PERSON 社員紹介

技術局制作技術部 丸山真平「歴史的な瞬間に立ち会えるそれがカメラマンの醍醐味」

「バラエティ番組が好き」という単純な動機でエントリー

テレビ局への就職を目指したのは、「テレビのバラエティ番組が好きだった」という、本当に単純な理由からでした。もともと学生時代は理系で電気工学を学んでいました。周囲は大学院に進む人も多く、自分もどうするか迷っていたのですが、「せっかく大学4年生で就職試験を受けるチャンスがあるんだし、とりあえず受けてみよう」くらいの気持ちだったんですね。それで、どうせ就職するなら好きなことを仕事にしたい、じゃあテレビかな……という。
その後、技術職採用で入社し、「カメラ=テレビの花形」というイメージがあったので、カメラを志望しました。学生時代に学んでいたこととは一見かけ離れているように見えますが、実は映像を送る技術というのは電波、要は電気信号だったりするんですね。なので、その仕組みがわかっていると、技術的な話がスムーズに進んだりする。そういう意味では、今の仕事にも役に立っています。

人生で一番怒られたカメラマンデビュー

入社してから現場に出るまでは、比較的早い方だったのではと思います。初めてカメラマンとして仕事をしたのは入社後4ヶ月目の7月のことでした。ちょうど北京オリンピックで人手が足りず、「あいつにやらせてみよう」となったようです。
そんなカメラマンデビューですが、人生で一番怒られた日になりました(苦笑)。もう何から何まで怒られました。サイズが違う、対象が違う、撮り方が全然なってない……と。ずっと1日怒られてましたから。
そのあとはもう、ずっと勉強ですね。テレビ的なセオリーはもちろん、先輩の撮った映像から、“どういう画が正解なのか”を勉強する。これまでのように単なるテレビ好きの視点ではなく、ちゃんとカメラマンの視点で番組を観るようになりました。
もちろん怒られたことにも、ちゃんと理由はあります。制作技術部の中で、カメラマンは10人もいません。人数の揃っている会社とは違い、普通のスピードで成長していくのでは“遅い”んですよね。テレビ東京の社員として、もっと早く一人前になってほしい、その思いがあったんだと思います。

ずっと観ていた番組に関われる嬉しさ

最初はカメラマンからスタートしますが、その後さまざまな役職を任されます。カメラマンの中でもチーフとなり、チーフとして経験を積んだら今度は「スイッチャー」というカメラの映像を切り替えるポジションを任されるようになります。カメラマンに指示を出す仕事なので、カメラマンとして経験を積んだ人でないとできない仕事です。
また、スイッチャーの仕事はTD(テクニカルディレクター)というカメラや音声、照明などをまとめる役割を兼ねる場合が多いです。自分は入社2〜3年目にチーフ、5〜6年目でスイッチャーをやらせてもらうようになりました。
カメラマンも基本的にはレギュラー番組を何本か持ちつつ、特番などにも参加していくというスタイルなのですが、今レギュラーでついている『ゴッドタン』は学生時代からずっと観ていた番組でした。入社してすぐに番組につかせてもらい、今はTD を担当しています。自分が観ていた番組に関わるというのは、不思議な気持ちでもありますが、やはり嬉しいですね。

「オリンピック中継でのチーフ」が目標

カメラマンの醍醐味は、色々な場面を“生”で感じることができること。バラエティ番組で芸人さん達が面白いことをやってる瞬間を撮れるのも嬉しいですし、スポーツ中継だったら劇的、歴史的な瞬間に立ち会えることもある。なかなか体験できない仕事なんじゃないでしょうか。
2012年のロンドンオリンピックでは現地で中継を担当していたのですが、ウサイン・ボルト選手が世界記録を出した瞬間に立ち会うことができました。世界中が10秒ほどのあっという間に注目する。スタジアムでも一瞬シーンとして、その後にわっと盛り上がって、フラッシュが一斉に焚かれて……やっぱり、今まで体験したものとは全然違いましたね。
個人的な今後の目標としては、大きな番組……例えば報道の選挙特番のような番組のチーフをやっていきたい思いがありますが、やはりいつかはオリンピック中継でチーフを担当したいです。責任重大ではありますが、本当に大きな世界的なイベントですから。東京五輪も控えていますし、これは是非叶えたいですね。

カメラマンには「会話の流れを読む能力」が必要

カメラマンに向いているのは「テレビが好きな人」だと思います。たくさんテレビを観てる人はすぐ上手になるし、「こうやったらいいんじゃないか、面白いんじゃないか」っていうポイントもすぐ思いつくのではないかと。
必要なスキルとしては「聞き上手」といいますか、会話の流れを読む力でしょうか。たとえば話を聞いていて、このあとどういう展開になるだろうとか、「この人話したそうだな」とか、そういうことを感じ取る能力ですね。視聴者は会話をしている人のどちらが見たいのか、言葉を発してる方なのか、言葉をかけられている方なのか、カメラマンはそれを察しなくていけません。あと、体力は必要ですね。肉体労働のような仕事なので、基礎体力がないときついと思います。
就職活動をしている学生さんに伝えたいのは、志望する会社のことをしっかり調べること。できればインターンとかに参加して、「この会社で働きたいな」という会社をきちんと見つけることが大切なんじゃないかな、と。「なんとなく」で受けた自分が言っても説得力はないかもしれませんが(笑)。でも結果的には、テレビ東京という会社に入れたのは自分にとって良かったのでは思っています。

プロフィール


2008年入社/技術職採用
技術局制作技術部に配属。『ゴッドタン』『深夜に発見!新shock感』『突撃!しあわせ買取隊』のテクニカルディレクター、『プレミアmelodix!』『ひるソン!』『にちようチャップリン』のカメラを担当。その他、報道、スポーツ、制作の特番や中継を担当。

仕事の逸品


黒服

見切れた際に目立たないようにほとんどの番組で全身黒い服装。

ある1日の仕事の流れ


7:00-8:30
スタジオ収録の技術セッティング
8:30-9:30
技打ち(制作スタッフとの打ち合わせ)
9:30-10:00
セット位置決め、スタッフカメラリハーサル
10:00-12:00
カメラリハーサル、撮影方法確認
12:00-13:00
昼休憩
13:00-18:00
カメラリハーサル、撮影方法確認
19:00-23:00
本番収録
23:00-23:30
機材撤収

担当番組


ゴッドタン
しあわせ買取隊
プレミアmelodix
そろそろにちようチャップリン

オフショット


ロケ弁。多い時には週に5,6日弁当ということも。毎日違う番組なので同じ弁当が続くことも。

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