←第114回
第115回
山村美紗サスペンス
京都離婚旅行殺人事件
テレビ東京 6/4(水)20:54〜22:48
BSジャパン 6/1(日)21:00〜22:54
原作
山村美紗 「京都離婚旅行殺人事件」より
脚本
安本莞二
監督
南部英夫
キャスト

石田里香
狩矢警部
沖田薫
沖田雅也
野口鮎子
橋口警部補
石田民江








田中美里
船越英一郎
秋吉久美子
前田吟
大沢逸美
前田耕陽
山村紅葉
 
あらすじ

  ミステリードラマの女王・沖田薫が主演するテレビドラマの500本記念作品の制作発表会見が、都内ホテルで行われた。マネージャーの中村亜美と、その幼馴染みでシナリオライター志望の付き人・石田里香らが見守る中、記者たちの質問は、薫とその夫で監督の沖田雅也の離婚問題に集中する。薫は、ドラマの監督・中山や相手役・北上とも噂があった。


 里香は、夫婦の危機的状況を目の当たりにしていた。互いの会話は、テープレコーダーに録音する状態で、この夜、先に帰宅した薫の雅也への伝言は、ロケ先の京都で離婚話をしたいとの提案だった。雅也は、離婚届には決して判を押さないと吐き捨てる。
 薫の帰宅を待つ里香の元に、亜美から電話が入る。亜美は、薫が自分のことについて何か言ってなかったか?と妙な質問をする。その直後に帰宅した薫は、雅也の伝言を聞き「だったら、私を殺すしかないわね」と不気味な発言を残す。


 ドラマの撮影が始まった。里香は薫の計らいで1日休暇をもらい、実家に里帰りする。一方、撮影現場では、恋敵の中山と北上が言い争う場面も見られた。ロケが終わり、見学していたファンから薫に花束が渡される。その中には里香の父親・久造の姿もあった。


 一行は嵐山の茶房に移動し、打ち合わせを行う。亜美は里香に電話をかけ、沖田夫妻が宿泊するホテルで、雅也と交際が噂されている女優・野口鮎子を目撃したと告げる。雅也と示し合わせているのではと勘ぐる亜美は、イヤなことが起こりそうだと危惧する。


 ホテルに戻った薫と亜美は、部屋で雅也と遭遇、夫婦は別々の部屋で時間を過ごす。その間にファンからのバラの花束を花瓶に生けようとした亜美が、指にバラの棘を刺した途端、苦しみ出し、絶命する。


 京都府警の狩矢警部と橋口警部補らが駆けつけ、現場検証の結果、死因は即効性の毒物で、バラの棘に毒が塗られていたことが判明する。事件を知り、駆けつけた里香は、亜美は自分の身代わりに殺されたと責任を感じる。狩矢は、犯人のターゲットは亜美ではなく薫ではないかと考え、薫に事情を尋ねるが、仕事柄、恨みや妬みは付き物で、変質的なファンの犯行とも考えられた。さらに夫婦の間で問題が生じていることも知る。


 その後の調べで、久造が渡したバラの花に毒物が塗られていたことが判明する。犯行が可能な場所は、打ち合わせの行われた嵐山の茶房か、ホテルの部屋に戻ってからと断定された。亜美は花瓶の調達のため、数分部屋を出ていた時間があった。そんな中、ホテルのルーム係の目撃証言から、事件当日の午後、現場の部屋に野口鮎子が出入りしていたことが明らかになる。


 里香は亜美の死の真相を知るため、捜査に協力することに。狩矢たちは、薫の資産を手に入れようと、雅也と鮎子が共謀して薫を殺そうとしたと推理する。しかし里香は、温厚な雅也の犯行とは信じられず、疑問を感じる。


 その後、里香の立会いの元で薫と雅也の離婚話が行われた。薫は5千万を用意すると告げ、雅也は薫を主演にしたドラマを一本撮ることを条件に離婚届に判を押すことを承諾する。そして薫は、翌日の撮影後にその返事をすると約束する。


 翌日の撮影は、薫と鮎子のシーンだった。本番直前、鮎子が薫に何かを耳打ちし、一瞬、薫の顔色が変わる。その後休憩となり、里香が渡したコーヒーを口にした薫が、突然苦しみ出す。薫は一命をとりとめるが、捜査の結果、マグカップの内側に農薬が塗られていたことが判明する・・・・。