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第81回
修善寺温泉殺人事件
テレビ東京 8/14(水)20:54〜22:48

BSジャパン 8/11(日)21:00〜22:54

原作
吉村達也 「修善寺温泉殺人事件」 講談社文庫
脚本
土屋斗紀雄
監督
森崎東
キャスト
夏目邦雄
夏目毬子
夏目志津江
川村茂雄
渡瀬春奈
野中太郎
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愛川欽也
国生さゆり
香山美子
名古屋章
左時枝
片桐竜次
 
あらすじ

 目黒のマンションの浴室でOLの死体が発見された。目黒北署の警部補・夏目邦雄が現場に駆けつけると、被害者・渡瀬里佳子の顔と腕はひどくかぶれていて酷い状態にあった。第一発見者はバーを経営する里佳子の母親・春奈で、旅行代理店の社長で恋人の大野木紘一郎と帰宅したところ、死体を発見し、通報したという。


 翌日の捜査会議は、邦雄の娘で本庁の警部に昇進した夏目毬子の指揮の下で行われた。里佳子の死因は絞殺による窒息死で、凶器の腰紐は春奈の物であることが判る。また里佳子のかぶれの原因は、何者かが液状石鹸に混入したと思われるウルシの樹液で、死因とは直接関係ないものと推測された。邦雄は容器にウルシを入れた人物に春奈の名を挙げるが、死亡推定時刻の昨夜10時から午前0時の間、春奈は店から一歩も出ておらず、大野木の証言もあってアリバイは成立していた。また春奈も同じ石鹸を使っていたため、その可能性は薄いと思われた。そこで毬子は、怨恨の線で捜査を進めるよう指示する。


 その後、里佳子の勤務先を訪ねた毬子は、怯えた様子の男性社員・服部幸男を目にする。また里佳子が専務の山室和樹と関係があったことを知る。さらなる捜査で、里佳子が母親を恨んでいると漏らしていたことや、最近、ストーカーに悩まされていた事実なども突き止める。


 一方、里佳子の通夜で、邦雄は山室の秘書・原沙織から、里佳子が殺される前日、社員旅行で訪れた伊豆の修善寺で「自分には出生の秘密がある」と語っていたことを聞く。そして展示されている源頼家の「古面」を見ながら「やってはいけないんだ。とんでもないことを考えていた。」と呟いていたと知る。そして自分が修善寺で生まれたことを話し始めた矢先、盲目の女性を目にすると「来なければ良かった」と言い、逃げるように走り出したという。邦雄がその女性との関係を聞こうとした時、山室が沙織を呼びに来たため、続きは沙織が出張先から戻る2日後となる。


 捜査本部では、ウルシの樹液が茨城県大子町で採取されたものであること、さらに一週間前に採取元から盗難届が出ていたことが判明する。現場に向かった邦雄たちは、10日程前に服部がそこを訪れ、修善寺に幽閉された後、ウルシ風呂に入れられて殺されたという源頼家の伝説について尋ねていたことを知る。


 東京に戻った毬子たちは、服部を任意同行し、服部は里佳子をストーカーしていた事実を認める。さらに家宅捜索の結果、服部の部屋から盗まれたウルシの瓶や里佳子の部屋の合鍵も見つかる。しかし服部は、里佳子の殺害を否認し、さらに源頼家については里佳子から調べて欲しいと頼まれたと話す。


 その夜、邦雄は出張先から帰ってきた沙織の電話を受ける。確かめたいことがあり修善寺にいるという沙織が里佳子の出生の秘密を切り出そうとした途端、悲鳴とともに電話が切れ、沙織は他殺体となって発見される。


 里佳子の出生の秘密、そして彼女が呟いた「やってはいけない」こととは何か?源頼家にまつわる呪われた古面の伝説を手がかりに、夏目刑事が真相に迫る。