1本で、東洋と西洋の融合を成し遂げている1人の男がいる。
彼の名は、マーティ・フリードマン。
メタル魂を、日出ずる国より世界へ発信している異国よりの使者だ。

今夜ヨーコが抱いた「作品」は、
グローバー・ジャクソン“ケリー”マーティ・フリードマン モデル。

マーティがメガデス時代に愛用したケリーは、
ギブソンのエクスプローラーを、より鋭角にした、攻撃的なルックス。
ピックアップは、シンプルなワンハム。
ブリッジにアームもなく、コントロール類はボリュームのみ。

余計なものをそぎ落とした、ストイックなメタルギターは、
禅の世界にも通ずる浄い精神性を感じる。あぁ、東洋と西洋の融合。
アメリカンロックのハードなギターリフから、美しいオリエンタルなメロディまで、
マーティの多彩なプレイは、このミニマムなギターだからこそ生まれたのかもしれない。

ディレクター 
「これはね、マーティさんのモデルなんだよ」
ヨーコ    「えっ、そうなんですか!?」
ディレクター 「ほら、ここにマーティさんのサインが刻まれてるだろ?」
ヨーコ    「ホントだ! スゴイ!!」

私は、歌舞伎座からの帰り道、当番組の収録スタジオに立ち寄り、そんな会話を耳にした。

そうなんだよ、ヨーコ。
マーティさんは「スゴイ」んだ。いろんな意味で。
ヘビーメタルの話をいつもしてくれるけど、それだけじゃないんだよ。

そこには、日本へのがつまってる。

日本には、すばらしいメロディがあること。
日本には、伝統と革新が、力強く共存していること。
日本人の心が、こんなにも豊かであること。

マーティは、ギター1本で、いつもそのことを教えてくれるんだ。

いつか、
マーティと一緒に、歌舞伎座に行くことを夢見ながら、
私は今、この原稿を書いている。



ヨーコの今夜のいっぽん
グローバー・ジャクソン ”ケリー”
マーティ・フリードマンモデル

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あとがきに代えて〜今週の咆哮〜
ヴィンセント今週も無事に地上波で流された「ヘビメタさん」。もう9回目でありますDEATH
果たして、このまま続いていけるのか!興味は尽きない問題番組でありますが、
思えば、2005年の今、このような番組が放送されていること自体、私的には非常に感慨深い。
……って、ホントに流れてるよねぇ。お椀型のアンテナとか無くても映ってるよねぇ。
チャンネル二桁でしょ、三桁じゃないよねぇ…
などと、ついつい、我ながら、ふと冷静にこの事態を夢のように感じる瞬間が
あるのも事実だが、皆さんは楽しんでいただいているのだろうか?

さて、先日、私ははじめて番組の打ち合わせに参加させていただいた。
もちろん、私のような若輩者は会議室の壁に同化するぐらい息を潜め、目立たぬように存在感をなくしていたのは言うまでもない。
マーティー同席の打ち合わせは、番組同様の、もしくはそれ以上の楽しい雰囲気で、終始なごやかに進んでいた。
すでに番組の主幹をなすといってもよいマーティーの、番組では紹介しきれぬ魅力の数々が、その場でも披露されていたので、
今週からは、折を見て紹介させて頂こうと思う。……だって誰かに話したいぐらい、おもしろいんだもん!

それは、マーティーが帰り際、スタッフに話している話を耳にしたときのことだった。

「ボクのテロップ、面白いから、たくさん入れてクダサイネ」
………えっ?マーティー、テロップ好きなの?
あれって、本人の希望なの?……ウソ!まじ?

いやホント、日本のテレビ大好きなんだって。特にあのテロップ。
ということで「ぼくの見た今週のマーティー」は今日はここまで!(新コーナーかよ!)
その後、アメリカと日本のテレビ番組の違いも語ってくれているのだが、長くなるので、また今度…

というわけで、
来週の「ヘビメタさん」
ゲストはKー1戦士 武蔵の登場だ!…って、まじ?
なんか…番組…間違えてる?
いやいや、かなりのヘビメタ好きで有名な武蔵なのだった!
武蔵の歌が聞けるのは(!)ヘビメタさんだけ!

エンディングテーマ:
「愛人28」
(SEX MACHINEGUNS)