馬場さんのお宅。リビングの床に、たくさんの荷物が並べられた。 |
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馬場さん、家族でフリーマーケットにお店を出すのだ。 |
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今回の出品は、子供のおもちゃとサイズの合わなくなった家族の洋服。 |
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押し入れのダンボール箱のなかから、青いゾウのぬいぐるみがでてきた。 |
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それは長男が赤ちゃんの頃にいつも鼻をくわえて遊んでいたものだ。 |
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遊びすぎて鼻の先が茶色くなってしまっている。 |
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お父さんとお母さんにとっては思い出の品だが、 |
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長男はもうぬいぐるみに興味がない。出品することになった。 |
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休日、公園に集まったのは500以上のお店。 |
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馬場さんも、2畳ほどのスペースにお店を出した。 |
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売れ行きはなかなか好調。 |
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ところが、お昼が過ぎても、長男の青いゾウは売れない。 |
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終わりの時間が近づいたころ、ようやく青いゾウは50円の値がついて、 |
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新しい持ち主へと引き取られた。 |
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ゾウのぬいぐるみは人手に渡っても楽しく遊んだ記憶が刻まれている。 |
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