| 能登で暮らす志田さんは、中学校の美術の先生だったが、54歳で早期退職。 |
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| 仏像を彫り始めた。やめると決めたとき、妻は不安でたまらなかった。 |
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| 子どもたちは大きくなっていたが、経済的にはゆとりがなかった。 |
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| 妻は加賀友禅の作家。地道に染物をしている。 |
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| 二人は美術大学の同級生。夫は作り続ける妻がうらやましかった。 |
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| 妻は「ひょっとしたら、私だけが作り続けていくことが、 |
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| 夫を追い詰めたのでは」と思い始め、やめることを納得。 |
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| 夫は、自力でログハウスを2軒建て、仏像を彫る。 |
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| お金は貯金でやりくり。 |
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| それでも、ゆっくり流れる時間がとてもうれしいと二人は笑っている。 |
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