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第62回
市原悦子サスペンス
犯罪交渉人ゆり子2
水上温泉立てこもり事件
テレビ東京 4/3(水)20:54〜22:48

BSジャパン 3/31(日)21:00〜22:54

原案

毛利元貞 「犯罪交渉人」 角川書店

脚本
西岡琢也
監督
黒沢直輔
キャスト

野々村百合子
飯島英司
曽根元
児玉綾人
種田署長

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市原悦子
平田満
火野正平
高橋一生
鶴田忍
 
あらすじ

 警視庁を退職して1年、元犯罪交渉人の野々村百合子は、好きな絵を描くなど、一人のんびりとした生活を送っていた。
 ある日、近所の老人ホームで起きた些細な事件に協力した百合子は、そこで絵を描く老女・湯川孝子と出会う。共通の趣味などから、二人は互いに共感を覚えた。
 翌日、百合子がアルバイトをしている美術館に、以前一緒に仕事をした児玉刑事とその妻・かずが現れる。久々の再会に、百合子は児玉夫妻の息子・綾人のことを尋ねるが、反応が曖昧で気に掛かった。
 後日、児玉はある事件の現場で、追跡中の容疑者に撃たれて命を落とす。
 翌朝、児玉の殉職を知った百合子は児玉の家を訪れ、そこで初めて綾人が4年前から引きこもりであることを知る。百合子はドア越しに綾人に話しかけてみるが、綾人は床を激しく踏みつけて反抗するだけだった。
 百合子はしばしば孝子の下を訪れ、親交を深めていた。そして絵画サークルの写生会を兼ねた温泉旅行に孝子を誘う。一方、綾人との対話を続けていた百合子は、自分が交渉人だったことや過去に起きた事件などを話すうちに、綾人の足踏みが聞こえなくなったことに気づく。綾人の気持ちに変化が起きていることを察した百合子は、しばらく時間を空けることをためらい、温泉旅行をキャンセルするが、孝子はそのまま参加することになった。
 コンビに経営に失敗した過去を持つ飯島英司は、金策がうまく行かず、その腹いせにコンビニを放火したり、消費者金融の社長を刺殺し逃走していた。再びコンビニに放火しようとした飯島は、目撃した店員を包丁で刺して逃走する。
 その頃、上野駅には温泉旅行に出発するメンバーが集合していた。孝子も合流し、百合子に見送られて一行は出発する。帰りに綾人の下に寄った百合子は、友人の孝子が水上温泉に出掛けたことを話した。するとドアの向こうから「雪、降ってる?」と問い掛ける綾人の声がした。百合子の話に綾人が初めて反応したのだった。
 水上駅に到着した一行は、出迎えのバスに乗って旅館「洞元荘」へ向かった。その車には逃走中の飯島も乗り込んでいた。その夜、昼間のコンビニ店員傷害事件の容疑者として、飯島が指名手配になったニュースが流れた。従業員に気づかれた飯島は、宴会場にいた孝子らを人質に立てこもった。連絡を受けた地元警察が駆けつけ、種田署長らは現地本部を設置する。以前、立てこもり事件を強行突破で解決したことのある種田は、今回もその機会を狙っていた。
 同じ頃、百合子も孝子らが事件に巻き込まれたことを知る。老人ホームの従業員と共に知らせにきた女性は、孝子の娘だった。身寄りのない孝子に娘がいたことに驚く百合子は、さらに孝子が末期ガンであり、本人はそれを知らないと聞いて愕然とする。友人に危機が迫っている…百合子は県警に、交渉人として力になりたいと申し出た。交渉人スペシャリスト・野々村百合子が、再び緊迫した現場に立ち向かう…。