ある朝「ケアワーク谷根千」では、ケアマネージャーの嘉手名光吉(蟹江敬三)が、宮島紫雨子(斉藤由貴)ら訪問介護ヘルパーたちに、お年寄りを狙ったリフォーム詐欺の注意喚起をしていた。
その後、仕事に向かおうとする紫雨子に一人の青年・大畑俊策(渡辺大)が声をかける。実は俊策は紫雨子の異父兄弟で25年前に生き別れになっていたが、以前に紫雨子が遭遇した殺人事件を刑事である俊策が担当したことから偶然再会。にも関わらず、お互い姉と弟とは名乗り合えずじまい。今日もタイミングがあわず二人は会話ができなかった。
さて紫雨子は現在、成田総子(山本陽子)の家に派遣されていた。総子は、息子の正則(井田國彦)一家と住み、以前は嫁の恵美(越智静香)が、総子の世話をしていたのだが、介護をめぐり嫁姑問題が勃発。結局、恵美が娘の文(夏居瑠奈)を連れ別居し、1ヶ月前から紫雨子が総子の世話をしていた。
成田家には離れがあり、総子の亡夫の古い友達でとび職の深浦今朝治(笹野高史)が住んでいた。今朝治は二級建築士の菅沼高志(石垣佑磨)をはじめ、若手たちからも慕われる存在だった。
夕方、帰宅した正則が切迫した家計のために家賃を上げたい、払えないなら家を出て行って欲しいと今朝治に通告、二人は言い争いになってしまう。そんな中紫雨子は、見習いとしてやって来ていたヘルパーの丸山美幸(高畑こと美)が、庭から今朝治を睨みつけているのに気付く。
翌日、その美幸が音信不通に…。美幸を心配しつつも、紫雨子は成田家へ。総子に頼まれて今朝治の部屋に向かった紫雨子は、今朝治の死体を発見!死因は後頭部を強打したことによる急性硬膜下出血で、警察が現場検証をするが、本人を確認できるものが何一つ発見できず、今朝治の正確な年齢どころか今朝治の素性も不明という事態が明らかになる。
第一発見者の紫雨子の証言により、先日喧嘩した正則が事情聴取される。文のところへ行ったが留守だったため、メモを残して帰ったとアリバイを主張するが、文はそれを否定。一方俊策は今朝治の身元調査をするが、主たる仕事先では20年以上も「山田一郎」と名乗っていたこと、また27年前に300万円もの大金が今朝治の通帳に入金されていたことが新たにわかる。
そんな中、事件当時に離れから黄色い着衣の人物が出てくるのを見たという目撃証言がとれる。紫雨子は当日、美幸が黄色のカーディガンを着ていたことを思い出す…。


