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今年も地球レベルで異常気象が発生している。中国・ブラジルの洪水、西日本を襲うカラ梅雨、そして、日本全土の猛暑。1980年以降異常気象が引き金となる被害は年々増大。2002年にヨーロッパを襲ったドナウ川洪水では2兆7000億円総額の被害に見舞われた。あるデータによると1980年からの25年間で被害はおよそ32倍、損害保険会社が支払う 保険金は150倍に増えている。そんな中、生活スタイルや販売される商品がいかに地球環境に優しいか、エネルギー効率が良いかを数値で表す 考え方が注目を集めている。
それがファクター(FACTOR)。例えば、「白熱灯と同じ明るさの電球型蛍光灯の電力消費は1/4」という場合はファクター4となる。
今回、番組では環境先進国ドイツの“環境首都”と呼ばれるフライブルクを訪れ、街の中心地への自動車乗り入れ禁止や街頭で観ることができない自動販売機、照明をほとんど使わないオフィスや民家、無駄な水を流さないトイレなど日本とは大きく違うライフスタイルを紹介する。また、ドイツでファクターという概念の生みの親で世界的な環境問題の専門家、現職の国会議員でもあるエルンスト・ユーリッヒ・フォン・ワイツゼッカー博士に「ドイツ国民はなぜ環境問題に熱心なのか」など質問した。そのインタビューでワイツゼッカー博士は日本への大いなる期待を明かした。
一方、国民ひとりひとりの環境に対する意識ではドイツに遅れる日本であるが、産業界の取り組みは世界をリードしている。その集大成といえるのが“愛・地球博”である。番組では博覧会協会の豊田章一郎会長に“企業活動と環境問題”について話を聞いた。
また、具体的な産業界の取り組みとして家電製品の中でも電力消費量が大きい“冷蔵庫”のエネルギー効率を高めるために日々技術開発を続ける研究者たちを追った。普段は一切公開されることのない断熱材の研究チームにカメラが潜入。魔法瓶や冷凍食品が発想の原点となり、ファクター3を実現した夢の冷蔵庫開発秘話を紹介する。
番組のイメージ・キャラクターを務める真野響子が訪れる今回の舞台は日本の東北地方。世界が認める環境思想家で唯一の日本人・松尾芭蕉を取り上げる。月尾教授と大江アナウンサーは北海道・支笏湖からファクターXについて話を進める。 |