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第53回
窓際信金マンの事件帳簿
テレビ東京 1/30(水)20:54〜22:48

BSジャパン 1/27(日)21:00〜22:54

原作

うつみ宮土理 「秋桜団地」
※「紐育(ニューヨーク)マサオ」収録 文春文庫・刊

脚本
石倉保志
監督
合月勇
キャスト
大西広三
駒沢花子
池上英夫
根岸千賀
池上明美
……
……
……
……
……
愛川欽也
深浦加奈子
石丸謙二郎
秋本奈緒美
及川麻衣
 
あらすじ
 信用金庫に勤める熟年サラリーマン・大西広三は、妻・勝子と団地住まい。同じ棟にはサラリーマンの池上英夫とその妻・明美が住んでいた。その団地の一室で、二ヶ月前、女性が遺体で発見された。死因は自殺と断定されたが、その空き部屋に明かりが灯るのを見た者がいて、勝子ら主婦の間では自殺ではなく殺された彼女の霊が居着いているという噂が広まっていた。
 出世街道から外れた広三は、自分より若い支店長の土屋から煙たがられる存在だった。以前から相談を受けていた刑事・篠田一平への融資話がまとまったこの日も、土屋に呼び出され、営業成績の悪さを嫌みったらしく言われる。そんな広三の安らぎの場は、行き付けの小料理屋「はなこ」。女将の駒沢花子と話をしていた広三は、最終バスに乗り遅れ、徒歩で帰宅する羽目に。家に着いたちょうどその時、篠田から「土屋支店長が殺された」という連絡が入った。
 土屋は自宅リビングで殺されていた。妻は実家に戻っていたという。駆けつけた広三は、土屋の死亡推定時刻に一人でいたことと、土屋家の前で不審な男の目撃情報があったことから、篠田らに事情聴取を受ける羽目になる。そのため、翌日の勤務先でも冷たい視線を浴びた広三は、その夜、「はなこ」に寄って疲れを癒す。そんな広三を、花子は店にあったバラの花で手品を見せ、励ました。そして花子は広三に、土屋があるダンス教室から出てきた所を見たという話をする。
 広三と花子が佐久間ダンススタジオに確認すると、確かに土屋はその教室の受講生だった。しかし教室の経営者で講師でもある佐久間の話では、警察はまだ土屋がダンス教室に通っていたことを知らないという。
 翌日、広三は土屋が不正融資をしていた事実を知る。その夜、広三は花子にそれを報告する。そこへ池上がやってくる。彼もここの常連らしく、二人は花子を交えて酒を交わす。
 酔いつぶれた池上を家まで送った広三は、部屋の中に、明美がダンス教室の佐久間と踊っている写真を見つける。明美に土屋のことを尋ねるが、明美は一、二度顔を合わせただけでよく知らないと言った。
 翌日、広三は篠田から、土屋の妻が死体発見当時に実家にいたというのは嘘で、愛人と都内のホテルにいたということを聞く。しかも土屋にも愛人がいると言うのだ。土屋の妻は、夫の支店長という立場を利用し、「私生活を暴露する」と夫を脅して、愛人のために高級車を買わせていた。その金額に引っかかった広三は、篠田に土屋が不正融資のリベートを受け取っていた事実を話す。土屋の愛人を特定できない警察を尻目に、広三の頭には明美の顔が浮かんでいた。そして佐久間に電話をして、土屋と明美が二人とも水曜日の同じ時間にレッスンを受けていたことを突き止める。二人はやはり定期的に密会を重ねていたのだ…。
 広三は池上家を訪れるが、返事がない。不審に思い、中に入った広三は、明美の死体を発見する。
 警察による鑑識の結果、フローリングの隙間に黄色い粉が発見される。またパソコンには「別れ話のもつれから土屋を殺してしまい、命を絶ってお詫びします」という内容の遺書が残されていた。篠田に事情を話し、池上家を後にする広三は、人込みの中に土屋が殺された現場でも見た女性を発見する…。
 明美の死は本当に自殺なのか?土屋は誰に殺されたのか?ダブル不倫をしていた2人の死を結ぶ接点は?そのカギは、2ヵ月前に同じ団地で起きた若い女性の自殺にあった…。