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第119回
軽井沢別荘殺人事件
夏樹静子“Cの悲劇”
テレビ東京 7/16(水)20:54〜22:48
BSジャパン 7/13(日)21:00〜22:54
原作
夏樹静子「Cの悲劇」(角川文庫)より
脚本
小森名津
監督
小田切正明
キャスト

芦田千巻
梶行男
森兼警部
織田晋一郎
和倉元美
芦田和賢
花沢ユカリ








かたせ梨乃
永澤俊矢
古尾谷雅人
石橋蓮司
高橋かおり
嶋田久作
杉田かおる
 
あらすじ

 軽井沢の別荘地に住む芦田千巻と和賢(かずかた)は、結婚10年目を迎える夫婦。和賢は、医療ソフトを開発するシステムエンジニアで、3年前から在宅勤務のエリートだが、夫婦仲はどこか冷めたものがあった。


 東京で友人と会った際、千巻はキャリア風の若い女性と並んで歩く和賢の姿を目撃する。その帰り、千巻は何者かに車に引きずり込まれそうになり、間一髪、通りかかった若い男性に助けられる。


 その夜、帰宅した和賢に帰りに起きた出来事を話そうとするが、和賢には聞く気がない。さらに東京で女性といるところを目撃したと話すと、ソフト会社の人だと答えた。そして和賢は、結婚10年目の祝いにと、高価な指輪を千巻に手渡す。思いがけない贈り物に、千巻は喜んで指にはめた。


 そこへ隣に越してきた若い男が挨拶にやって来た。男は偶然にも昼間、千巻を助けてくれた人物で、メンテナンス会社に勤務する梶行男と名乗った。梶は、IT業界で天才と注目されている和賢のことを知っていて、自分はコンピュータに無知だが、仕事場に興味があると話し、書斎に入る。和賢の説明を受ける傍らで、梶は千巻をじっと見つめていた。


 それからというもの、千巻はいつも梶の視線を感じるようになり、2人の見つめ合う時間は次第に長くなっていった。


 そんなある日、買い物から帰った千巻は、書斎で頭から血を流して死んでいる和賢を発見する。警察は、凶器を死体の側にあったブロンズ像とほぼ断定。現金や貴金属が盗まれていたことから、最近この地区で頻発している空き巣の犯行と睨む。和賢はこの日、出社する予定を急遽取りやめていた。こんな状況にありながら涙一つ流さない千巻を、森兼警部は不審に思う。


 そこに梶が帰宅する。事件を知って千巻を励ます梶と、そこで初めて涙を見せる千巻。梶はこの日、病気の母を見舞いに新潟へ行っていたと刑事に告げる。


 数日後、密葬を終えた千巻は、森兼の取調べを受ける。千巻はアリバイが証明されず、梶との仲も疑われていた。


 家に戻った千巻は、寝室で950万円が入金された覚えのない預金通帳を発見する。このお金が事件に関係しているのか?不安がよぎる中、和賢のソフト会社「ADメディカル」の資料室に勤務する織田晋一郎が訪ねてくる。織田は和賢の研究データの確保にやって来たと言うが、和賢の功績を皮肉るような傍若無人な態度を見せる。書斎のコンピュータを調べ始めた織田は、和賢が開発したソフトを手に入れ、莫大な金を得ようと様々な駆け引きが行われていると話す。その中で、千巻は若くてやり手の美人女社長が経営する医療ソフト会社「東京ソフトメディカル」の存在を知る。


 千巻は女社長・和倉元美に会いに行く。元美は、千巻が東京で和賢と一緒にいるところを目撃した人物だった。男女の仲を疑う千巻に対し、元美は和賢から医療ソフトのアイデアを買っていたことを打ち明ける。東京で会っていたのは、和賢に報酬の一千万を渡すためだった。元美は、和賢の才能を愛していたと告げる一方で、他社へのアイデアの横流しは立派な背任行為だと言い、警察に話そうとしていた千巻に釘をさす。


 数日後、千巻は梶の誘いでドライブに出かけ、久しぶりに楽しい時間を過ごす。しかしその夜、一人になった千巻の前に織田が現れ、梶が今の会社に入る4年前に、中堅商社でコンピュータの専門職についていたことを告げる。言葉を失う千巻に対し、織田はさらに、梶が和賢に企業スパイとして近づき、犯行に及んだのではないかと話す。


 梶の正体は?そして和賢のデータを狙う様々な人物に翻弄され、千巻はさらにその渦の中に巻き込まれていく・・・・・・。