齋藤飛鳥、富田望生、濱尾ノリタカが登壇!10月2日(金) 深夜24時12分スタート◆ドラマ24「まめとむぎ」記者会見レポート

◇登壇者よりご挨拶

齋藤飛鳥(清水麦役):
今日はお越しいただいてありがとうございます。 よろしくお願いします。

富田望生(米田まめ役):
久々におふたりと集まれて体温が上がってます(笑)。どうぞよろしくお願いします。

濱尾ノリタカ(椎名種役):
本日はお日柄もよく(笑)、皆様1日よろしくお願いいたします。

◇代表質問
Q1:本作に登場する麦・まめ・種は、それぞれ違った魅力を持ちながらも、どこか不器用で、人間らしい愛おしさを持ったキャラクターだと感じます。今回、ご自身の役を演じる上で大切にされたことを教えてください。

齋藤:この3人もそうなんですけど、作品に出てくるキャラクター全員が愛くるしい。原作が伝えたいことも、とっても温かいことだと思うので、まずは、麦ちゃんは何を伝えたいのかなというのをたくさん考えました。素敵な原作で、もう原作に全部があるんだろうなと思ったので、たくさん読み込んで…。あとは現場に行ったら、まめちゃんがすごくまめちゃんでいてくれたので、勝手に引き出していただいたと感じです。

富田:私は、まめちゃんが素直になれる相手に対して絶対に嘘をつかないことを、すごく大切にしていましたね。 麦ちゃんもそうですし、幼なじみの種くんもそうですし。人見知りという一面もあって、彼女が飛び込めると思った人に対して抱いた感情や言葉というものは、とてもダイレクトに出す役柄でもあったので…。そこに嘘がないこと、現場にいるときも監督にもスタッフの皆さんにも嘘なく思ったことを言葉に出す、「暑いけど頑張ろう!」とか「でも暑い!」とか(笑)思ったことを素直に言葉で出すことは、撮影現場でとても意識してたかなと思います。

濱尾:僕は原作を読んで種という役のことをずーっとボーッと考える…みたいなやり方で。具体的に何かをしたということはそんなになく、原作と種が勝手に導いてくれて、体がそういうふうに勝手になるので、その体が思ったようにやっておりました。あとは監督の畑中さんと、監督・プロデューサーをやられてる太田さんが適宜修正をしてくれて、包み込んでくださるので、僕は何も考えずに好きなように、思うように、体から出たのを皆さんとすり合わせながらやれるという。いろんな事を、こちら側も言えるし、向こう側も言ってくれる。冨田さんがおっしゃったように、そういう安心した現場だったので、まっすぐお芝居に従事することができて幸せな時間でした。

Q2:本作では、“発酵”が料理だけではなく、人と人が出会い、お互いに影響を受けながら変化していくことにも重ねあわせて描かれています。撮影を通して、「共演したことで、自分自身にもこんな変化があった」「こんな一面を知った」など、お互いから受けた影響や、印象に残った出来事があれば教えてください。

齋藤:望生ちゃんからは、本当にずっと刺激を受けてました。

富田:ケタケタ笑ってただけだけど(笑)。

齋藤:現場がすごく明るくて和やかだったのは、望生ちゃんの力が大きいのかなと私は思ってて。望生ちゃんがいるとパッと明るくなるし、みんながちょっとくたびれちゃったときとかも、「つらいね」って言いつつ、ちょっと士気を高めてくれるのは、やっぱり望生ちゃんだったりしたので。そういう部分でもすごく引っ張ってもらったしお芝居も集中力がすごくて!私、本当に集中力がないので…。

富田:お返ししますよ、それは!何をおっしゃいますか!

齋藤:いやいや…どうやってお芝居しようかなってあんまり自分が固まってないときでも、望生ちゃんとセリフを言い合ってたら、なんかちょっと波に乗っかれるみたいなときが多々あったので、本当に大感謝!ありがとうございます!

富田:こちらこそ。(齋藤は)本当にずっとナチュラルに現場にいられてる印象があって。どうしても「今日のシーンは長いぞ」とか、感情を表に出し合うシーンだとか、料理のシーンだとか…その日その日でクッとマインドを入れないと乗り越えられないかもって思うようなシーンもたくさんあったんですけど、そんな中でも常にナチュラルでいてくれるので、飛鳥ちゃんに会うと「自然体でその場で出たものを共有する形が一番いいな」って思える佇まいだったというか。すごく肩の力が抜ける存在だったなと思います。

濱尾:おふたりから僕には特になかったんですけれども(笑)、最後に富田さんが気を遣って言ってくれようとしてるパスを感じましたよ、うす―く。(齋藤からも「言おうかなと思ってましたよ(笑)」というフォローがありつつ)このおふたりが、がっしり真ん中にいてくださって。お互いで言い合ったことが全てなんですけど、齋藤さんは常にナチュラルでいてくださって、富田さんはガツンと上げてくれるので、一番大変なスケジュールだったりセリフも多かったりする中で、ずっと2人が元気にいてくれるから、僕含め現場のみんなはすごく安心して臨めたんじゃないかなと。僕は楽しく見守るっていうようなポジション……っていうか僕はそういう人間じゃないので、見守るというか(2人を)眺めながら1人で端っこで笑ってました(笑)。でも仲良くやってました…やってましたよね?

