PERSON 社員紹介

自分が考えた悪ふざけで
救われる人がいたら最高に嬉しい

ひたすらテレビを観続けた1年間

学生時代は落語研究会に所属していました。別に芸人を目指していたというわけではないのですが、昔からお笑いが好きで、そういう番組のつくり手に対する憧れはずっとあったように思います。また就職活動を始める際にもまず「自分が好きなことを仕事にするとしたら何がいいだろう」と考えた結果、やはり自分は”お笑い番組を観ているとき”が一番楽しいと思い、この業界を志望しました。大学3年生までに卒業に必要な単位をほとんど取得し終えていたこともあって4年生の時はゼミにも入らず、朝起きてから夜寝るまでずっとテレビを観る生活を続けてました。まあ業界研究っていうよりも単純にお金もないしやることもない、だからといってバイトするほどのモチベーションもないというのが主な理由だったんですけど(笑)。だから当時は好きな番組はもちろん、全然好きじゃない番組も「何でつまらないんだろう?」と勝手に分析しながら観ていました。なので、面接でテレビについて聞かれた際もめちゃくちゃ詳しく答えられましたね。自分が好きな事について語ってるだけなのですごく楽しくかったのを覚えてます。

憧れていた「あっち側」に来れたという実感

今までで一番印象に残っている仕事は、『勇者ああああ』の放送100回記念ロケです。熱海の温泉宿で激ムズアクションゲームの『ロックマン11』をクリアできるまで徹夜でプレイするっていう企画だったんですけど・・・傍から見ると単に温泉旅行でゲームをしているだけなので「いい大人がやる事じゃねぇだろ」と思われてもしょうがない企画でした(笑)。だけどこういう「ただ遊んでるようにみえる」企画っていうのが自分が一番やりたかった”THEテレビ”な仕事でして。学生だった時はバラエティ番組を見て「俺もあっちの世界に行って同じような悪ふざけがしたい」とずっと思っていたので「ようやくこっちが側に来れた!」っていう気持ちで何だか嬉しくなっちゃいました。何より「温泉旅行でゲームして給料が発生してるって超最高じゃん!」って(笑)。だから今の高校生や大学生が僕の作った番組を観て「俺もそっち側で悪ふざけがしたい」と思ってくれたら最高ですね。自分の考えたくだらない番組で将来の夢について考えたり、救われている人がいるなら、これほどやりがいのある仕事はないと思います。

クリエイティブビジネス制作チームの仕事は「企画の千本ノック」

2020年の4月に、新設のクリエイティブビジネス制作チームという部署に配属されました。この部署はわかりやすく言うと、制作局の中で放送外で「お金を生む」動きをしている人材を集めた部署です。私以外には『モヤモヤさまぁ~ず2』の伊藤隆行、『ゴッドタン』の佐久間宣行、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の上出遼平など個性的なメンバー10人ほどが所属しています。テレビ局の仕事が放送という枠を超えて配信やイベントなどに進出している今、番組の価値を視聴率だけで評価することは難しくなっています。例えば『ハイパーハードボイルドグルメリポート』は深夜帯の番組で、地上波放送の視聴率はそこまで良くなかったんですね。しかしプロデューサーの上出が書いた本はAmazonの書籍ランキングで1位になるし、配信での再生回数も多い。視聴率は良いに越したことはないけれど、CM枠を販売する以外の方法でもマネタイズのチャンスは至るところに転がっている時代になりました。そのような時代の中で、放送枠を超えて熱狂的なファンを獲得するような番組が求められるようになり、立ち上がったのがこの部署です。テレビ東京のリソースをフル活用して新規の番組・ビジネス企画を考えるクリエイターが集まっています。最近は通販番組の新しいパッケージや、外部の配信会社の有料コンテンツ、無観客ライブの企画を考えたりしています。企画の千本ノックというか、答えのない大喜利をずっと行っている気分ですね(笑)。

「面白い理由」だけでなく「つまらない理由」を考える

テレビ業界を志望するならつまらないコンテンツを観た時に、ただ悪口を言うのではなく「なぜつまらないのか」を考える癖をつけたほうがいいと思います。以前『勇者ああああ』でゲーマー達のトークショーの中に紛れた「ゲームを全くプレイしたことのないにわかゲーマー」をみつけだす『名作ゲーム人狼』というクイズ企画を行いました。この企画はテレビのトーク番組で「スタッフがリサーチして見つけたであろうスイーツ」をまるで自分の大好物のように紹介している芸人さんを見た時に僕が思いついたものなのですが・・・

①何でこんなバレバレな嘘を吐く必要があるんだろう
②もしこの芸人さんが「全部台本です!」って急に言い始めたら面白いだろうな
③こんだけわかりやすい嘘ならそれ自体をクイズにしても成立するのでは?

・・・等、「なぜつまらないのか」「こうしたらもっと面白くなるのでは?」といろいろな事を頭の中で考えてる内に企画としてまとまりました。SNSとか見てると「この番組、超つまんねえな!」って吐き捨ててる人が結構いまして・・・もちろん純粋な視聴者の方はそれでいいと思いますが、作り手になろうとしてる人はそこからもう一歩先の所まで考えられるようになったほうがいいかなと。まあ悪口は悪口で楽しいんですけどね(笑)

複数の「好き」を語れる人は強い

一緒に仕事をしたいなと思うのは「ほかの人よりも多く、好きなものを語れる人」です。大先輩であるゴッドタンのプロデューサーの佐久間はあらゆるコンテンツを見まくってるエンタメのバケモンみたいな人で。自分もそこそこお笑いとか映画とかエンタメには詳しいつもりでいたんですけど、入社してすぐのタイミングでそんな人に出会っちゃったもんで「俺この仕事やっていけんのかな?」って絶望したのを覚えてます(笑)ただある時に佐久間に「お前ゲーム詳しいんだから、そういう企画を出し続けたほうがいいよ」と言われて、「確かにそうだな」と。自分自身、ゲームに関する知識量だけは誰にも負けない自信があったので。で、そうこうしてるうちにeスポーツ元年なんて言われるようになり、仕事でもゲームに関わるようになってきたんです。どんな趣味でも続けておくもんだなあ、と思いました。
だから好きな物が3つも4つもあるような人はこの業界に向いていると思いますね。アイドルでもマンガでもアニメでも食べ物でも、何でもいい。何のジャンルでもいいので「『TVチャンピオン』に出られるぞ」くらいの知識を持ってる人材が今は求められているように思います。

プロフィール


2008年入社/総合職採用
入社後、制作局CP制作チーム配属。『勇者ああああ』演出・プロデユーサー。過去には、『ゴッドタン』『モヤモヤさまぁ~ず2』ディレクターなどを担当。2020年4月より制作局クリエイティブビジネス制作チーム配属。

担当番組


勇者ああああ

思い出の一枚


世界一の格闘ゲームの祭典「EVO」の取材でラスベガスに行った時の写真です。
昼はゲームの取材、夜はアルコ&ピースの酒井さんとカジノ三昧。
楽しすぎて日本に帰ってからもしばらく労働意欲が湧きませんでした。

制作局紹介