KIRIN~美の巨人たち~

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高村光雲「老猿」

今日の作品は、高村光雲の「老猿」。一本の巨大な栃の木から掘り出された年老いた猿が、身を乗り出すように、虚空を見据えています。口は真一文字、長い毛並みはこの猿が積み重ねた波瀾万丈の歳月を感じさせます。睨みつける瞳には、黒い瞳。高さ91センチ。猿の身丈は実物の倍以上、どっしりとした大作です。

作者の高村光雲は、江戸の長屋に生まれた江戸っ子。職人気質の彫刻一筋という男でした。12歳のとき、江戸仏師・高村東雲に弟子入り、10年の年季奉公の間に江戸は東京となり、彫刻の世界にも粘土を使った西洋彫刻が現れます。

さらに、神仏分離令によって寺が廃止され、仏像が燃やされていきました。しかし、どんなに世の中が変わっても、仕事がなくても光雲は頑固に木彫りを彫り続けました。

そんな頑固親父が、世界を相手にします。シカゴ万博、この世界的な展覧会で話題をさらったのが、光雲の「老猿」でした。それを見た人々は皆、驚きの表情を浮かべたといいます。光雲は「老猿」に何を込めたのか?

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