池上彰の現代史を歩く
~Walking through Modern History~

池上彰さん

池上彰が、いよいよ日曜ゴールデンのレギュラー番組に登場します。番組のメインコンテンツは、池上自ら“ライフワーク”と位置づける「池上彰の現代史を歩く」です。
池上は「歩く」にこだわっています。好奇心旺盛な著名タレントや女優とともに国内外現代史の現場を歩き、今起きているニュースとの結びつきを分かりやすく解説します。
池上が持ち歩く古びた旅行鞄。旅先で、この鞄が開くと歴史教室の始まりです。現代史を知り尽くした池上とゲストが楽しいやりとりを繰り広げながらニュースの本質に迫ります。
この番組は、旅の途中、脇道にそれます。現場で食文化を発見したり、書籍や映画、音楽を持ち出したり、“激動の現代史”の背後に隠された面白さを見つけ出します。教科書に載っていない現代史を池上が歩き、伝える――まさに新たな挑戦なのです。

池上彰からのコメント

Q.池上さんはなぜこの番組をやろうと思ったのですか?

池上:テレビのニュース、或いは新聞を理解するにはですね、現代史の知識が欠かせないんです。今、なぜこんなニュースが起きているのかというのを理解するためには、その少し前に遡ってみると、いろんな因果関係というのが見えてくるんです。現代史を見ることによって、今のニュースが、より良く理解できると思うんです。

Q.「現代史を歩く」というタイトルについての池上さんのこだわりは何ですか?

池上:この番組のタイトルを決めるとき、『歩く』という言葉にこだわりました。やはり現場を見てこそ、だと思うんですね。私が現場を歩いて、報告する。視聴者の方がそれをご覧になることによって『その現場は、こういう所なんだ、今こうなっているんだ』ということを感じて頂きたいのです。

ナレーション

宮本隆治さん

宮本隆治 フリーアナウンサー

1950年10月8日生まれ。福岡県北九州市出身。
1973年慶應義塾大学文学部卒業後、NHK入局。
NHKアナウンサーとして、「NHK歌謡コンサート」「思い出のメロディー」「NHKのど自慢」等、数々の名物番組を担当。
「NHK紅白歌合戦」では、1995年から6年連続総合司会を務める。
2007年4月、定年退職を機にフリーアナウンサーに。
2009年11月には「天皇陛下御在位二十年記念式典、並びに国民祭典」の司会を務めた。
著書に、『「良い印象」の言葉力』(祥伝社)がある。
趣味はラテンダンス、川柳。

テーマ曲

渡辺俊幸さん

メインテーマ:渡辺俊幸

作曲家・編曲家・指揮者
米国バークリー音楽大学及びボストンコンサーバトリーにて作曲と指揮を学ぶ。代表作にNHK大河ドラマ「利家とまつ」、「毛利元就」、NHKドラマ「大地の子」、NHK 連続テレビ小説「おひさま」、「どんど晴れ」、 映画「平成モスラシリーズ」、「解夏」、「UDON」、テレビアニメ「宇宙兄弟」、愛・地球博開会式テーマ曲「愛・未来」等がある。テレビドラマ「リング~最終章~」で第20回ザ・テレビジョン・ドラマアカデミー賞、劇中音楽賞を受賞。平原綾香「おひさま〜大切なあなたへ」で第53回日本レコード大賞編曲賞を受賞。洗足学園音楽大学教授(音楽音響デザインコース統括責任者)。
2017年11月17日にオリジナルアルバム「Prayer」をNAXOSより発売。
http://www.toshiyuki-watanabe.com

池上彰の現代史を歩く
メインテーマ曲(試聴用/1分)

