PERSON 社員紹介

真のゼロイチで、世の中にない
番組を作れることが醍醐味

へこんだ時、テレビに励まされた体験がきっかけに

大学時代は漠然と、作家のような物を書く仕事か、研究者になりたいと思っていましたが、その道で生きていく自信が持てませんでした。そこでさまざまな企業を視野に入れて就職活動をすることにしたのですが4年生に入って結核という病気になり、数カ月の入院を余儀なくされました。結核というのは、体は元気なんだけど隔離されているので外に出て遊べない。そんな辛さや就職活動ができない不安を感じていた時に、隔離病棟でやることと言ったらテレビを見る位しかなかった。その時すごくテレビに励まされたんですよね。なんだか勇気をもらえて。その体験が、テレビを強く意識するようになったきっかけでした。テレビは台本を書いたり、映像を撮ったりすることが物書きの仕事にも近いとも思い、テレビ局は全部受けました。けどテレ東以外は全部落ちました(笑)。面接の時は、「明智光秀のドラマが作りたいです」という希望と、自己PRとしては、大学時代も地道に勉強をしていたのでそのことを話しました。

自分が撮影した映像と台本で番組を作る面白さ

入社後はADとしてテレビ番組作りの流れを覚え、その後ディレクターとして『空から日本を見てみてみよう』や『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』といった番組に長く携わることができました。世の中の面白いことを調べて、見つけたら地の果てでも行く。スワジランド王国やドミニカ共和国、イランなどにも行きました。あまりクルーが行くところではないので、まだ他の人が見つけていない、その国で一番美しい景色やアングルを探しながら実際に人々と触れ合い、その人達の魅力、あるいは暮らしの大変さ、日本と違うところは何かを引き出していく。それを50分のVTRにまとめ、自分が現地で感じたことを思い出しながらナレーションを書き、視聴者に問うことができるというのが、一番楽しかったですね。絶対、他の業界では出来ない経験だと思います。

アイデアは、自分の欲求から生まれることが多い

初めて自分の企画が通ったのは、入社6年目で『ジョージ・ポットマンの平成史』という深夜番組でした。プロデューサーは、現場から遠くなってしまう寂しさはありますが、真のゼロイチと言うか、世の中になかった番組を作れることが醍醐味だと感じています。僕の場合、企画のアイデアは、自分の欲求から生まれることが多いですね。『家、ついて行ってイイですか?』で言えば、渋谷のハチ公前で、おばさんが誰かを待っている姿を見ると、「どんな用で待ち合わせをしているんだろう?」「どんな人生を過ごされてきたんだろう」と考えたり、電車の中でサラリーマンが部下にすごい剣幕で怒っていたら、「この人、家庭に帰ったら奥さんに見せる顔は違うのかも」と妄想してしまう癖があり、その人の素の顔や生活を覗き見したくなる。そういう自分の欲求と視聴者のニーズを照らし合わせ、重なるところを番組の企画として落とし込んでいます。

制作局は「プロの部活集団」という感じ

制作局は、会社っぽくない雰囲気ですね。番組作りのためにデスクでマンガを読んでいる人、アイドルの動画やカワイイ動物の映像を観ている人、ずっと脳卒中の話をしている医療系番組の人、どこの言葉だかわからない言語の取材VTRを見ている海外番組担当の人など、ひとつの部署とは思えないぐらい多様性があって楽しいです。服装も自由だし、“プロの部活集団”といった感じですかね。制作局員が全員で関わる番組も年2回程あるので、他の番組スタッフとも仲が良く、普段から飲みに行きます。互いに視聴率を取らなくてはいけないのですが、今朝も僕の新番組の視聴率が出た時に、大食いと動物に命を掛けているプロデューサーが大声で「良かったね!」と言ってくれる程、和気あいあいとしています。それぞれがプロとして腕を上げつつ、互いに敬意を払っている組織だと思います。

バラエティーで扱わないジャンルを番組にしたい

入社前、志望は報道で出そうか実はすごく迷ったんですよね。現在は、これからも制作局でキャリアを積んでいきたいと思っているのですが、政治や経済、報道といったジャンルをバラエティーに落とし込んだ番組を作りたいという想いはあります。切り口をどうするかは難しいのですが、報道だと固い内容になってしまうものでもバラエティーで楽しいパッケージに落とし込めば、多くの人にメッセージを伝えることができる。僕はテレビのひとつの役割として、失われていくものへの記録性があると思っています。『家、ついて行ってイイですか?』や『ジョージ・ポットマンの平成史』は平成という、失われていく「今」を切り取った番組。今後は「過去」の証言を切り取った番組も是非、実現させてみたいと思っています。

プロフィール


2005年入社/総合職採用
制作局に配属。『TVチャンピオン』『空から日本を見てみよう』『世界ナゼそこに?日本人』『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』などでディレクター。『文豪の食彩』でドラマ初監督。2011年から、プロデューサー・演出として『ジョージ・ポットマンの平成史』、『家、ついて行ってイイですか?』『吉木りさに怒られたい』『ウソのような本当の瞬間!30秒後に絶対見られるTV』などを担当。著書に『TVディレクターの演出術~物事の魅力を引き出す方法』(ちくま新書)、『敗者の読書術』(主婦の友社)ほか。

ある1日の仕事の流れ


9:00~12:00
プレビュー
12:00~13:00
たまにお寺カフェでランチをしながら頭を無にすることも!
13:00~22:00
会議、MA

担当番組


家、ついて行ってイイですか?
吉木りさに怒られたい

オフショット


海外ロケの写真です!

仕事の逸品


ノートパソコン

いつも持ち歩いているパソコンです。VTRの編集チェックをしたり、スケジュール管理をしたりしています。

制作局紹介