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一木社長7月定例会見

−1999年7月22日−



■ 7月クールの視聴率について ■
 7月クールの視聴率(3週・7月18日まで)は、GH9.0%(前年同期比+0.2%)、全日3.5%(±0.0%)、PT7.9%(+0.1%)で悪くはないが、もう少しはずみをつけなければいけない。ただし、7月第2週は70週ぶりにGH10.0%だった。好調だった番組は「愛の貧乏脱出大作戦」14.8%、「開運!なんでも鑑定団」15.1%、「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」15.3%、「第30回 夏祭りにっぽんの歌」11.4%、「出没!アド街ック天国」10.1%、などだった。
 水曜日の新ドラマ「田舎で暮らそうよ」は、第1回8.8%で、昨日の第2回が6.1%。是非定着してほしい。裏に巨人戦があるのでまあまあだと思うが、少し食いたりない。いずれにしても、GHは目標視聴率10%を取ってもらわないとだめだ。2桁番組も定着してきているので期待したい。
「WBS」が7月第3週、週平均視聴率4.6%で過去最高。これといったニュースがない中で、少し景気が良くなるかどうか経済に対する関心があるのだろう。ちなみに、12日(月)は5.4%で視聴率は歴代2位。ヒットランキングなどの企画内容が良かったのでは。


■ 営業状況について ■

 7月19日現在で、タイムが99.3%(前年比)、スポットが100.9%(同)、合計99.8%(前年比)、7月はスポットが好調、地区平均も100%を越え、久しぶりに前年をクリアしている。業種としては、飲料・通信関係が好調だ。少し景気が良くなりそうということで、スポットで様子を見ようとしているようだ。8月はなかなか厳しい。


■ 「青少年と放送」問題への対応について ■

 テレビ東京は社内に「青少年と放送番組に関する検討委員会」を作り、「青少年向け番組の編成基準」と「17時から21時の番組および青少年向け番組の制作基準」を策定した。制作現場や関連制作会社、外部プロダクションなどにガイドラインを周知徹底していく。8月中旬に10月から放送する1週間3時間に該当する青少年向け番組を公表したい。テレビ東京は、午前6時から24時までは自信を持っているが、24時以降も更に内容を検討していきたい。青少年と放送問題への対応は、やろうと思えばできるので、今後とも努力する。


■ テレビ東京メディアネットの合併について ■

 テレビ東京の放送事業を中核として、テレビ東京の番組はじめアニメ番組のあらゆるメディアへの番組供給、マーチャンダイジングなどの二次利用まで一貫して取り組むため、テレビ東京メディアネットとテレビ東京ソフトウェア(ソフテックス)が10月1日に合併する。資本金2000万円、合併比率は1:1です。


 ■ 制作力強化について ■

 BS時代を迎え、テレビ東京制作(プロテックス)に人事を含めて本社と一体の体制になるよう制作能力を持ってもらう。BSが始まれば、GHに2ないし3本を共同制作しないと。さらに、もっと本数を増やせるように体制を整備しなければならない。


 ■ 劇場版ポケットモンスターの公開について ■

 アニメ映画「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」は、7月17日(土)から全国東宝洋画系323館で公開した。観客動員は20日までの4日間で60万5315人だ。前作品との興収比は4日間累計で77.7%。スタートとしては大成功だ。期待している。
 ちなみに前作「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は、220館公開、動員650万人、配収41億5000万円。


 ■ 12時間ドラマについて ■

 杉良太郎さんの主演で「次郎長三国志」を放送する。12時間ドラマは長時間なので、どこから見ても分からないとだめです。そのため、おなじみの「次郎長三国志」にしました。ちなみに、平成3年の「次郎長三国志」は視聴率15.6%(歴代1位)を獲得しているので、今回も期待している。
 うまくいってくれれば、と思っている。


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