富田:………はい(笑)。
齋藤・濱尾:(笑)

Q3:劇中にはさまざまな発酵料理が登場しますが、撮影を通して特に印象に残った料理について教えてください。

濱尾:あの…スパゲティ。ごめんなさい、発酵料理じゃないんですけど(笑)。本当にどれも美味しかったんですが、種が少しだけ(料理を)作るシーンがあって、それがスパゲティなんです。あまり段取りやテストで食べない方がいいみたいなんですけど、わかんなくて、僕すごい食べちゃって(ドラマスタッフも大きくうなずく)。ちょっと迷惑かけたんですけど、すごく美味しくて食べちゃいました。

齋藤:(自分でも)「食べないです」って言ってたのにモリモリ食べてて(笑)。

濱尾:わかんなくなっちゃうんですよ、始まると。なので…スパゲティです。

富田:どれも本当に美味しくて。料理の工程も全て私達でやっているので、最初の方は料理シーンですごく緊張しました。最初に麦ちゃんと一緒に作り上げるのが、“発酵チキン南蛮”なんです。なので終盤で発酵チキン南蛮のシーンがあったり、お店にチキン南蛮が並んでたりすると、出会った頃を思い出したりして、ほっこり落ち着く一品だったなと印象に残ってます。でも全部美味しいんだよね~。

齋藤:“発酵あんこ”が出てきて、そのあんこを使って何品か劇中で作るんですけど、そのあんこによって大豆堂が前に進んだり、麦ちゃんの親友との関係性がちょっと変わったり。あんこ自体が大きい存在だったかなと思うので印象に残っていますし、実際にすごく美味しくて、結構バクバク食べました。

◇"人生×発酵"フリップトーク企画
本作の大きなテーマの一つが「発酵」。実は「発酵」と「腐敗」は、どちらも微生物の働きによって、もともとのものが変化していく現象です。その変化が、人にとって良いものになれば「発酵」、悪いものになれば「腐敗」と呼ばれます。人生もまた、それに似ているのかもしれません。
その時は失敗だったこと、つらかったこと、苦い経験も、時間が経ち、誰かとの出会いや新しい経験が加わることで、いつか自分の糧に変わることがある――。
本作では、悩みや挫折を抱えた登場人物たちが、さまざまな人と出会いながら、人生を“腐らせる”のではなく、自分なりに“発酵”させていく姿が描かれています。そこでキャスト全員に「当時は苦い経験だったけれど、今振り返ると自分の糧になっていること」について伺いました。

▼齋藤の回答 :「はじめまして」
齊藤:
いろんな作品で最初に顔合わせや衣装合わせがあるじゃないですか。あれが本当に苦手で。私ってクールに見られることが多いので、必要以上にクールぶっちゃうというか、そのイメージで行っとこうって思っちゃって。大体いつもその日が終わると、「どう考えても絶対もっと愛想良くしてもよかったな」って反省するんです。でも特に「まめとむぎ」は同年代の方が出演者の中に多かったし、スタッフさんも年齢が近い方が多かったので、後半になるにつれて結構お話できるようになって打ち解けて…となるとやっぱり最初のクールが効いてんじゃないかなって思うこともあるので。…というのを現場現場で繰り返してます。意図的ではないんですけど、どうしても最初はツンケンしちゃうので、いつも反省してます(笑)。

▼富田の回答 :「え…!電車じゃないの?!」
富田:
何かいい話の後に、すいません!学園モノをやる機会が多くて、毎日のように一緒に電車でスタジオに通ってた同世代の子たちが、どんどん車移動になっていく時期を10代の後半から20代前半で経験しました(笑)。「え!一緒に帰ってたのに、みんな大きい車で帰っちゃう!」って途端に焦りが出たり、羨ましい気持ちが出たりっていうのを経験したんです。でも今はもう全然それがなくて、むしろ電車で通った方が、役者をしている上では、すごくいい時間だなと思っていて。いろんな方を見られるし、普通の生活をするってすごく利点だなと思いました。それにワーッて頭でっかちになってた時期も確かにあったけど、現場でどうパフォーマンスできるかっていうことと、現場に行った先で待ってくれるキャストの皆さんやスタッフの皆さんがいるっていう安心感に向かうことに変わりはないので、「一番気をつけて意識しなきゃいけないのってそこだよな」と思い始めてから、何とも思わなくなりました。(かつては)憎しみ続けて…(笑)。「えー!うそー!私いま忙しいのにー!」とか思うときもありましたけど、今はもう全然。ちょっと電車でウトウトってする時間も、なんかいいなと思いながら現場に通えています。

