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第122回
天竜・伊那殺人渓谷
テレビ東京 8/6(水)20:54〜22:48
BSジャパン 8/3(日)21:00〜22:54
原作
山口 香「天竜・伊那殺人渓谷」(廣済堂文庫)より
脚本
篠崎好
監督
山本厚
キャスト

小宮山貞夫
小宮山道代
竹田雅人
城蔵芳男
橋本富太郎
小宮山時枝







堺正章
さとう珠緒
原田龍二
北村総一朗
清水章吾
香山美子
 
あらすじ

 長野県伊那西署の刑事・小宮山貞夫の姪・西原直子が、婚約直後、婚約者の実家である山口で消息を絶ってから3年、直子の継母・房恵がガンで死亡した。直子の実の母親は、直子を産んですぐ他界しており、後妻の房恵が直子と一つ下の妹・恵美を育ててきた。


 房恵の葬儀で、遺骨の灰の中に焼け焦げた指輪を見つけた恵美は「私がお母さんにプレゼントしたもの」と、ひきつった表情でその指輪を掴んだ。その様子を見ていた小宮山は、指輪は恵美があげたものではなく、房恵自身が持っていたものではないかと推理する。その場合、房恵が死ぬ直前に指輪を飲み込んだことになるのだが、深くは追究しなかった。


 その数日後、伊那の西春近で死後3年経過した直子の白骨体が発見される。頭蓋骨後頭部には殴りつけたような亀裂があり、全裸で埋められていたことから他殺と断定され、小宮山は怒りと衝撃に震える。その後、直子と婚約していた小林国宏の実家に連絡をするが、なんと国宏も半年前、轢き逃げにあって死亡していた。


 山口で行方不明になったはずの直子が、なぜ伊那で白骨体となって発見されたのか?当時の捜査では、4月10日に国宏と萩に到着した直子が伊那の自宅に電話をかけ、さらにその3日後、湯田温泉から再び電話をしてきたのを最後に消息が途絶えていた。しかし、12日に伊那の駅前で直子を見かけたという目撃証言もあった。


 そんな中、房恵の夫・敬直から電話を受けた小宮山は、房恵が入院していた病院の院長・橋本が届けてくれた遺留品の中に、宛名も差出人もない脅迫状が入っていたことを知る。そこには「執行猶予期間が終わった。約束の物を用意しないと夫に喋ってやる」と書かれており、小宮山は調査を開始する。


 一方、小宮山の娘・道代は、直子の大学時代の親友・朝日奈真理子と共に、直子の足どりをたどろうと山口に来ていた。国宏の母・てる子の話では、国宏は轢き逃げのあった日に男から電話を受け、友達に会うと言って出かけた先で、車に乗った人物と話をしているところを目撃されていた。その時、国宏は「サラサラ何とか…」と言っていたという。さらに、山口を訪れた際の直子と国宏の写真を借りた2人は、その数枚に同じ男が写っていることに気づく。


 小宮山は、房恵が芸者時代に住んでいた諏訪に向い、房恵の高校時代の友人・大垣美佐子を訪ねる。美佐子は、直子が房恵を本当の母親ではないと知った時から、2人の関係がギクシャクし出したと話す。さらに、房恵が芸者時代に付き合っていた男が房恵を訪ねていたこともわかった。その男は、諏訪に住む山崎日出夫といい、その後、直子たちの写真に写っていた不審な男であることが判明する。


 山崎は、先日まで執行猶予中で、脅迫状の内容と一致していた。さらに一週間前から行方がわからなくなっており、疑いが強まる。しかし、房恵の昔の男がなぜ直子を尾行していたのかは謎だった。


 その後、道代たちは、当時直子が痴漢にあったという津和野に行き、その時直子を襲った人物が山崎だったことを確認する。小宮山も合流し、直子が4月10、11日と宿泊した萩の旅館を訪ねると、直子は3泊の予定を急きょ変更し、12日にチェックアウトしていたことがわかる。さらに、湯田温泉での直子の行動は不自然で、宿泊した人物が直子ではなかった可能性が浮上する。


 焼け焦げた指輪と、「サラサラ何とか…」の意味とは?そして山崎・房恵・直子を結ぶ接点とは?事件解明に奔走する小宮山は、驚くべき真相を知る・・・・・・。