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第144回
3周年記念第5弾!
さすらい署長 風間昭平2
こまち田沢湖殺人事件
テレビ東京 2/4(水)20:54〜22:48
BSジャパン 2/1(日)21:00〜22:54
原作
中津文彦
脚本
中岡京平  
監督
関本郁夫
キャスト

風間昭平
佐藤ゆき江
村里耕二
藤田頼子
藤田政雄
細川次長
大久保刑事








北大路欣也
原日出子
石倉三郎
姿晴香
中原丈雄
中山仁
江藤潤
 
あらすじ

 全国各地を転々と渡り歩くさすらい署長・風間昭平は、前署長・藤田の失踪という前代未聞の不祥事を起こした秋田中央署に赴任した。失踪した10月10日からちょうど1カ月、事件性や自殺の可能性はなく、風間は藤田が自らの意思で姿を消したと考えていた。


署では、署長失踪と同じ頃に起きた殺人事件の捜査に苦労していた。被害者は、角館観光タクシー運転手・煙山太一郎で、10月2日早朝、共同墓地でタクシーの助手席で死んでいるのが発見された。死亡推定時刻は前日の午後8時から11時の間で、死因は背後からの絞殺、殺害現場は別の場所と見られた。


風間は藤田の妻・頼子を訪ねた。藤田は失踪当日の朝、頼子の兄・横沢宏から電話を受けていたが、大した用ではなく、署でも確認済みだった。部屋には、頼子の趣味だという東北を旅した文人の本が数多く並んでいた。後妻で子供はいないが、夫婦仲は円満…公私共に恵まれた男の突然の失踪に、風間は頭を悩ませる。


翌日、風間は上杉刑事と死体発見現場の共同墓地を訪れた。煙山はギャンブル好きから借金を抱えていたが、6月半ば頃から急に羽振りが良くなったという。墓地には「菅江真澄」と刻まれた墓があった。上杉の話では、生涯を旅に生きた秋田では誰もが知っている有名な文人だという。そこへ、秋田日報の記者で"スッポン"の異名を持つ笹木が現れた。笹木は署長失踪の真相をしつこく探っていた。


タクシー運転手殺人事件の捜査会議では、タクシーのタイヤや運転席の床などから検出されたイチョウの実が、煙山の靴や衣服から出てこなかったことから、犯人がイチョウの木のある犯行現場から死体遺棄現場まで自分でタクシーを運転してきたと考えられた。また、賭場に出入りしていた煙山と鶴田組事務所との関係も浮上するが、手詰まり感は否めず、風間は死亡時に煙山が着ていたタクシー会社の制服から紛失していた金ボタンを公開捜査にする。さらに、煙山は同じ角館出身の人気芸者・ゆき江に一方的に熱を上げていたが、彼女はかつて失踪中の藤田と深い関係にあった。


ゆき江に会いに行った風間は、藤田を"フーさん"と呼んで楽しそうに昔を語るゆき江に好感を持つ。藤田とは綺麗さっぱり別れたというゆき江は「フーさんと煙山の事件に繋がりがあるのか」と予想外のことを口にする。


やがて、煙山が殺された事件当夜、11時半過ぎにゆき江の赤い車がマンションに入って行ったという目撃情報を得る。マンションと死体発見現場は車で20分の距離だった。これに対し、ゆき江は車に乗っていたのは鶴田組若頭・香本繁だと告げる。車も香本の所有車らしいが、2人の関係は明らかにしなかった。 


その矢先、風間と親しい盛岡南署刑事・村里から、娘が金ボタンを拾ったと連絡が入る。翌日、村里と角館で会うことになった風間は、その前に頼子の実家を訪ね、兄の横沢から春先に頼子が田沢湖を見た帰りに一泊していったことを聞く。さらにゆき江の実家を訪れると、ゆき江が土産物店主・藤木富治と結婚すると聞かされる。年老いた父の為とはいえ、藤木はゆき江には不似合いな男だった。


村里の娘・絵美は、短大で「菅江真澄研究会」に属し、仲間と角館に行った10月6日、菅江真澄終焉の地・神明社で金ボタンを拾っていた。境内にはイチョウの大木もあり、鑑識の結果、金ボタンは煙山のもので、イチョウの成分もタクシーから発見されたものと一致する。風間は、2つの現場がどちらも菅江真澄ゆかりの地であることに注目する。


無関係と思えた2つの事件に浮かぶいくつもの接点…その矢先、田沢湖で悲劇が起きる。