←第43回  
第44回
秋の特選サスペンス
監察医 篠宮葉月
死体は語る

テレビ東京 11/21(水)20:54〜22:48

BSジャパン 11/18(日)21:00〜22:54

原作

上野正彦 「死体は告発する」より 角川文庫

脚本
高山直也
監督
吉田啓一郎
キャスト
篠宮葉月
志方唯
蜂須賀芳樹
畑総一郎
仙道篤志
……
……
……
……
……
高島礼子
吉本多香美
小野武彦
金田明夫

地井武男
あらすじ

  三十六歳で独身の篠宮葉月は、仕事に意欲を燃やす監察医。外科医の仙道恭子とは親友で、恭子の夫で刑事の篤志や娘のみゆきともつきあいが深かった。
 ある日、恭子の勤める病院の看護婦・由美子が轢き逃げされ、遺体となって発見された。激しい雨の中、誤ってはねられた事故と思われたが、ブレーキの跡が無いことから故意にはねたものと推測された。
 その数日後、葉月の元へ恭子が自殺したという連絡が入る。論文を書くため宿泊していたホテルから飛び降り、パソコンには遺書も残されていた。しかし、葉月や夫の仙道には恭子が自殺したとはどうしても思えず、独自で真相究明に乗り出す。みゆきの通っている保育園の保母・志方唯は、自分も幼い頃に親を亡くした経験があり、みゆきの辛さをよくわかってくれた。
 解剖の結果、恭子の上腕部には自分の体を庇おうとしてできた「庇い傷」があり、また死ぬ直前に胃薬も飲んでいたことがわかった。自殺しようとする人間がとる行動としては疑問の残る葉月は再び現場に行き、ホテルと落下地点の距離から自殺ではなく殺人の疑いがあることを突き止める。最大の理由は、彼女に死ぬ動機がないことだった。葉月は刑事の蜂須賀らにこのことを告げる。しかし、蜂須賀は恭子に男性の影がありトラブルがあったのではと指摘した。しかし、名前のあがった外科部長にはアリバイがあることが判明する。
 病院で恭子の私物を受け取った葉月は、その中に白い傘を見つける。その傘は由美子の轢き逃げ事件のあった日、葉月が恭子に貸したものだった。轢き逃げ現場に残されていた由美子の傘が似ていることを思い出した葉月は、轢き逃げ犯が恭子を狙い、間違えて由美子をはねたのではと推測する。
 数日後、妹尾探偵事務所から連絡をもらった葉月は、恭子が大久保純一という男にストーカーにあっていた事実を知る。男は恭子の病院に出入りしていた清掃会社の社員だったが、すでに仕事をやめ住所もでたらめだった。その男のアパートの前にいた葉月と仙道は何者かに発砲され、この事件の捜査から大久保と名乗っていた男が、二十年前に仙道が扱った強盗事件の犯人・久保寺で、自分たちを狙っているのも彼であることを確信する。そしてこの事件で仙道は、久保寺の強盗仲間だった木原という男を正当防衛で撃ち殺していた過去があった。
 一連の事件は二十年前の仙道への復讐なのか…?今になってなぜ?どこか腑に落ちない葉月の周りで新たな展開が迫っていた…。