サラ・オレインさん

エンディングテーマ:
「明日のMemory」
サラ・オレイン(ユニバーサル ミュージック)
作曲:渡辺俊幸
作詞・ヴァイオリン演奏:サラ・オレイン

サラ・オレイン
オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニストにして、4ヵ国語を操るマルチリンガル。シドニー大学を音楽・言語学の最高点で卒業、東京大学に留学。2012年メジャーデビュー。その歌声には「f分の1ゆらぎ」と呼ばれる癒しの波長がある。発表された5つのアルバム全てはオリコン等で高い評価を受ける。障がい者のための施設「太陽の家」50周年記念式典にて天皇皇后両陛下の御前で国家歌唱。映画、テレビドラマのテーマ曲の作曲、作詞、歌唱などにも数多く携わる。NHK英語番組レギュラー、ラジオパーソナリティ、報道番組ゲストコメンテーター、JALグローバルキャンペーン等のコピーライター、東京藝術大学の特別講師など多彩に活躍。オーストラリア政府主催「オーストラリアnow」親善大使に就任。

明日のMemory (試聴用/30秒)

音楽協力:テレビ東京ミュージック

池上・オレイン・渡辺 コメント

池上彰のコメント

Q. 「明日のMemory」を聞かれての感想はいかがでしたでしょうか?

『この音楽は不思議な言い方ですけど、荘重さがあるけれど、どこかに軽快さがあります。そしてサラ・オレインさんが付けてくださった歌詞というのが本当に素敵で。歌詞を見せていただいて、「過去を見つめて、そして私たちは未来を見つめなければいけない」ということをあらためて感じ、「そうだ、私たちはこういう番組を作ろうとしていたんだ」ということを自覚することが出来ました。とても素敵な曲が出来上がったと思っております。』 

Q. サラさんの歌声はいかがでしたでしょうか?

『もう透き通るというか、すごいですよね。なんだろう。元々CDで聴かせていただいていましたが、実物を聴くとものすごいですね。心を揺さぶられるというのはこういうことだな、と思いますね』

渡辺俊幸のコメント

Q. 曲にはどういった思いを込められたのでしょうか。

『やっぱり池上さんを中心にしたニュース、というイメージはある意味硬派な番組ですよね。この番組の中では、歴史を振り返りながら、やはり歴史の暗い部分や人々の痛み、というものがテーマとしてどうしても描かれていくであろう、と。そういうことも包含しながらも未来に希望があるという、番組が元々持っているテーマを頭に置きながら、地球というのか、大きな世界をまず描こうと思いました。そして希望を最後には感じられるような曲にしたい、という思いを込めて作りました。』

サラ・オレインのコメント

Q. 「明日のMemory」の歌詞について。

『日本語で歌詞を書くことは私の新たなチャレンジでした。
最初「現代史を歩く」という番組名から浮かんだ言葉は、"walk with me"という英語のフレーズで、これは入れたいがあとはできる限り日本語で頑張りました。「人間の歴史の過去と現在、未来への思いを歌詞で表したい」という率直な気持ちで書けたと思います。
出だしのメロディを聴いた時「何度も」という言葉が浮かんできて、「何度も何度も人間は同じ誤ちを繰り返すのだろう。」とイメージが広がり、何処へ行けば、何を目指せば、自分の理想の世界に続くのか、そして「共に向き合って歩んで行こう」をサビにしたいなと思いました。
「明日のmemory」というタイトルは突然降りてきて、「明日」と「メモリー」って時間の逆の方向を表している言葉ですが、それこそ希望を表しているんじゃないかなと。過去は塗り替えられないものですが、過去に向き合ってこそ今がある。もっと素晴らしい未来のためには「今」を塗り替えて、それが「明日にとっての悔いが無い過去」になるはず。未来への記憶となる過去への思いをタイトルにしたいと思いました。』

Q. 初の報道番組のテーマ曲になった感想を教えて下さい。

『放送がとても楽しみです。世界の現代史にスポットライトを当てた素晴らしい番組のテーマ曲の歌詞を作り、歌うことができるなんて本当に喜びです。世界を歩く報道番組ですから、私も数カ国語を話せますので、いつか池上さんと一緒に歴史を歩かせていただけたら嬉しいなと、夢見ています。』