17世紀前半、朝鮮第14代王・宣祖と仁穆大妃の間に生まれた嫡流の王女でありながら過酷な運命に翻弄された貞明公主。王宮の権力闘争に巻き込まれながら、凛とした姿勢で第15代王光海君から第16代王仁祖・第17代王孝宗の治世を駆け抜けた王女の姿を壮大なスケールで描いた話題作!!
ヒロインのファイこと貞明公主を演じるのはイ・ヨニ。前半は<火器都監(ファギトガム)>で硫黄職人として頭角を現す男勝りなファイを溌剌と演じ、中盤からは王女としての気品あふれる美しさと強さを表現してみせた。少年の頃、貞明公主の婿候補に選ばれたホン・ジュウォンとカン・イヌは、朝廷の陰謀から彼女を守れず、死なせてしまったという後悔を胸に抱えている。親友の二人はファイとして生きてきた貞明公主に再会し、いつしか三角関係に…。ジュウォン役を演じたのは、「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」でブレイクしたソ・ガンジュン。恋に奥手でシャイな一面や愛する人を守り抜く男らしさなど、多彩な魅力で視聴者の心をつかんだ。一方、イヌ役のハン・ジュワンは、「王(ワン)家の家族たち」「朝鮮ガンマン」で注目を浴びた実力派。本作でも安定した演技力を発揮し、片思いに苦しむイヌの隠れた野心を巧みに表現している。
こだわり抜かれた映像も見逃せないポイントの一つ。なかでも波止場の爆破シーンや硫黄鉱山の噴火シーンは、スペクタクル映画と見紛うばかりの大迫力で描かれている。また、江戸の風景をリアルに描き出すため、韓国時代劇としては異例の日本ロケを敢行。朝鮮通信史として倭国に向かったホン・ジュワンがファイ(貞明公主)と運命の再会を果たすシーンは、東京の撮影所や桜満開の京都・東映太秦映画村などで撮影された。ホン・ジュワン役のソ・ガンジュンは日本語の台詞や和装にも挑戦!
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