メインのキャスティングが第1の魅力です。
天下盗りを夢みた道三は、蝮と言われますが、人びとに慕われる蝮でした。特権階級を廃し、農地灌漑の開拓を勧めた道三は、庶民からは敬われ支持される武将でした。槍の名人であり、舞の達人で文化芸能も優れていたと言われます。その魅力的な道三を演じるのが、いま時代劇スターとして実力NO.1の北大路欣也です。

感情的、激情的な性格といわれる信長は、その武略、戦略は常に緻密な合理精神に裏打ちされていました。あらゆる面で当時の武将のスケールを超えていましたが、一方、歴史上の人物の人気投票をすると常に人気NO.1になるという、永遠に日本人が愛し続ける武将でもあります。この信長を、人気男優、岐阜県出身の伊藤英明が演じます。

そして、今回は、原作以上に明智光秀をブローアップしたいと考えています。信長の急速な社会転換に抗し、既存の社会秩序を尊重しつつ新しい天下を目指した光秀を、若手演技派NO.1の渡部篤郎が演じます。

第2の魅力は、道三、信長、光秀と共に生きた、魅力溢れる女性たちを描くことです。
戦国時代の女性は、人質や戦略結婚など軍略、政治の道具として使われるように、度々悲劇の女性として描かれます。が、「国盗り物語」では、司馬遼太郎が創作した魅力溢れる女性たちが登場します。単に歴史の影の部分ではなく、時には夫と共に戦い、時には夫を遠くから見守り、歴史の真の主役的な役割を果たす女性たちです。

道三を、その物心両面から生涯支える京都・油問屋の女主人・お万阿。
高島礼子が演じます。

道三の娘で道三譲りの強い気性を受け継ぐ、信長の正妻・濃姫こと帰蝶。
菊川怜が演じます。

土岐頼芸の妾から道三の妾となる悲劇の女性、後に道三を討つ義龍の母・深芳野。
鈴木杏樹が演じます。

自らの髪を売って客をもてなしたという逸話の如く、光秀を支え続けた正妻・お槙。
酒井法子が演じます。

脚本は、ベテラン宮川一郎に加えて、27年に渡る新春ワイドドラマとして初めての女性ライターとなる大石静に加わります。また、主題歌も、初めて女性が歌うことになります。今年芸能生活40周年を迎える加藤登紀子の「絆 ki・zu・na」です。原作以上に女性たちの心を丹念に描いた作品としたいと考えています。

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