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第104回
さすらい署長 風間昭平
みちのく 北上川殺人事件
テレビ東京 3/5(水)20:54〜22:48

BSジャパン 3/2(日)21:00〜22:54

原作
中津文彦「七人の共犯者」(角川書店)より
脚本
田上雄
監督
中村金太
キャスト

風間昭平
南坂正子
高見隆二
村里耕二
小向源吾
樋口明
越川浩

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北大路欣也
藤村志保
石橋蓮司
石倉三郎
新克利
菊池隆則
岡野進一郎
 
あらすじ

 風間昭平は、全国各地を転々と渡り歩くさすらい署長。現場一筋に叩き上げ捜査で数々の事件を解決してきた。そんな彼が新たに赴任した岩手・盛岡南署の管轄内で、公園に横たわる女性の変死体を発見する。死体は下着姿で首に圧痕があり、左手は肘の上辺りから切断された惨い状態だった。


 署では、風間の警察学校の同期で捜査一課長の小向や、一匹狼で昔気質の部長刑事・村里らが顔を揃えた。捜査本部は、被害者の身元割り出しと未発見の左腕の捜索に全力を上げる捜査方針を掲げた。


 そんな中、事件を聞いて駆けつけた地元紙「北斗タイムス」の編集長・高見隆二により、被害者が昨晩から帰宅していなかった高見の妻・英子と判明する。左腕が切断されている状況に、高見は“北斗タイムスへの挑戦だ”と声を荒げた。「北斗タイムス」は、過激な見出しが踊るスキャンダラスな情報で売り上げを伸ばす反面、容赦ない暴露記事で多くの人間が破滅しており、かなりの恨みを買っていた。警察は怨恨の線で高見夫妻の身辺捜査を開始する。しかし村里だけは、以前から高見に恨みを持つバー経営者・安藤鉄夫の行動を単独で探っていた。


 風間は、司法解剖を担当した法医学者・上松を訪ね、被害者の尿から微量ながら覚醒剤の成分が検出されていたことを聞く。そこへ上松の中学校恩師・南坂正子が娘の治療費の相談に訪れた。脳外科病棟に長期入院している正子の娘・千佳子は、自殺未遂の後遺症で植物状態にあった。


 当時、中学の新任教師だった千佳子は、校内で男子生徒に暴行され、裁判を起こした。少年は軽い処罰を受けただけで、千佳子は辞職、事件は決着したかに見えた。しかし「北斗タイムス」が彼女を誹謗する記事を掲載したため、千佳子は飛び降り自殺を図った。心無い記事が掲載された理由は、暴行した生徒が高見の息子だったからだった。真相を聞き、風間は胸を痛める。


 その後、被害者と密接な関係を持つ2人の人物が浮上する。一人は、被害者とホテルに入るのを目撃されたスキー場勤務の越川浩。彼は以前「北斗タイムス」の記者だったが、高見との確執から辞職に追い込まれた過去があった。そしてもう一人、被害者の結婚する前の恋人で、最近もしばしばゴルフや食事に出かけていた企画会社社長・樋口明。彼は「北斗タイムス」の暴露記事により会社を倒産させられていた。


 そんな中、北上川の河川敷で捜索中の左腕が発見される。腕には注射を繰り返したような痣があり、被害者が覚醒剤常用者だったことが判明する。一方、村里は安藤を尾行しつづけていたが、ふとした隙に尾行をまかれてしまう。その直後、公園で安藤の刺殺体が発見される。死体の左足には、同じく覚醒剤の尾注射痕が残されていた。


 「北斗タイムス」の周りで複雑に絡み合う人間関係を中心に捜査を進める風間。そこに新たな接点が浮かび上がる…。