2時間で字が上手になる方法
 

巨大な紙、巨大な筆。
公園でくつろぐ人たちもあっと驚くこのパフォーマンス。
お正月のテレビなどで
一度は見たことがあるのではないでしょうか。
豪快に筆を進めるのは書家・金田石城さん。
何事にも遊び心ないと花は開かない、
これが今回のテーマです。
書いた文字は「夢」「遊」の二文字。
出来上がりを真剣なまなざし見つめる金田さんですが、
そのイメージとは裏腹に本人はいたって気さくな方です。

金田さんは23歳に日展に初入選。
以来6回連続で入選を果たし、
現在も独創的な作品を発表し続けています。
金田さんの筆を一躍世に広めたのは、
89年に公開された映画「天と地と」で魅せた
うねるようなタイトル文字でした。
また来年公開される映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」でも
金田さんの文字がスクリーンに躍ります。

そんな金田さんを慕う門下生のひとりが片岡鶴太郎さん。
画家として有名な鶴太郎さんですが、実は書道の腕も磨いているんですね。
また最近では俳優・高橋英樹さんも金田さんのもとで、そのこころを学んでいるそうです。
そんな金田さんの著書に「2時間で字がグングンうまくなる」という本があります。
今回は書家・金田石城さんにみっちりご指導いただきます。



レッスンスタート!

今回の生徒はリポーターの似鳥さん。
まずは先生のアドバイスなしで自分の名前を書きます。
「自分でもこんなにはひどいと思いませんでした……」
と話す似鳥さん。やはりバランスが悪いですね。


そこでまず教えてくれたのは筆遣い。
プロが教える、字を書く前の毛筆の用意は……
この2つだけ! とっても簡単なんです。
 1.毛筆は根元までしっかり墨汁をつける
 2.筆先をナイフのように平らにする
字を書く前の毛筆の用意はこれだけです。

次に実際に字を書いていく上でのポイント。
  • 細いヨコ線→太いタテ線
    筆先をナイフのようにし、細い面でヨコに線を書き、そのまま素直にタテに移動

  • 太いヨコ線
    簡単に見えて意外と難しいのがヨコ線。筆を紙につけたら力強く筆をヨコに引く。文字の結びは一度筆を少し上げて紙に押し付けるようにしてゆっくりと溜めて筆を上げる


  • 普通に点をつけてから少しだけ筆を上げ、さらに回りからなぞるように上書きするようなイメージ

  • はらい
    筆を返してゆっくりとはらう

  • ナナメの線
    最後まで筆先に神経を集中して徐々に筆を離す

一通り基礎を学んだ似鳥さん。
レッスン開始から1時間半経った段階でもう一度名前を書いてみました。

どうですか! 見違えるほどになりました。
先生も
「お手本がなくてここまで書けてるのはすごい!」
と大絶賛。



次に先生にお手本を書いてもらって再々チャレンジ。
ただしお手本を見ながらではなく
お手本を頭でイメージしながら書くことが上達の早道なのだそうです。

最初が左の文字。
2時間学んだあとが右の文字。
コツを掴むだけで文字が生まれ変わりました!


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