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第54回
山岳救助隊紫門一鬼B
北アルプス雪山殺人迷路
テレビ東京 2/6(水)20:54〜22:48

BSジャパン 2/3(日)21:00〜22:54

原作

梓林太郎 「無名山脈」より

脚本
峯尾基三
監督
北畑泰啓
キャスト
柴門一鬼
真中あゆみ
吉村荘平
一色宏美
小室主任
……
……
……
……
……
高嶋政宏
大河内奈々子
宍戸開
一色彩子

渡瀬恒彦

 
あらすじ

  穂高連峰に冬が訪れた。山岳救助隊涸沢分室は冬季閉鎖を迎え、柴門一鬼ら隊員たちは下山準備を始めていた。そこに行方不明者の捜索要請が入り、柴門たちは出動する。
 行方不明者は好日山岳会所属の稲岡誠一と辻井孝史の2名。 登山パーティは山岳会のメンバー7人で構成されていたが、行方不明の2人、リーダーの及川啓介、野上繁男、西野洋子の3人、そして吉村荘平、真中あゆみの2人の3班に別れて行動していた。救助隊と山岳会で捜索を開始するが、運良くテントに辿り着いた稲岡はその場で息を引き取り、辻井も雪山で遺体となって発見された。検死の結果、事件性はなく「遭難死」と断定された。
 下山の日、柴門は辻井の遺留品に撮影済フィルムがあったにもかかわらず、カメラがなかったことを思い出す。穂高北署の刑事・小室にそのことを伝えに行くと、辻井のフィルムはすでに現像されていて、その中に稲岡と辻井のツーショット写真があった。これを撮影した人物がいる…柴門はカメラを探しに救助隊メンバーと遭難ルートに向う。途中、焚き火の跡の周りに複数の山靴の痕を発見。警察の足紋採取から、やはり2人の他にもう1人別の人物がいたことが判明する。消えたカメラと第3の人物…柴門と小室は殺人事件との見方を強める。
 今回の計画を最初に提案した野上は、途中計画になかった沢登りを単独で行っていた。この不自然な行動に疑問を持った柴門は東京へ向かい、野上にそのことを尋ねた。ハッキリしない野上に登山靴を見せてくれるよう頼むと、使っていた靴はすでに処分したと言い、新品の登山靴を出してきた。その靴のサイズは、第3の人物と同じサイズだった。
 野上への疑いを強めた柴門と隊員の一色宏美は、死亡した2人と野上の関係を及川に尋ねる。すると、以前3人は殴り合いの喧嘩をしていたという。何か恨みがあったのか…柴門は再び野上の元へ行く。しかし、そこで野上の口から出たのは、4年前に山岳会の2人が雪崩で死んだ遭難の話だった。死亡したのは、会社社長・長沼慶一郎と社員・三上俊明。同社には稲岡と辻井も在籍していた。そして、長沼と三上が入山した同じ日に、稲岡と辻井が下山してきたというものだった。
 4人は山小屋で顔を合わせていたという事実もあった。当時、稲岡たちは会社から解雇通告を受けていたが、長沼たちの事故後すぐに2人は会社の中枢に治まり、その1年後に会社は潰れたという…。
 4年前の遭難事故で起こった2組の入れ違い登山、そして今回の事件に浮かぶ第3の人物…雪山で起きた2つの悲劇が、今1本の線で結ばれようとしていた…。