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第151回
150回記念旅情シリーズ
事件記者・浦上伸介3
東北線殺人事件
テレビ東京 4/14(水)20:54〜22:48
BSジャパン 4/11(日)21:00〜22:54
原作
津村秀介 「東北線殺人事件 久慈・熱海殺人ルート」
(講談社文庫)より
脚本
橋本以蔵
演出
伊藤寿浩  
キャスト

浦上伸介
細波 支局長
谷田実憲
前野美穂
桑名浩二
大出正美
桑名 音
九条綾香
高木朋子










高嶋政伸
蟹江敬三
渡辺いっけい
雛形あきこ
美木良介
水野久美
中原ひとみ
山口美也子
辻沢杏子

 
あらすじ

東北を取材中のルポライター・浦上伸介とカメラマン・前野美穂は、岩手県八幡平の松川渓谷で女性の変死体が発見された事件に遭遇する。遺留品から、身元は盛岡市内に住む主婦・高木朋子と判明する。遺体はなぜか人形を握り締めており、興味を持った伸介たちは、事件の真相解明に乗り出す。


 雑誌の編集長から盛岡支局長に栄転した細波の協力で、被害者はジュースに混ぜられた睡眠薬で眠らされている間に、インシュリンを注射されて死亡したことがわかる。警察では、サラリーマンにしては派手な暮らしをしている朋子の夫・高木泰明に不審を抱き、身辺調査を開始する。


 その矢先、北山崎の断崖で遠野市在住の主婦・桑名晴江の刺殺体が発見される。晴江もまた、殺された朋子と同じように謎の人形を握り締めていた。現場近くの食堂の従業員が、死体が発見される1時間程前、女性と立ち話をする晴江を目撃しており、その後、食堂の果物ナイフが消えていたことがわかった。凶器はまだ見つかっておらず、その果物ナイフと女性が事件に関係していると推測された。


 桑名家は遠野でも有名な旧家で、晴江は農家の主婦の傍ら、民話喫茶も経営する働き者と近所でも評判だった。しかし晴江の夫・浩二の話では、名家とは言っても家計は苦しく、晴江はそれを助けるために喫茶店を始めたという。店内には、遠野の民話や晴江の手作り人形が数多く置かれていた。伸介は、死体が握っていた人形が、遠野の民話「オシラ様伝説」に因んだ人形であることに気づく。


 晴江の葬儀に赴いた伸介たちは、号泣する晴江の実母・正美に義母の音が「名家の誇りを汚してもらっては困る」と厳しく責める場面に遭遇する。葬儀の後、正美に話を聞いた伸介たちは、昔から遠野が好きだった晴江が浩二と知り合い、結婚したが、音はよそ者の晴江が気に入らず、目の敵にしていたことを知る。


 そんな中、晴江が高額な健康食品を売るマルチ商法に手を出していたことが判明する。家の貯金もつかい果たし、音に厳しく追及されていたという。これは1年程前に、晴江が婦人会の慰安旅行で、つなぎ温泉に出かけた頃からだったと聞き、伸介たちは婦人会が宿泊した旅館を訪れる。そこで、晴江と同じ時期に朋子も滞在し、2人が親しくなっていたことを知る。朋子は、健康食品を販売する「九条物産」の仲間と来ていたことから、健康食品販売に関わっていた2人の女性が、連続して殺害されたことが明らかになった。


 伸介たちが、朋子の夫・高木が宿泊する盛岡のホテルを訪れると、そこには「九条物産」の幹部も宿泊していた。「九条物産」は、社長・九条綾香をトップに、表向きは健康食品を売る会社だが、裏ではマルチ商法を行う怪しい会社ともっぱらの噂だった。幹部は会員勧誘の強化を図るため、リーダーたちに発破をかけに盛岡に来たとみられ、高木夫妻もその会員であった。


 その後、高木を追及した伸介たちは、事件前日、会員になりたいという人物から電話があり、朋子がそれに応じていたことを聞く。朋子はその人物に呼び出され、八幡平で殺された可能性が高まった。


 東京に戻った伸介たちは、「九条物産」のさらなる悪質な行為を知ることに。殺された2人の女性との関係は?そして死体が握っていた人形の意味とは?事件の裏に隠された真実に、事件記者・浦上伸介が立ち向かう!