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第101回
内田康夫サスペンス
信濃のコロンボB
「信濃の国」殺人事件
テレビ東京 2/5(水)20:54〜22:48

BSジャパン 2/5(日)21:00〜22:54

原作
内田康夫 『「信濃の国」殺人事件』 講談社文庫
脚本
佐伯俊道・牧野繁
監督
江崎実生
キャスト

竹村岩男
竹村陽子
岡部和雄
馬渕洋子
大森修司
大林章雄
伊藤カオリ

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中村梅雀
原日出子
松村雄基
中山忍
里見浩太朗
秋野太作
今井恵理
 
あらすじ

長野県の水内ダムで、信州毎朝編集局次長・牧田祐三の絞殺された死体が発見された。被害者の車は現場と離れた場所で発見され、犯人は犯行後に死体を運び、遺棄したと見られた。


 水内ダム事件で容疑者として拘留されたのは、牧田の部下の中嶋だった。中嶋はダム建設の是非をめぐる社内の派閥争いで被害者と対立しており、前日人事異動をめぐり激しく口論をしているのを目撃されていた。中嶋にはアリバイもなかった。


 その数日後、今度は姥捨山近くにある田毎寺で歯科医の妻・甘利知美の死体が発見される。県警警部“信濃のコロンボ”こと竹村岩男は、今回も被害者が絞殺されていることや、犯行現場と見られる被害者の車が現場と離れたところに放置されているという水内ダム事件との共通点に気づき、持ち前の“勘”で捜査に乗り出す。


 一方、東京から中嶋に会いに来た中嶋の婚約者・洋子は、中嶋が殺人容疑で拘留されていると知り、ショックを受ける。そんな中洋子を中嶋の代わりに迎えに来たのは、中嶋の大学時代の友人でテレビ局のリポーターの伊藤カオリだった。カオリは中嶋が頼りにしていた、信濃毎朝新聞資料室長の大林を紹介する。洋子は大林から中嶋が牧田と対立していた社内事情を聞く。さらにカオリは以前取材で知り合った竹村を洋子に引き合わせる。洋子は中嶋の拘留に疑問を抱く竹村に、、中嶋の容疑を晴らして欲しいと懇願する。


 そんな中、第3の殺人が碓氷峠で起こる。被害者は平沼武太郎という老人で、またも首に締められた痕があった。捜査の結果、先の2つの事件と同じく、被害者は誰かと会う約束をしていたことが判明する。洋子は3つの殺人事件の死体遺棄の場所が、いずれも長野県歌「信濃の国」の歌詞に出てくる地名と一致していることに気づく。歌詞の4番に出てくる「久米路橋」は第1の殺人現場、水内ダムの現場。また、第2の殺人現場である田毎寺は歌詞に出てくる「姥捨山」の麓ある寺だった。洋子は、東京から長野へ向かうバスの中で、平沼武太郎と乗り合わせており、その時若者たちが「信濃の国」を歌っているのを聞いて逆上しているのを目撃していたのを思い出す。


 その後の調べで、牧田・甘利両被害者の父親と平沼本人が、昭和23年の同時期に長野県の県会議員だったことが判明する。しかし平沼は何故かたった一年足らずで県議を辞めていた。竹村は当時の議員で唯一顕在する遠山に話を聞きに行くが、遠山はなぜか口を閉ざした。


 そんな中、連続殺人事件と昭和23年の県議会の関係を調べ「事件の背景と思われる昔の出来事を発見した」と言っていたカオリが、木曽川の寝覚ノ床で絞殺された死体となって発見される。現場はまたも「信濃の国」の歌詞に登場する場所、寝覚ノ床だった。落胆と憤りを覚えながらも、竹村は県会議員だった4人が55年前の長野の分権運動の際に、ある誓約を交わしていたことを突き止める…。