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第47回
保険調査員蒲田吟子A
愛の7年殺人事件
テレビ東京 12/12(水)20:54〜22:48

BSジャパン 12/9(日)21:00〜22:54

原案

福嶋正人 「生命保険Gメンが見た現実と忠告」より 近代文芸社

脚本
倉沢左知代
監督
荒井光明
キャスト
蒲田吟子
千原勝一
豊原晴美
豊原敏明
金森刑事
……
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泉ピン子
村田雄浩
萩尾みどり
ベンガル
布川敏和
あらすじ

  蒲田吟子は東都リサーチに勤める生命保険調査員。所長の袴田の指示で、元刑事で見習い調査員の千原勝一と病院へ出向く。そこで保険金詐欺を未然に防いだ二人は、看護婦長をしている吟子の友人・富子と会い、薬剤師の豊原晴美の存在を知る。彼女は結婚して半年もしないうちに夫が失踪し、夫の残した借金の返済に苦労する生活を送っていた。
 そんな中、海辺の洞窟で身元不明の焼死体が発見された。ガソリンが入っていたと思われるポリ容器が発見され、警察は自殺と他殺の両面で捜査を開始した。
 吟子のもとに新たな調査依頼が舞い込む。内容は、七年前に失踪した夫の保険金を妻が請求する「普通失踪」。「普通失踪」とは、失踪した人間の生存が確認できない状態が七年間続き、それが認められると戸籍上で死亡扱いとなり、保険金が請求できることである。失踪した契約者は豊原茂。請求者は、富子の病院で会った晴美だった。
 吟子と勝一は調査のために晴美を尋ねた。茂とは家の改築の相談で訪れた不動産会社で知り合ったという。そこは茂の兄・敏明が経営する会社で、晴美は敏明から茂を紹介された。
 失踪当日、いつもどおり仕事に出掛けた茂だったが、当時勤めていた宝石店には行っていなかった。その数日後に取り立て屋の藤川洋介という男がやってきて、茂が結婚前に借りた百万円近い金の返済を迫ったという。茂は他にも仕事のトラブルで抱えた借金があり、晴美は家を抵当に銀行から三千万円を借りていた。保険の解約も考えたが、普通失踪のことを知って七年間払い続けることにしたという。自分の夫の死を認めるのは辛いが、今の苦しい生活は耐え難く、晴美は普通失踪を申請するしかなかったと、涙ながらに訴えた。
 三千万円もの大金を必要とするトラブルとは一体何だったのか。吟子らは茂の勤務先を訪ねるが、五年前に閉店していて手掛かりは掴めなかった。敏明も、弟のトラブルの内容までは知らず、連絡もないという。弟のせいで迷惑をかけた晴美に早く保険金がおりるよう、敏明は吟子と勝一に頼んだ。その後の調査で、茂が失踪当日友人の所へ十万円を借りに行ったこと、取り立て屋の藤川が行方不明であることを知る。
 調査結果を受けて、晴美には保険金一億二千万円が振り込まれる事になった。その矢先、警察から晴美のもとに、江ノ島海岸で茂の免許証が発見されたと、連絡が入る。免許証には油が付着しており、身元不明の焼死体が茂である可能性が高いことを告げられた。
 七年間行方知れずだった人間がようやく現れたと思ったら焼死体。ニュースで知った吟子と勝一はなぜ今になって…と疑問を抱く。警察は、保険金の受取人である晴美に疑いをかけ始めていたが、納得のいかない二人は再調査を開始する…。