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第154回
篝(かがり)警部補の事件簿2
八丈・金沢殺人水脈
テレビ東京 5/19(水)20:54〜22:48
BSジャパン 5/16(日)21:00〜22:54
原作
浅黄斑「金沢・八丈殺人水脈」(光文社文庫)より
脚本
小坂圭子
監督
出目昌伸
キャスト
篝 俊輔
金田良子
伊吹哲典
松川文雄
滝川 緑
伊吹哲馬
滝川朝子
梅宮警部
団野刑事
佐伯刑事
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榎木孝明
とよた真帆
益岡徹
ガッツ石松
小田茜
内藤武敏
白川和子
河原崎建三
蛭子能収
モロ師岡
   
あらすじ

横浜にある港南女学院の桜の木に、頭蓋骨が吊るされるという事件が発生した。神奈川県警の篝警部補は、配属になったばかりの新人女性刑事・滝川緑と現場へ急行した。


鑑識の結果、頭蓋骨は20代男性のもので、昨日の夜中から今朝にかけて吊るされたとみられた。遺留品は頭蓋骨が吊るしてあった靴紐のみ。歯の治療痕や傷跡もないきれいな頭蓋骨で、焼かれたり薬品を使用した形跡もなく、死体は土に埋められていたと推測された。土の中で死体が白骨になるには早くても2〜3年はかかるという。


この事件の2日前、八丈島でも木に靴紐で吊るされた20代前半の男性の頭蓋骨が発見されていた。八丈島へ飛んだ篝らは、2つの事件で使用された靴紐の合致を確認、同一犯の可能性を強める。また事件当日、口と顎に髭のある、サングラスをかけ登山帽を被った50歳位の不審な男が、空港ロッカーの前で自転車を組み立て、その後、頭蓋骨の発見現場から空港の方へ向かう姿が目撃されていた犯人は何故、自ら過去の事件を暴露するように木に頭蓋骨を吊るしたのか?何故八丈島と横浜なのか?そして共通する頭蓋骨の性別と年代の謎とは・・・?


数日後、篝の指示で航空便の搭乗者リストを調べていた滝川は、ある事実を突き止める。事件当日の9月29日、髭の男は羽田発八丈島行きの2便に乗っていたことは確認されたが、島を出た形跡はなかった。また同日、搭乗者リストの中に「ツジタ・リュウイチ」「ハシモト・コウジ」という偽名を使った2名がおり、こちらも八丈島の出入りの記録がそれぞれ行きと帰りの片道だけだった。さらに事件の2日前にも同じ状況の2人の偽名者がいたことがわかり、4人は同一人物の可能性が浮上する。


やがて、目撃された組み立て自転車は、関東地区で限定発売された工具なしで組み立てられる軽量タイプと判明、購入者リストを片手に捜査が始まるが、有力な手掛かりは得られなかった。


そんな折、篝は港南女学院が出来る以前、同じ場所にあった、ときわ一中での変死事件を知る。10年前、当時中学2年生だった伊吹悟が、運動用具室の中の跳び箱の中に閉じ込められ、死亡したもので、その後、死んだ少年と同じサッカー部員だった7人のイジメによる殺人事件に発展した。頭蓋骨が吊るされていた桜の木は運動用具室の側にあり、しかも遺留品の靴紐はサッカーのスパイクシューズのものであることがわかった。篝は、今回の事件が10年前に息子を殺された両親の復讐ではないかと推理し、7人の少年達の現在について捜査を始める。


跳び箱事件は、主犯格と思われた当時14歳の高畑、橋場、土田の3人と13歳の4人による犯行だった。しかし判決は14歳組が無罪、13歳組が初等少年院送致という、遺族にはやりきれない結果だった。父親の伊吹哲典は仕事で平成3年から12年間、パリへ単身赴任していたが、その間、日本に帰ってきたのは殺された息子の葬式と、その翌年に亡くなった妻の葬式の時だけだった。


その後、7人の少年達は、少なくとも白骨になる程昔から行方不明になっていた者はいないことが明らかになる。篝は、元山梨県警の刑事で現在、横浜の弁護士事務所に勤める松川に会い、捜査の手詰まり感に弱音を吐く。一方松川も腑に落ちない案件を抱えていた。交通事故で夫と息子が死亡し、奇跡的に助かった妻が事故の再調査を希望していたが、ようやく警察が再調査に応じることになった矢先、突然調査の打ち切りを申し入れてきたという。依頼主の名は、金田良子といった。


そんな中、伊吹の妻が八丈島の登竜峠で首吊り自殺をしていたことが判明し、2つの頭蓋骨の発見現場と伊吹の妻子の亡くなった場所が一致する。


再び浮かび上がる跳び箱事件との関係・・・、であれば、あの頭蓋骨は一体誰のものなのか?篝と滝川は、伊吹に会いに行くが・・・。