|
カリニングラードという町は、そもそもロシア国内のどこにあるのか? という基本的なことからほとんど資料らしい資料が手に入りにくいところです。さすがにインターネットには少し情報がありますが……。
バルト海に面しポーランドとリトアニアにはさまれているこの町は、モスクワやサンクトペテルブルク同様、いわゆる“ロシアっぽさ”と一線を画す情緒を持っています。それも町の成立事情からすると当然で、ここはドイツの騎士団が城郭を築いたことがそもそもの始まりなのです。日本の都市にたとえるなら、軽井沢か蓼科……かな?
リトアニアとロシアにまたがってはてしなく続く砂の半島、クルシュー砂州があるのもここカリニングラードです。世界遺産に登録されたことでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。自然が作り出す偉大な風景にただ圧倒されてしまいました。
そして、ここで私が対面したのがバルト海! それまで私にとっての“バルト海”は、琥珀が打ち上げられる海……という以外のイメージがなかったのですが、実際に見たそこは、想像していたよりもよほど穏やかな海でした。静かな海面と地平線の彼方まで続く砂州を見ていると不思議に心が落ち着きました。
スベトロゴルスクという町にあるサナトリウム(療養所)にも行ってきました。琥珀を使った治療がおこなわれている、長期滞在型サナトリウムなのですが、病院という感覚はまったくなく、リゾート地に遊びに来たついでに病気を治してしまうところ、そんな感想を持ちました。
今回のロシア訪問は、春を迎え冬の間にたくわえたエネルギーがまさに湧き出してきている、そんな季節だったので、たくさんのエネルギーと思い出をもらった旅になりました。
お世話になったひと、出会った風景、みんなにこう言ってコラムのしめくくりにしたいと思います。スパシーバ!
|