KIRIN~美の巨人たち~

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ハンス・ホルバイン「大使たち」

今日の一枚は、ハンス・ホルバイン作「大使たち」。ロンドンのナショナルギャラリーに所蔵されています。 16世紀に活躍した宮廷画家、ハンス・ホルバイン。細密な描写力で、肖像画を得意としました。

この「大使たち」は、16世紀イングランドの国王、ヘンリー8世の命令によって描かれました。ヘンリー8世は、生涯に6度の結婚をし、そのうち2人のお后を断頭台に送り、さらには自らの離婚のために宗教改革を行った、史上最悪と呼ばれた王です。

ホルバインは優れたデッサン力と鋭い観察眼で、その暴君から絶大なる信頼を得、宮廷画家にまで昇り詰めたのです。

「大使たち」は、2人の男、フランス司教とフランス大使が描かれています。その大きさは、彼らのほぼ実物大。画家はひげの一本一本まで執拗に描いています。まるで質感さえ伝わってくるようなリアリズム。

しかし、この絵はただの肖像画ではありません。描かれたものすべてに意味を持つ、寓意画なのです。例えば、棚の上段からは、二人の出会った日時がわかるようになっています。

日時計が指し示すのは、朝の9時30分。暦は4月1日と教えてくれます。一体何のために?その他にも様々な謎が隠されているのです。楽譜、算術書、そして棚の下にはなんとドクロ。画家は、あらゆるものに意味を込めました。なぜ、このような寓意画を描いたのでしょうか?そして、画家がこの絵で伝えたかったこととは?

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