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  • 2010年11月12日:失敗しない!?温泉術

(ゲスト)西村知美、山口もえ
(ミカタリスト)
松田忠徳(札幌国際大学大学院教授)
遠間和広(温泉ソムリエ家元)
畠ひで子(2010年「全国旅館おかみの集い」運営委員長)

1年間に温泉を訪れる数は約1億3000万人という温泉好きの日本人。温泉に足を運ぶ理由としては「癒し」「美容」「健康」などが挙げられるが、専門家によると「日本人の9割は本当の温泉をわかっていない」という。いったいそれはどういう事なのか!?今夜は温泉に詳しい“ミカタリスト”3人が登場し、意外と知らない穴場から美人力を上げる温泉まで、温泉スペシャリストが太鼓判を押す温泉ランキングや、気をつけなければならない入り方など“失敗しない温泉術” をお届けします。あなたもこれを見れば温泉がもっと楽しくなる!?


今回は3人のミカタリストがそれぞれの立場から失敗しない温泉術を伝授!

<ミカタリスト(1)>松田忠徳(札幌国際大学大学院教授)
日本の文化でもある温泉の歴史から温泉療法まで多岐に渡る温泉学。日本初の温泉学者として名を馳せる松田氏によると、ヨーロッパなどはほとんどの温泉が“温泉療法”として保険適用されるという。

<ミカタリスト(2)>遠間和広(温泉ソムリエ家元)
1年間の温泉入浴回数が1000回を超える“温泉を楽しむ達人”。温泉ソムリエとは温泉の知識と正しい入浴法を身につけるための講習会に参加すると認定され、現在までに2300人以上が温泉ソムリエに認定されている。 遠間氏はその講師も務めている。

<ミカタリスト(3)> 畠ひで子(2010年「全国旅館おかみの集い」運営委員長)
今年7月に行われた「全国旅館おかみの集い」で運営委員長を務めた、毎月8000人以上の客を迎える“おもてなしのスペシャリスト”。


ミカタリスト・女性温泉ソムリエらが選ぶ温泉ランキング!

松田氏は予防医学的に温泉を利用し、これまで入院した経験がないという。そんな松田氏が「健康維持にオススメの温泉ベスト3」を発表!
また、温泉ソムリエ協会認定の女性温泉ソムリエ1000人が選んだ「美人になれるの温泉ベスト3」も紹介する。
ゲストの西村知美は、湯質の良い温泉として(1)群馬県 万座温泉の“水晶の湯”(2)宮城県鳴子温泉の“うなぎの湯” (3)大分県別府温泉の“泥湯”を挙げ、実際にスタジオでその湯触りを体験する。泥湯にさわった一同は、その感触に驚く。

ミカタリストが教える“失敗しない!?温泉術”

<入り方>
「お茶菓子は食べた方が良い!?」
松田氏によると、温泉に入ることは非常にエネルギーを使うので、甘いお茶菓子でエネルギー補給することで温泉を健康的に楽しむことができるという。又、一緒にお茶を飲むと、体の中から温まるのでより良いという。

「疲れてる時の入浴は避けた方が良い!?」
歩いて旅館に到着してすぐなどは筋肉が疲労し、疲労回復のための酸素を必要としているが、直後に入浴してしまうと血流が全身に回って必要なところに酸素が供給されず分散してしまう。そういった意味でもお茶菓子を食べ休憩をとってから入浴するのがいいと松田氏は指摘する。

「露天風呂に要注意!?」
松田氏によると、露天風呂は内湯に比べ湯質が悪い所が多いという。この話に西村知美も山口もえもびっくり!その理由とは・・・?

<見極め方>
普段どのように行き先を決めるかを国分に尋ねられた西村知美と山口もえは、揃って「インターネットなどの口コミ」を挙げたが、口コミを参考にする時にも注意が必要と、温泉ソムリエの遠間氏があるキーワードを元にポイント伝授する。

<上がり方>
上がり方で温泉を台無しにする!?
松田氏は「温泉からあがった後は汗がでるが、通常は10―15分するとおさまるので、それからもう一度バスタオルで拭いてから服を着ると湯冷めもしない」とおすすめの上がり方を語る。更に、入る前のお茶と同様、上がって直ぐに冷たい物を飲む事は控えた方が良い事や最後に体をシャワーで流した方が良いかどうかもミカタリストが教えてくれる。

太一リサーチ!日本人はなぜ○○なのか!?~あなたはどこまで日本人?~

今回のテーマは「温泉」ということで、太一は日本と同じく温泉好きな国として知られるブルガリア共和国の大使館へ!ブルガリアはヨーロッパ有数の温泉大国で、リゾート地として整備されたものから気軽に入れる公共温泉も多数あるという。
さっそくリュボミル・トドロフ全権特命大使、ステファノヴァ公使、文化担当のニコラエフさんにリサーチを開始すると、日本の温泉に関する様々な疑問が!そのなかで太一が注目したのは「日本人はなぜ温泉に入るとき、“はぁ”というのか?」。

この疑問を日本人1000人にぶつけてみたところ、65%があてはまると回答。ではなぜ日本人は温泉に入ると“はぁ”と言ってしまうのか!?

医学博士で温泉療法士の植田理彦氏によると、日本の温泉に使われている浴槽の深さと温泉の温度が理由とのこと。日本の温泉は海外の温泉に比べて湯船が深く、全身に水圧がかかり、全身が収縮する。その結果、横隔膜が上がり、肺が収縮することで無意識に“はぁ”と息が出てしまうのだという。又、熱い湯に入る時に息を止めて 我慢して入るので余計に“はぁ”と言ってしまうらしい。

では、日本人だけでなく外国人も日本の温泉につかれば“はぁ”と息がでてしまうのか!?実際に実験してみると・・・。

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