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第156
山村美紗サスペンス
不倫調査員・片山由美5
京都嵯峨野殺人迷路

テレビ東京 6/2(水)20:54〜22:48
BSジャパン 5/30(日)21:00〜22:54
原作
山村美紗「告発の手紙」「故人の縊死に」より(光文社文庫)より
脚本
田中信哉
監督
長尾啓司
キャスト
片山由美
片山俊介
三沢ゆき子
乃梨子
田中美加子
黒木涼子
黒木俊明
坂巻所長
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池上季実子
神田正輝
野村真美
山村紅葉
一色彩子
中原果南
野々村真
丹古母鬼馬二  
あらすじ

片山由美は、京都の坂巻探偵事務所の不倫調査員。夫の俊介は京都中央署の刑事である。 
ある日、由美の元に学生時代からの友人・三沢ゆき子から気になる手紙が届く。学生時代の友人同士で結成した「仲良し会」のメンバーの一人、津川雅子が2週間前から行方不明だという。雅子の夫でエリート商社マンの信也がタイに出張中の出来事で、帰国後すぐ事態を知らせたが、彼に探す気持ちはないという。何故なら、雅子が由美たちも知っている同級生、黒木俊明と不倫関係にあるためで、さらに黒木には妊娠中の若妻がいるというW不倫の状態だった。


由美とインテリアコーディネーターのゆき子、そして法律事務所に勤める美加子、主婦・みどりのメンバーが久しぶりに集まった。ゆき子の話では2週間前の2月29日、美加子と雅子と3人で待ち合わせをしたが、店に雅子が現れず、結局ゆき子の家に場所を移したという。その直後、雅子から「急用ができて行けない」と電話が入ったがすぐに切れ、それっきり連絡はなく、携帯も繋がらなくなっていた。 翌日、由美は津川信也を訪ねる。津川が海外出張に行っていたのは、2月28日〜3月12日だった。既に夫婦仲は終わっていたと話す津川は、自分の出張する日を選んで家を出た雅子の計画的な家出と決め付ける。しかし由美が探偵事務所の人間とわかると調査を依頼し、実は1ヶ月程前、雅子の不倫を告発する匿名の手紙が届いたと話す。亭主に不倫がバレているのに、雅子は何故姿を隠す必要があったのか?由美は腑に落ちなかった。


それから間もなく、人気のない嵯峨野の畑で雅子の焼死体が発見される。俊介ら警察の現場検証の結果、遺体は裸のまま焼かれており、遺留品として新聞の焼け残りと体を包んでいたと思われる布地の切れ端がみつかった。その後、死亡推定時刻は3月1日で、新聞の切れ端も同日のものと判明する。警察は津川の事情聴取を行うが、海外出張に行っていた彼のアリバイは完璧だった。また聴取の中で、津川は雅子の不倫相手である黒木を調べて欲しいと告げる。


京都市内の衣料品問屋に勤める黒木は女癖が悪く、不倫も絶えなかった。妻・涼子は、入院中の父親の看護のため東京に帰省中だったが、誰かが涼子に亭主の不倫を密告したらしく、雅子に直談判するため京都に行くと言い出したという。困った黒木は2月27日に雅子に会って別れ話をし、雅子もあっさりそれを認めたという。その後雅子とは会っておらず、3月1日も28日から来ていた妻と一緒に マンションにいたとアリバイを主張した。また、涼子は雅子と連絡がとれなかったため、3月2日には東京に帰っていた。その後、黒木のアリバイも確認され、捜査は行き詰まる。


そんな中、乗り捨てられた雅子の車が発見される。指紋が拭き取られており、犯人が遺体を運ぶのに使ったと考えられ、車内からは女性らしき髪の毛も見つかる。雅子の直接の死因は、手または腕を使った背後からの扼殺で、遺体の状況から、犯人は顔見知りだったため全く抵抗しなかったか、もしくは女性が首を絞めた可能性が強まる。


その矢先、焼死体発見現場で遺留品と思われる焼け焦げたリングがみつかる。それは指輪ではなく、模様の入った安物の何かであることがわかり、警察は確定に急ぐ。一方、由美も夫から捜査情報を聞き出しつつ、事件の真相に迫っていく。その先には、思いも寄らぬ結末が待っていた…。