- Q豊臣秀吉という役を演じることについてお聞かせ下さい。
- 豊臣秀吉というとみんなが持っているイメージがありますよね。若いころ猿と呼ばれ、織田信長に可愛がられてその家臣となり、果ては天下人にまで上り詰めた。そのエピソードからも陰と陽に分ければ陽の人でしょう。しかし戦う武将としての顔は、闘争的かつ狡知な一面も持ち合わせていたはずで、一筋縄ではいかない複雑な人物像だと思います。また敵対する五右衛門は裏の世界の大泥棒であり、この二人というのは表と裏の世界で背中合わせの人生を生きているのだと思います。そして、そんな二人の隠された関係が徐々に明らかになっていく。その面白さがドラマの一番の肝だと思っているんですよ。
- Q石川五右衛門役・市川海老蔵さんと共演されていかがでしょうか。
- 海老蔵さんはまさに五右衛門そのもので。存在が大きいのと良い意味でのケレンの凄みがあると思います。海老蔵さんがこのドラマに吹き込んでこられる歌舞伎のテイストは、視聴者の方も新しいスタイルの時代劇を楽しんでいる気分になるでしょう。
当たり前ですが、普段の海老蔵さんは現代の若者です。400年以上続く歌舞伎の世界の人でありつつも、現代の若者でもあるというそのギャップに大きな魅力があると思いますね。 - Q京都の撮影現場はいかがですか?
- 京都の撮影所のスタッフは何から何までプロフェッショナルな集団。
独特のスキルを必要とする時代劇の撮影も安心して委ねることができます。
いつ来ても、どんな撮影の時でも「帰ってきた!」と勝手に思っています。 - Q時代劇を連続ドラマで放送することについてお聞かせください。
- いろんなところから「時代劇が好きなのに最近はなくなる一方だ」という話を聞きますね。
私自身は、時代劇は誰も見たことのない世界を描くという意味ではSFとおんなじだと。
こんなに自由自在に物語が描けるのだからどんどんやりたいばかりなのですけど。
今回のお話は実在の人・豊臣秀吉と、伝説の人・石川五右衛門に隠された関係があったという破天荒なお話。歌舞伎のテイストも入った、いままでとはちょっと違う時代劇で、2016年の今、放送する意味のあるドラマだと思います。