2018729日(日)夜854分~1042

日曜ゴールデンの池上ワールド 池上彰の現代史を歩く ~Walking through Modern History~

第6回 ベトナム戦争 小国はなぜ大国アメリカに勝った?

  • 案内人
    池上彰
  • 旅人
    宮崎美子
  • 助手
    相内優香(テレビ東京アナウンサー)
  • ナレーター
    宮本隆治

2017年のGDPの伸びが6%を超え、東南アジア諸国の中でも高い経済成長を続けるベトナム。街を歩くと庶民の活気あふれる様子に触れる一方、急成長のひずみも垣間見える。一体ベトナムとはどんな国なのだろうか?50年ほど前、ベトナムではアメリカが介入する形でベトナム戦争が行われていた。ベトナム戦争ではベトちゃんドクちゃん、反戦運動、ボートピープルなど日本にも様々なニュースが届けられ、私たちの生活や政治に大きな影響を及ぼした。池上彰が当時の戦場を訪れ、どのような戦いがあったのか実際に体験する。日本人カメラマンが撮影しピュリツァー賞を受賞した有名な写真。写真を撮られたベトナムの当時の子どもたちは実は今も健在で池上と劇的な対面を果たす。そこから多くの悲劇を生んだ戦争の本質に迫る。

予告動画

活気あふれるベトナムの街を歩く

池上彰が降り立ったのはベトナムの南部の都市・ホーチミン。まず圧倒されるのは街にあふれる無数のバイク。経済の自由化政策ドイモイで経済の急成長が続き、通勤時間ともなるとバイクの渋滞が発生している。庶民の台所である市場を訪ねると、そこにはフランスパン。池上が即興で解説する。「ベトナムはかつてフランス植民地。その名残」だと。このほか街の建造物などにもフランスの影響や面影を残すものが多いことに気付く。

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ベトナムはこうしてアメリカ兵と戦った

50年ほど前、ベトナムは戦争の渦中にあった。ベトナムとアメリカとの争いで200万人の死者を出したベトナム戦争とは一体何だったのか?どうして戦争は始まったのか?戦争は何をもたらしたのか?池上が実際の戦地に赴き、講義をする。今も密林に残る無数のトンネル。これは南ベトナム民族解放戦線がアメリカ兵と戦った際に使われたものだという。このトンネル、とにかく狭く小さい。アメリカ兵と比べて小柄な体型のベトナム人はこのトンネルに潜み、アメリカ兵を攻撃、混乱に陥れたという。宮崎美子がトンネルに入り、当時の戦いぶりを実体験した。なぜアメリカ兵はベトナムに勝てなかったのか?答えの一つがここにあった。

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世界的に有名なあの写真 知られざる秘話

日本人カメラマン・沢田教一が撮影し、ピュリツァー賞を受賞した有名な写真「安全への逃避」。アメリカの爆撃を逃れるため、川を必死に泳いで渡る様子を写したものだ。ここには親子5人の姿があるが、なんとそのうちの3人が池上一行の前に現れた。当事者の話から、写真撮影後の知られざる後日談が明らかになった。

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ベトナム戦争が日本にもたらしたもの

ベトナム戦争は日本と無関係だったわけではない。ベトナムで傷ついたベトナム兵が東京都内の病院に運び込まれていたことをご存じだろうか?このことが日本でもベトナム戦争の反対運動を引き起こすことになる。また日本にあるベトナム料理店。そのなかにはベトナム戦争の影響でボートピープルとなって日本に逃れてきた人がいるのだ。

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今回歩いた現代史の場所

ベトナム・ホーチミン

今回のテーマをもっと知りたい方は・・・

関連映画・
書籍のご紹介

映画

プラトーン(製作年:1986年)
出演:トム・ベレンジャー
監督:オリバー・ストーン
●ベトナム戦争でのジャングルの戦いが、描かれた作品

書籍

ベトナム戦記
著者:開高 健
出版社:朝日新聞出版

戦場カメラマン沢田教一の眼―青森・ベトナム・カンボジア1955-1970
著者:斉藤 光政、沢田 サタ
出版社:山川出版社

音楽

風に吹かれて Blowin' in the Wind
アーティスト:ボブ・ディラン Bob Dylan
リリース:1963年
●フォークの神様と言われたボブ・ディランの曲はベトナム反戦運動の象徴だった

現代史の池上クイズ

池上彰の現代史を歩く第6回出題(2018年7月29日放送)

Q. ()に最も適当な語句を答えよ。

アメリカは1964年の ( A ) 事件をきっかけに ( B ) を行い、ベトナム戦争は泥沼化します。
また、 ( C ) 攻勢を受けたことでアメリカ内で反戦運動が拡大。1975年、 ( D ) が陥落し、戦争は終結しました。

解答例はこちら

過去の放送内容

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