KIRIN~美の巨人たち~

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葛飾北斎「弘法大師修法図」

葛飾北斎、晩年の肉筆画「弘法大師修法図」。畳三畳分の大画面に幻想世界が描かれた大作です。その存在は以前からわかっていたのですが、再発見されたのは昭和58年。西新井大師の庫裏にしまわれていたため、焼失を免れ奇跡的に遺ったといいます。

背景は漆黒の闇でどこか不気味。左半面には筋肉猛々しい赤鬼が。むき出しになった歯は噛みつかんばかりです。右半面には無数のキノコに覆われた古木。その木にぐるりと絡みつくように唸りを上げる一匹の犬が、鬼と睨み合っています。画面中央で経典を手に祈祷する僧侶は、弘法大師・空海。北斎は、疫病を鬼に見立て、果敢にその脅威に立ち向かう弘法大師の勇姿を描いています。つまり疫病退散のために弘法大師が祈願を行なっている場面ですが、さらにこの絵の中には、様々な暗喩が込められていたのです。中空にある細い三日月、キノコに覆われた古木、それに絡む犬…これらの正体は一体…?

また平安の頃の西新井大師の縁起を表していると言われてきた今回の作品。しかしどうやらそれだけではないようなのです。この絵に込められたもうひとつの意味とは?
動と静が織り成すドラマチックな世界のすごさ、そこに北斎が込めた知られざる意味をひも解きます。

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