▼濱尾の回答: 「競泳」
濱尾:
子供の頃から大学2年生まで、男子寮に入りながら競泳をずっとやってたんです。競泳をやっていたせいで、まず事務所に入ったときに「体がデカすぎて一般的な役はやれないから、まずは絞りましょう」「筋肉自体も落としましょう」と。あと夏の屋外プールとかで練習してたんで日焼けしてて、僕ビーチボーイズの反町(隆史)さんが好きで(芸能界に)入ったので良いんじゃないかと思っていたら、日焼けしてるのはダメだったっぽく(笑)。頑張って肌の色を戻したんですが、競泳ドラマはなかなかないので使っていただくことが少なく。サッカーをやっていたら走りがいいとか、野球もあると思いますけど、格闘技でもないからアクションにも行けないし。競泳は役者をやる上で、あまり意味なかったのかなとか、役者やるんだったら競泳じゃなかったのかなと。でも、本当にここ最近、“競泳”から少し解放されて、ただ単に泳ぐことや、プールというものが自分の一つの安らぎの場所になっています。自分を癒やせる時間になりますし、困ったことあったら競泳時代の仲間たちが助けてくれたり、ということがすごく多いですし、頑張り方もここから学びました。自分の根本を作ってくれた競泳は、すごく大切なものだったなと、今は100%のハグを競泳に向けられているので、競泳です。思いが変わってきました。昨日も泳ぎに行ってました!

富田:よく泳ぎに行ってたよね、撮影中。お昼ぐらいで撮影を終えて、次、夕方ぐらいに再入するっていう時も、「どうすんの?休み時間」って聞いたら「ちょっと泳ぎに行ってくる」と。

濱尾:一応補足しておくと、メイクさんに迷惑がかかるので、髪型のチェンジがあるので1回落としてきていいとか、髪型が変わるっていうときしか行ってない!今、監督たちもいるのでちょっと言いますけど、メイクさんに迷惑がかかることはしてません!(泳ぐと)寝られるんですよね。頭ばっかり使って、どうしても体に残ってる体力ゲージと頭の脳が使ってるゲージがズレる。特に現代人ってそうらしいんですけど、そのズレによって寝れなくなったり、変な夢を見ることが多くて、僕はそれに悩まされてるので、できる限り泳いで体のゲージも削っています。皆さんぜひ泳いでください!

◇記者質問
Q.:本作では、<大豆堂>が、悩みや失敗を抱えた人たちが自然と集まり、ご飯を食べながら少しずつ前を向いていける“居場所”として描かれています。皆さんご自身にとって、「ここに来るとほっとする」「自分らしくいられる」と感じる“居場所”や“時間”はありますか?

齋藤:
うーーーーーん…(だいぶ悩みながら)そうだなぁ…私はバスに乗ってる時間ですかね。ホッとするというか。電車も好きなんですけど、バスの方が好きで。バスに乗って移動してるときに本を読むのが、なんでかわからないけど一番集中できるし、ボーっとしてるときも乗ってくる方たちを眺めていると頭がクリアになって、余計なこと考えてない感じがするので好きですね。(好きな席は)高くなってる一番前の席。バスによって運転手さんの後ろだけが高い時と、両側に高いのがある時があって、こっち(運転手側ではない席)に座ると、私も運転してるみたいな気持ちになります(笑)。

富田:私にとって大豆堂のようなお店があって。福島にいた頃からお世話になってるご夫婦がやってるご飯屋さんなんですけど、今関東で(お店を)やられていて。小学校あがりたての頃から知っているお二人と、一緒に震災を乗り越えたし、震災の後に変わった生活にも、ともに馴染むように、今ある場所で一生懸命生きていこうっていうのを共有できる。それを見守ってくれるおふたりがやってるお店なので、すごくホッとします。

