イントロダクション
「敵に塩を送る」… 戦国時代、上杉謙信が敵将武田信玄の領国が塩不足に苦しんでいることを知り、塩を送らせたという故事から、現在でも「敵の弱みにつけこまず、逆にその苦境から救う」という意味に使われている言葉である。
だが、この故事には秘密がある。
上杉謙信は塩を“送った”のではなく、“奪われた”のだ。
ならば何故、現代に到るまで、その真実の姿は隠され、美談として称されているのか?
そこにはいつも彼らがいた。人並みはずれた知識量と機転で、嘘を重ね、情報戦を戦い、真実のカタチを都合良くねじ曲げていく人々。
ほんの一握りの権力者のみが知る、この一族は「カサネ」と呼ばれていた。
時は過ぎ、舞台は2015年。都内近郊のごく平凡な町。
「カサネ」一族の末裔、多々良見家の双子の兄妹が、今日も、次々と持ち込まれる依頼者からの『不都合な真実』に嘘を重ね、「都合の良い美談』に作り変えていくのだ。
高城 亜樹(AKB48)& 遠藤 雄弥 W主演!
豪華ゲストも続々登場!
珠玉のサスペンスコメディが、ここに登場する!!!

レギュラーキャスト
―現代に生きる“カサネ”の末裔―

- 多々良見 花弥生(かよい)|高城 亜樹(AKB48)
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多々良見家の双子の妹。可愛い顔して、かなりの毒舌。
依頼者が抱える秘密を見抜く鋭い観察力を持つ。

- 多々良見 幸一太郎(こういったろう)|遠藤 雄弥
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多々良見家の双子の兄。IQ180の天才。
クールで頭の回転が超早いのだが、妹と母にはやられっ放しで、頭が上がらない。

- 多々良見 良子(よしこ)|銀粉蝶
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多々良見家の母。
雑学が豊富で、重箱の隅のような情報も知り尽くしている。けっこうミーハー。

ストーリー

- 第4話3月24日(火)NEW!
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ある日、有名フレンチレストランのシェフ・堂崎山元始が“カサネ”の元を訪れる。
依頼内容は、「今の自分の評判を落としてもらい、すべてをイチからやり直すこと」
堂崎山の本当の狙いとは!?

- 第3話3月17日(火)
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女流棋士・扇塚桂は、常々、自分の師匠である時津宗近の「最後の対局」に疑念を抱いていた。というのも、時津は、その対局で「二歩」という禁じ手を使い反則負けを喫したのだった。その対局の直後に亡くなった時津。故人の不名誉を晴らしたい。たとえそれが、真実に嘘を重ねる“禁じ手”だったとしても。そんな想いを胸に“カサネ”を訪ねる扇塚だったが、そこで、彼女の過去にまつわる驚愕の真実を知ることになる!

- 第2話3月10日(火)
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漫画家・九重學はアイディアに煮詰まり、連載中の人気漫画「コモルとメグルのメケメケする探偵事件帳」の主人公・コモルを、つい筆が滑り、殺してしまう。迫る〆切。大見得を切った以上、編集者に頼るのは死んでも嫌だ。困り果てた九重は“カサネ”の元を訪れる。

- 第1話3月3日(火)
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マネージャー・久松孝明(福士誠治)と、女優・酒武井くり子(木乃江祐希)。二人は恋人同士。もちろん事務所にバレたら久松は速攻クビ。酒武井の女優としてのイメージにもかなりのダメージを与えることになるだろう。慎重に関係を築いてきた二人だが、ある日、二人がラブホテルから出てきたところを何者かに写真を撮られ、久松の元に匿名で送られてくる。絶体絶命の久松は酒武井と共に“カサネ”の元を訪れる。

スタッフ・音楽情報
- 監督
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小川弾
1981年生まれ。CM、PV等で活躍する気鋭の映像ディレクター。
熊坂出
1975年生まれ。2008年、「パーク アンド ラブホテル」で、ベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を日本人で初めて受賞する。代表作に、映画「人狼ゲーム」ドラマ「小暮写眞館」、「玉川区役所 OF THE DEAD」等がある。
- 脚本
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金沢知樹
劇団K助主催。お笑い芸人としてデビュー後、並行して様々なバラエティ番組の構成作家として活躍。現在は舞台やドラマ等を中心に脚本家として、その活動の場を広げている。
※第4話共同脚本 赤松義正
その構成力には定評がある。代表作は、ドラマ「玉川区役所OF THE DEAD」、映画「×ゲーム2」等。
- 音楽
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主題歌
「Next Stage」
歌:荒木宏文
Lyrics:荒木宏文
Music:小川祐弥(BACKDRAFT SMITHS)
Arrangement:BACKDRAFT SMITHS
- プロデューサー
- 藤田大輔(スタジオブルー)
- 企画・製作
- 大澤剛(ワタナベエンターテインメント)
