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第114回
優雅な悪事2
〜京都華道家元連続殺人
テレビ東京 5/28(水)20:54〜22:48
BSジャパン 5/25(日)21:00〜22:54
原作
佐野洋
脚本
関根俊夫
監督
松本明
キャスト

原口頼子
辻純一郎
渋海笙子
服部道子
服部誠一
山崎五郎
貝塚刑事
黒田伸一









岩下志麻
金子賢
岸田今日子
野川由美子
西田健
六平直政
篠井英介
ベンガル
 
あらすじ

 元女優にして華麗なスリの腕を持つジュエリーデザイナー・原口頼子は、彼女を師匠と慕う純一郎とともに京都を訪れ、すでに京都入りしているジュエリーショップのオーナー・渋海笙子とともに、華道松泉流の20周年のパーティーに出席する。


 家元の服部道子は、頼子のデザインしたジュエリーを贔屓にしており、この日も一番のお気に入りというブレスレットをしていた。道子の夫・誠一と一番弟子を紹介された頼子達の背後で、賑やかな笑い声が上がる。一同が振り向くと、テレビでも引っ張りだこの売れっ子華道家・北村伊織が輪の中心にいた。。松泉流のホープといわれる伊織を紹介される頼子達だったが、伝統を重んじる道子と坂東に対し、新しい個性を主張する伊織の発言はとげとげしく、気まずい空気が流れる


 パーティーの途中、先に失礼しようと頼子達は道子に声をかける。その時、道子のブレスレットのチェーンが切れていることに気づいた頼子は、修理を申し出てブレスレットを預かった。エレベーターを待っていると、慌てた様子の誠一が通りかかるが、頼子の挨拶にも素っ気なく立ち去る。
 その直後、伊織の同期生である福永治美と谷村絵里が、控え室で胸から血を流して死んでいる伊織を発見する。胸には花切り鋏が刺さっており、首にも絞められた跡があった。京都府警の刑事・貝塚、後藤らにより捜査が開始され、頼子の元にも事情聴取に訪れる。


 その後、純一郎を連れて京都観光に出かけた頼子は、三年坂の階段の途中で何者かに突き落とされそうになる。また、携帯やホテルの部屋にも謎の無言電話がかかってくるようになる。


 一方、服部家を訪れた笙子は、誠一から伊織が同期生と折り合いが悪く妬まれていたことを聞く。そこへ貝塚たちが訪れ、以前、服部家に同居していた伊織の男性関係を尋ねる。心当たりのない道子たちを前に、後藤は伊織が妊娠3ヶ月だったと告げる。


 ホテルの戻った笙子は、伊織は相手の男性との別れ話のもつれから、喧嘩となって殺されたのではと純一郎に話す。会話を聞いていた頼子は、パーティー会場で坂東と伊織が激しく言い争いをしていたことを思い出す。松泉流からの独立を目論む伊織に対し、坂東が声を荒げていたのだ。坂東が伊織をライバル視していたことは明白な事実だった。


 一人になった頼子の部屋のチャイムが鳴る。ドアを開けた頼子は、侵入してきた男に殴られ、気絶してしまう。男は部屋を物色し始めるが、部屋の電話が鳴ったために慌てて外に飛び出し、その際メイドと接触して逃走する。部屋に戻った純一郎によって目を覚ました頼子は、駆けつけた警察には心当たりがないと告げる。しかし、警察が出て行った後、男からスッた財布を取り出し、部屋に侵入した人物が坂東だったことを突き止める。


 警察は、純一郎が届けた財布によって、伊織の密葬の場で坂東に接触、葬儀終了後に同行を約束するが、隙を見て逃げられてしまう。


 しかしその翌朝、琵琶湖のヨットハーバーに沈んだ車の中から、坂東の水死体が発見され、伊織の殺害をほのめかす遺書も見つかった。警察は、伊織を殺害したことを苦に坂東が自殺したと事件解決を決め込むが……。