濱尾:(前述の通り)プールなんですけど…地元の泳げる場所やジムなどがまとまってるところによく行きます。そこは自分が子供の頃から知ってくれている、「坊っちゃん大きくなったね」みたいな感じで接してくれる、おじ様、おば様、おじいちゃん、おばあちゃんが結構いらして。声をいつもかけてくれたり、本当によく話すんです。たまに水泳のレッスンをやってる時に「横でちょっと見せて」と言われて参考に泳ぐとか、スポーツクラブの受付の女性の方も、昨日行ったら「頑張って来て偉いね」って言われて、階段を降りながら泣きそうになる…みたいな(笑)。プールは、裸の付き合いとは言いませんけど、そのくらいいろんなものを取り払った、社会性から放たれた場所だと思っています。そこで生まれるコミュニティーとか、若い人が誰もいないので、そういう方たちと話して水の中で泳いでるときは、いろんなところから離れられる、本当にホッとする場所です。

Q.作中で麦やまめが発酵食品と出会ってどんどんパワーをもらっていく姿がとても印象的ですが、皆さんにとっての『これさえあれば元気になれる!』という食べ物や、“自分を立て直してくれる一品”は何ですか?

濱尾:ステーキ。肉ですね。家の近くにお店があって普通に1人で食べに行きます。撮影後とか、ちょっと疲れた日とか、次の日休みとか、運動1日した日とかに食べ行くのが好きですね。

富田:私は母親の雑煮。もういっっちばん大好きです!お正月の楽しみですけど、もう1年中毎日これでいいってぐらい(好き)。母が大晦日からずーーっと朝から煮込んでるんですよ、スープ出汁をとるのに。結構ご近所さん呼んだり、友人を呼んだりして食べていたのがお正月の日課だったので、それが来ると当時の思い出も相まって。「あぁー今年も1年頑張るしかねぇ」って思える味です。

齋藤:“母のお雑煮”に勝てるものは何もないですけど、私も元気出したいときはお肉。ステーキ。まぁ大体の人がそうかなと思うんですけど(笑)、ちょっと体や胃腸が疲れた時は、お出汁をすごく飲みます。おうどんのお出汁とか、自分で作ったお味噌汁とか何でもいいので、とにかくたくさんお出汁を飲んだら元気になります!

◇締めのご挨拶
濱尾:本日は皆様ありがとうございました。この作品を通してお伝えしたいのは、世の中に『腐敗』と『発酵』があるとしたら、人生において腐敗なんてないと思っています。全ての出来事が発酵に繋がっていると思って生きられたら、それだけで幸せなんじゃないのかなと。腐敗と発酵は本当に見え方の角度を一つ変えるだけで変わることだと思っているので、この作品を見た方が『腐敗だと思っていたけれど、実は発酵だったんだな』と思ってくださったり、それが明日を生きる糧になれば嬉しいです。現代人はみんな大変な毎日を送っていると思うので、少しでも心が楽になるような作品になれたらと思っています。そして役者もスタッフも、みんなまっすぐ格好つけずに、自分の出したくないような部分まで出して、ぶつかり合いながら作った作品です。そういうところを見てもらえたら、心が温まっていただけるんじゃないかなと思っております。放送を楽しみにしていてください!本日はありがとうございました。

富田:温かい料理と温かい人たちに囲まれて、本当に温かい時間の流れる作品になったんじゃないかなと思います。料理を作る上でも、こんな料理がいいんじゃないかって考える上でも、人の心と繋がりあって互いに発見し合って進んでいく物語だなと思いながら撮影をしていました。ご飯と一緒に歩んでいく姿が、人のエネルギーに変わっていくような、包み込まれる思いをたくさん味わいました。皆さんもぜひ大豆堂に行っているような気分で楽しんでいただけたらと思います。ちょっと遅い時間なので、寝る前にお腹がグーっとなっちゃうかもしれませんが、好きなお酒や飲み物などホッとするものを手元に置いて、一緒に優しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです。お楽しみに!

齋藤:今日はありがとうございます。本当に温かい作品になったと思いますし、誰かに話すほどではないけれど、『なんだか生きづらいな…』と感じている方はたくさんいらっしゃると思うんです。この作品は、そういったどんな方のことも、決して置いてけぼりにしないような作品になっています。出てくるキャラクターたちはそれぞれに色んなものを抱えているけど、それをちょっと愛が上回ったり、温かいもので包んだり…そういう作品だと思うので、どんな方にも見ていて届くものがあるんじゃないかなと思っています。 ぜひいろんな方にご覧いただけたら嬉しいです。

 

会見後には、ドラマの見どころのひとつ<大豆堂>の発酵料理の中から、実際に登場する「塩麴からあげ」を、キャスト陣が会見に出席したマスコミの方々に直接お渡しする “お渡し会”のサプライズも! 齊藤・富田は劇中のエプロン姿で振る舞い、ドラマの雰囲気さながら、最後まで笑顔の絶えない、温かい空気に包まれた記者会見となりました。
(※衛生面を考慮して「塩麴からあげ」はその場ですぐにお召し上がりいただきました。)

Ⓒドラマ「まめとむぎ」製作委員会

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