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第117回
幻の推理作家
〜能登殺人行
テレビ東京 6/25(水)20:54〜22:48
BSジャパン 6/15(日)21:00〜22:54
原作
中町信 「能登路殺人行」より
脚本
古田求
監督
奥村正彦
キャスト

和南城 健
渡辺千絵
小早川涼子
栗林警部
花崎貴人
宗方冬樹







西郷輝彦
柴田理恵
秋本奈緒美
石橋蓮司
渡辺哲
甲本雅裕
 
あらすじ

 京都に住む推理作家・和南城健(わなじょうたけし)は、20年前に「新人文学賞殺人事件」で日本推理ノベル大賞を受賞して以来、新作が書けずにいる“幻の推理作家”。彼の担当編集者・渡辺千絵は、新作を期待しながら日々はっぱをかけている。その千絵が、結婚相談所の紹介でお見合いをすることになり能登に出発した。


 和倉温泉ホテル「のと楽」に着いた千絵は、接客係の小早川涼子に、部屋へと案内される。途中、宿泊客の2人の大学生に遭遇し、うち1人は千絵が和倉温泉駅に着いた時に、口元のホクロが印象的な女性と一緒にいるところを目撃した男・牧村だった。しかし、その連れの女性は見当たらない。彼らは京都中央大学の学生で、千絵の結婚コンサルタント・花崎美根子の夫で大学教授・花崎貴人のゼミ生だった。夫婦はこのホテルの常連客で、ゼミでも度々利用していた。


 しかしその翌朝、海岸に美根子の水死体が打ち上げられる。潮の流れから、死体は別の場所から流れ着いたと考えられ、自殺・他殺の両面から捜査が進められることに。千絵は、この事件をきっかけに新作を書かせようと、和南城を強引に能登に呼び寄せた。


 能登西署によって関係者が集められた。ゼミ生の熊井と牧村は、花崎教授が学会のため青森に出張中で、夜に能登に到着する予定だと話す。一方、美根子の姿を最後に見たのは、夜10時に部屋を訪れた客室係の涼子だったが、特に変わった様子はなかったと話した。


 千絵と和南城、そして千絵のお見合い相手・宗方冬樹の3人は、死体が能登金剛付近から流れてきたものと考え、現場に向かう。そして、巌門の岩場で美根子が履いていた白い靴の片方を発見する。また、近くの土産物屋の店員が深夜12時頃に1台の不審な車を目撃していることから、美根子は何者かに車で連れて行かれたか、あるいは呼び出されて殺されたのではないかと考えられた。


 京都で行われた美根子の葬儀に、涼子が姿を見せた。涼子は翌日まで京都に滞在し、花崎教授の家に伺うことになっていると告げる。一方、葬儀の最中に熊井と牧村がこそこそ話をしている姿を千絵は目撃する。


 和南城は、花崎夫婦の関係について調べようと、翌日、花崎家を訪れた。ところがそこで、胸を刺されて死んでいる花崎教授を発見する。死体の手にはサインペンが握られ、側には「ショーセツ」という文字が記されていた。


 京都府警の調べで、花崎教授の携帯電話の履歴から「熊井正雪」の名前が見つかる。「正雪=ショーセツ」と考えられ、さらに花崎家から熊井の借用書も見つかった。熊井が花崎夫人の水死体があがった能登のホテルに宿泊していたこともあり、警察は熊井を任意同行する。ところが、本人は犯行を否定。さらに熊井が「ショーセツ」ではなく、教授から「マーチャン」と呼ばれていたことが分かり、熊井への疑惑が揺らぐ。


 そんな中、和南城は「ショーセツ」の意味を独自に解読し、再び花崎家に向かう。そして、部屋の書棚に並べられた百科事典の中から、背表紙の索引文字に「ショーセツ」とある一冊を取り出し、中からホテルの便箋に書かれた美根子の遺書を発見する・・・。


 能登と京都で起きた夫婦の死は連続殺人なのか?眠りから覚めたように、独自に推理を進める作家・和南城。やがて、過去に起きたある悲しい事件が浮上する・・・。