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第91回
山岳救助隊紫門一鬼4
北アルプス殺人ケルン
テレビ東京 11/6(水)20:54〜22:48 

BSジャパン 11/3(日)21:00〜22:54 

原作
梓林太郎
脚本
峯尾基三
監督
中村金太
キャスト
紫門一鬼
小室主任
水野真左子
西巻浩也
尾浜史朗
一色宏美
伏見刑事
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高嶋政宏
渡瀬恒彦
いとうまい子
金田賢一
松山政路
一色彩子
片桐竜次
 
あらすじ

北アルプス連峰で遭難死体が発見された。第一発見者はツアーに参加中だった山岳ガイドの西巻浩也。連絡を受けて駆けつけた山岳救助隊の隊長・紫門一鬼の先輩で旧知の仲だ。


 遭難者は4〜50メートル上方から転落したと見られ、現場には小石の詰まれた小さなケルンとサックが残されていた。遺留品とその後の調べから、遭難者は4年前に銀行を退職し、現在は無職の塩屋敏行と判明する。


 白馬北署の鑑識の結果、死体には落下による全身打撲と、背中にかなり深い裂傷があることがわかる。それを裏付けるかのように、岩壁の途中にはナタ状に尖った岩があり、先端には血痕が付着していた。この状況から、被害者は転落途中に突起岩に衝突し、背中に致命的な裂傷を負ったと考えられた。


 休暇から戻った山岳救助隊の隊員・一色宏美は、事故の経緯を聞き「岩壁の刃」という山岳ミステリー小説を思い出す。自然の岩を利用した山岳偽装殺人の内容が今回の事故とそっくりなのだ。その頃、警察でも落下実験のデータから、背中の致命傷と外傷の傷の付き方が明らかに矛盾していることが判明する。これは小説を真似て遭難事故を装った偽装殺人なのか・・・?北アルプスの自然をこよなく愛する紫門は、言語道断とばかりに真相究明に立ち上がる。


 紫門と宏美は、東京に住む小説の作者・尾浜史朗を訪ねた。そこで小説のアイディアが灯影舎出版の女性編集者・水野真左子の提案であること、さらにそれが北八ヶ岳で4年前に実際にあった遭難事故をモチーフにしていたことを知る。真左子を訪ねるが多くを語らず、紫門は一人東京に残って捜査を開始する。


 紫門は隊員たちと共に八ヶ岳へ行き、4年前の遭難事故の話を聞いた。遭難者・野沢順一郎も、やはりナタのような突起岩で背中に致命傷を負っていた。しかし、転落現場にはケルンも突起岩も何故か見当たらなかった。


 地元の警察を訪ねた紫門たちは、そこで驚くべき事実を知る。被害者には真左子という妻がいたが、それが今は旧姓に戻った水野真左子だったのだ。夫の遭難死を妻自ら小説の題材として提案するだろうか?さらに真左子は事故の再調査を要請しており、その時付き添った人物が、夫の山岳会の仲間で無二の親友だった西巻であることがわかる。そして西巻が死体を発見したときの山岳ツアーが灯影舎主催のもので、真左子も参加していたことが明らかになる・・・。


 4年前の遭難者、その妻と親友。そして北アルプスの遭難事件と小説の存在…これらに関連性はあるのか?先輩を信じ、紫門は疑惑を晴らすために奔走する。そして何よりも愛する山のために…。