番組紹介

1762年、朝鮮第21代王の英祖は、実の息子である思悼世子を米びつに閉じ込めて餓死させた。「秘密の扉」は、朝鮮王朝史に残るこの悲劇に新たな解釈を施し、殺人事件というフィクションを織り交ぜた本格ミステリー時代劇。

幼い頃は生母の身分が低いことで蔑視され、即位後は異母兄の景宗を暗殺したという噂に悩まされた英祖。党争に苦しんだ彼は、政治勢力の均衡を目指して蕩平策を推進する一方、民の税負担を減らそうと均役法を定めるが、即位の決め手となった“連判状”が足かせとなり、思いどおりに政治を行えずにいた。

物語は、この連判状を手にした画員シン・フンボクが遺体となって発見されたことから始まる。フンボクを殺した犯人は? 英祖と思悼世子ことイ・ソンの心はなぜ、いつからすれ違いはじめたのか? 「イ・サン」「トンイ」はもちろん、18世紀の朝鮮王朝を描いた数々の作品につながる、韓国時代劇ファン必見の衝撃作!

“息子を殺した王”と伝わる英祖の葛藤と苦悩をハン・ソッキュが熱演。制作陣は企画段階から英祖役に彼を想定していたという。
ソン役を演じるのは、映画『建築学概論』、ドラマ「ファッション王」などで注目を浴びた若手実力派イ・ジェフン。
映画『パパロッティ』に続いて再共演を果たした2人は、お互いに愛情を持ちながらも王と世子であるがゆえに溝を深めていく父子を巧みに演じた。
また、「トンイ」「太陽を抱く月」の子役出身女優キム・ユジョンがソンを支えるジダム役を演じ、ぐんと大人びた表情と安定した演技力を見せた。

あらすじ

1754年、在位30年を迎えた朝鮮第21代王の英祖。自身を支持する老論派と、兄の景宗を支持する少論派の党派争いに巻き込まれ、幼い頃から暗殺や処刑の危機にさらされてきた彼は、生き延びるために老論派に従い、王となった。
一方、英祖の息子イ・ソンは、地位と権力を約束されて生まれた世子。現在は父の代理で政務を執り、名君となるべく修業中だ。好奇心旺盛なソンはある日、唯一の友である画員のシン・フンボクを連れ、身分を隠して街に出かける。違法と知りつつ貸本の取引を試みたソンは捕校に怪しまれるが、美しく聡明な貸本屋の娘ソ・ジダムの機転でその場を切り抜ける。王宮に戻ったソンは独断で「民のために貸本業と出版を許可する」と宣言するが、老論派の重臣たちは猛反対。英祖もまた激怒し、譲位宣言という切り札を使ってソンを阻止するのだった。
そんな中、先代王・景宗が眠る王陵の井戸から、フンボクが死体となって発見される。捜査の結果、その死は自殺として処理され、逆賊とみなされたフンボクの家族は奴婢に貶められてしまう。ソンは親友の汚名を晴らすために再捜査を始め、フンボクの最期を目撃したジダムを秘密捜査官に任命。ジダムの力を借りながら事件の謎を追ったソンは、やがて父・英祖が隠し通してきた“連判状”にまつわる秘密の扉を開くことになるが…。

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