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第124回
朱夏
警視庁脅迫事件 
テレビ東京 8/20(水)20:54〜22:48
BSジャパン 8/17(日)21:00〜22:54
原作
今野 敏「朱夏」(幻冬舎)より
脚本
吉川次郎
監督
松原信吾
キャスト

樋口 顕
樋口恵子
氏家 譲
木之本 文雄
天童
安達 弘
城島直己








内藤剛志
風吹ジュン
佐野史郎
遠藤憲一
寺田農
東根作寿英
白竜
 
あらすじ

 警視庁捜査一課強行犯捜査係長警部補・樋口顕は、現場一筋に様々な難事件を解決してきたやり手のベテラン刑事。部下や上司からの信頼は厚いが、仕事優先で家庭を省みず、翻訳の下訳の仕事をしている妻・恵子と高校3年生の一人娘・照美とはコミュニケーションがとれていない。


 そんなある日、警視総監・田所順哉の自宅に「警察を糾弾し、総監に天誅を加える」と書かれた脅迫状が舞い込む。差出人には「激昂仮面」と書かれていた。樋口の班は極秘裏にこの捜査を命じられる。


 その夜、恵子がいなくなる。深夜になっても家に帰らず、携帯電話も通じない。恵子の居場所に見当がつかない樋口は、自分が妻について何も知らなかったことを痛感する。


 翌日、再び総監宛てに脅迫状が届いた。しかも今度は、総監のスケジュールまで正確に書かれており、内部の人間の可能性が出てくる。そして内偵の結果、該当する人物として元乃木坂署の刑事・木之本文雄が浮上する。木之本は半年前、バカラ賭博業者との癒着が発覚して懲戒免職になり、執行猶予付きの有罪が確定していた。2年前までは田所のSPをしていたが、事件発覚と同時に容赦なく切り捨てられ、田所に対する恨みを洩らしていいたという。


 捜査は3日後の全国本部長会議までに解決を目指す方向となった。任務の大きさを感じた樋口は、妻の失踪届を出さず、荻窪南警察署に勤務する親友・氏家譲に捜索を頼む。樋口は数日前、恵子が品川の海岸通りを知らない男と親しげに歩いているところを目撃しており、不倫の可能性があることも告げる。


 その頃、恵子はとある密室に監禁されていた。目覚めた恵子の前に、白マスクを付けた男が現れ、恵子をビデオカメラで撮影し始める。恵子は誘拐された目的がわからず、男に自分の夫が警視庁の刑事であることを告げる。しかし男は動じるどころか照美のことまで持ち出し、恵子を恐怖に落とし入れる。


 一方、木之本を見張るため、部下と射撃場に来ていた樋口は、一昨日、常連客のライフルが盗まれたことを知る。その日の来場者の名簿には、木之本の名前が記されていた。木之本は、超一流の射撃の腕を持っていた。


 その後、氏家から連絡を受け、樋口は恵子が下訳をしていた翻訳家・城島直己の自宅を訪れる。中から出てきた城島は以前、恵子と海岸通りを並んで歩いていた男だった。恵子は昨日、城島宅に原稿チェックに訪れた後、夕方5時前には家を出たという。海岸通りで2人を目撃したことについては、偶然会っただけですぐ別れたと話すが、樋口は妻との関係を怪しむ。


 聞き込みを続ける樋口の前に、港南署の警官・安達弘が現れる。安達は以前、樋口が担担当していた事件の解決に一役買い、自分を本庁に推薦してほしいと樋口に懇願したが、断られた経緯があった。樋口を尊敬している安達は、樋口の気持ちを読み取るかのように、昨日、恵子と偶然会って話をしたが、特に変わった様子はなかったと告げる。


 そんな中、最近樋口のマンション周辺をうろついていた変質者を氏家が捕まえる。男は、都内の専門学校に通う大森雅之で、照美のストーカーだった。照美の情けもあり、樋口は男を警察に突き出すことなく解放する。


 翌日、恵子らしき人物が白いミニバンに連れ込まれるのを目撃したという有力情報を持って、安達がやってくる。車はレンタカーと判明し、犯人に繋がる糸口が見えてくる。


 その矢先、木之本が見張りの目を逃れ、姿を消す。勝手に持ち場を離れた樋口は責任を問われ、警察は木之本の身柄確保に奔走する。その時、樋口の携帯に「激昂仮面」から恵子を誘拐したと電話が入る…。