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第51回
北の捜査線・小樽港署
テレビ東京 1/16(水)20:54〜22:48

BSジャパン 1/13(日)21:00〜22:54

原作

歌野晶午 「ガラス張りの誘拐」 講談社文庫 

脚本
山田耕大
監督
高橋伴明
キャスト
佐原真一
立花小夜子
牧内稔
松浦梨花
佐原深雪
……
……
……
……
……
奥田瑛二
倍賞美津子
石黒賢
杉田かおる
山田まりや
 
あらすじ

  小樽港署刑事・佐原真一は、 自らが逮捕した男に出所後妻を殺され、 さらに仲間の立花小夜子から犯人として取り調べを受けた過去の傷がいえないまま生きている。 仕事に恐怖心を抱き、 家庭では娘との間に溝ができ、 生きる気力を失っている。
 小樽では連続婦女暴行殺人事件が起きていた。 二人は遺体で発見され、 共に性交渉の痕跡があり、 体の一部が切除されていた。 三人目の被害者、 岩本英子は偶然にも温泉付近の道で佐原に保護された。 この事件の捜査本部の一員となった佐原だったが、 犠牲者と妻が重なって辛く、 捜査に身が入らなかった。
 そんな中、 犯人から新聞社に犯行声明文が届く。 そこには3人の犠牲者のこと、 さらに 「鳥居道子という家出娘を殺した」 という第4の犠牲者についても書かれていた。声明文に付いていた血痕と鳥居道子の血液型も一致した。
 英子の証言から浮かび上がった容疑者は、 矢口憲吉という中年の男。 佐原たちはすぐに家宅捜索に踏み込むが、 矢口はすでに逃亡した後だった。 しかし、 部屋の冷蔵庫から犠牲者たちの遺体の一部が見つかり、 矢口の犯行は決定的となる。 しかし声明文に書かれていた鳥居道子の遺体や血痕は見つからなかった。 疑問に思う佐原らの元に、 殺されたと思われていた鳥居道子が保護されたという連絡が入る。 道子は暴力団が経営する風俗店で働かされており、 矢口に監禁されていた事実はなかった。 声明文は一体誰が書いたものなのか?佐原ら警察の疑問は深まる。
 一方、 佐原は家庭では娘・深雪の不登校の問題を抱えていた。 佐原は、 鳥居道子の捜査の際知りあった高校保健室勤務の松浦梨花に深雪の話し相手になってくれるよう頼む。 梨花と深雪は意気投合し、 梨花は佐原の家に頻繁に訪れるようになった。 しかし、 ある日梨花を交えて家族で夕食をとっている時、 佐原は深雪と口論となり、 深雪を撲ってしまう。
 その数日後、 深雪が行方不明になる。 必死に深雪を探す佐原のもとに差出人不明の荷物が届いた。 中身はブレスレットで、 梨花はそれが深雪のものだという。 不安の募る佐原に、 男の声で 「深雪を誘拐した」 という電話が入った。 犯人は連続婦女暴行事件の犯人、 矢口なのか?佐原の不安を煽るかのように、 雑木林で少女の他殺死体が発見される。
 深雪の誘拐事件はついに公開捜査となり、 佐原のもとには大勢のマスコミが詰め掛ける。 取材攻勢に苦しむ佐原のもとに、 犯人から再び連絡が入る。 それは身代金一億円を現金で用意し、 その受け渡しをマスコミで完全中継
するようにという奇妙な要求だった。 犯人はマスコミの面前に現れようというのか?捜査班の疑問は解けないまま、 佐原はテレビの完全中継と野次馬の群がる中、 身代金を渡しに行く…。