PERSON 社員紹介

要望に応えるために、
新しい技術や知識を取り入れる

シンプルに「テレビが好き」という思いでテレビ局に

学生時代は、電気電子情報通信工学科に所属し、研究室ではインターネットや通信の分野を中心に研究していました。就職活動時はIT系の会社も回りつつ、単純にテレビが好きという理由で、テレビ局を志望していました。中学高校と部活動でバスケットボールをやっていたので、スポーツ中継に憧れがあり番組制作技術を志望していましたが、内定後に「内定者の中から誰か1人がシステム部門に行くことになる」という噂を聞き、その時の内定者の顔ぶれを見たらどう見ても自分だなと(笑)。実際に入社後はシステム部に配属されることになりました。当時は番組に付随するデータをきちんと蓄積して、今後の放送や二次利用に活用できるような仕組みを作らないといけないね、という話が出てきていた時期でもあり、1~2年目はメタ情報管理システムの構築を担当しました。

システム部からビデオエンジニアへ

約4年システム部に所属をしたあと、マスターへ異動、短い期間ではありますが放送運行業務を経験しました。その後当時の制作技術部に異動となり、そこではVE(ビデオエンジニア)という仕事を担当していました。分かり易い部分では、何台ものカメラで撮った映像が、一つの番組の中で違和感なく繋がるようにカメラの設定を調整するなど、映像の品質を管理する仕事です。それだけでなく、収録や中継に必要な機材・回線の種類やセットアップ方法を事前に決めるシステムプランニングの仕事もしていました。それまでの仕事とは必要な知識もスキルも異なるため、VEの業務に関しては配属後に一から勉強していった感じですね。

番組を多くの人に届けるためのデータ活用を

今はデジタル改革推進部というところで、再び社内システムの仕事をしています。CMや放送スケジュール、EPG(電子番組表)情報を一元管理する営放システムと呼ばれるものを担当しており、営業や編成の担当者がより効率的に仕事ができるよう、改善を重ねています。新人の頃のシステムの仕事では、番組のデータをどのように溜めるかという「蓄積」が課題になっていましたが、今ではデータの「利用」を前提としたシステム設計が求められており、当時からの変化を感じます。以前は「放送」という形をとっていれば、全国津々浦々の人が番組を観てくれました。でも今はもう、そういう時代ではなくなっています。とはいえ、テレビ東京にはバラエティ番組や音楽番組、アニメなどの良質なコンテンツが揃っており、観れば「面白い」と思ってもらえるものがまだまだたくさんあると思うんです。コンテンツはあるのに、メディアの環境変化によって気付いてもらえないというのはもったいないですよね。良質な番組に価値を感じてもらえる方のもとにきちんと届け、それを収益につなげていく。それを実現するために、データをどう活用していくかが今後のミッションだと思います。IT系の企業に比べると遅れている部分もありますが、裏を返せば改革のやりがいがあると思っています。

「できること」と「やりたいこと」の差を埋める

社内には非ITの部署の方が多いので、周囲との調整やコミュニケーションが大事な仕事です。要望を出してきた部署の「やりたいこと」は理解できる。でも、その要望すべてに手持ちのリソースで応えられるわけではない。そういう「やりたいこと」と「できること」の差を埋めていく、それが一番苦労する点です。例えば新人の頃に手がけていた番組のメタ情報管理システムにしても、ユーザーがイメージするのはGoogle検索のような非常に見やすく高品質なもの。でも実際にそれを社内システムで構築しようとすると時間や費用が足りない。それを実感したときには衝撃を受けましたね。また、「5G」や「AI」といった技術に関しても、なにか活用ができないかと相談を受けることがあります。このような抽象的な相談の場合、ユーザーの持つそれらのイメージと実際の運用には大きなギャップがあるので、イメージしている通りにはなかなか実現できないですよという話をしなくてはいけないこともある。それでも、ただ「不可能」という話ではなく、そのような提案からニーズをくみ取り、新しい技術や知識を取り入れ、課題解決の方法を模索するようにしています。要望に応えられた時はやっぱり嬉しいんですよね。

「学んだことをどう活かすか」を提案して欲しい

新人に求めるものとして、ITや通信に関する専門性はもちろんあった方が良いとは思います。システム部門に限らず、業務に直結することは入社後に勉強することがほとんどですが、基礎知識を持っているかどうかで理解の速さや深さが違いますから。とはいえ、テレビ局が使用している技術というのは、レガシーなものが多いのも現状です。5GやAIといった分野の知識を持つ方と働きたいという思いはありますが、そのような技術が実際の業務ですぐに役に立つかは断言できません。それでも、新しい技術を活用していく事は会社として間違いなく必要です。自分の知識や技術を共有することは間違いなく会社のためになりますし、自分の持っている専門知識を武器に企画・提案もできるようになってくる。就活生の皆さんには、「どの分野の知識や技術を学べばよいのか」という受け身ではなく、常に「自分の持っている知識や技術をどのようにテレビ局で発揮するか」を考えるようにしていただきたいんです。システム分野は特に、番組作りに直接関わるというよりはサポートを担う立場です。それでも、今までのテレビ局になかったものを導入・構築するという意味では面白い分野ではないでしょうか。新しい感性を持っている人たちとこれまでにない取り組みをしたい、そう思っています。

プロフィール


2008年入社/技術職採用
入社後、システム開発室システム部に配属。その後、放送技術部に異動しマスター勤務を経験。制作技術センターではVE(ビデオエンジニア)として従事。2020年4月からIT推進局デジタル改革推進部に所属。営放システム、視聴率システム等を担当。

思い出の一枚


リオ五輪での一枚

IT推進局紹介