←第159回

第160回
坊さん弁護士・郷田夢栄2
被告席に立つ女

テレビ東京 7/7(水)20:54〜22:48
BSジャパン 7/4(日)21:00〜22:54
原作
小杉健治
脚本
塚本隆文
監督
大原誠
キャスト
郷田夢栄
水原緑
高須真也子
郷田円真
検察官
森川とき
浜山良一
川上警部補
相川美麗
山下雅代
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
萩原健一
宮本真希
白都真理
加藤武
石原良純
山田昌
石濱朗
深水三章
今村恵子
安永亜衣
あらすじ

東京にある正福寺の副住職・郷田夢栄は、弁護士の資格を持つ"坊さん弁護士"。絵にも長けており、美術雑誌の編集者・水原緑がよく顔を出しに来ている。


ある日、友人の弁護士から当番弁護の代わりを頼まれた夢栄は、依頼者・高須真也子と接見した(当番弁護=弁護士の知り合いがいない被疑者等の依頼によって、被疑者にすぐ面会に行く制度)。真也子は、急いで弁護人を呼んだにもかかわらず「自分の婚約者を医療ミスで殺した医師を殺害した」とあっさり罪を認め、「弁護をしなくてもいい」と言う。


半年前、真也子の婚約者・橋野が交通事故に遭い、都内の小曾根病院に搬送された。担当した医師・持田は当初、骨折だけで命に別状は無いと診断したが、その後容態が悪化し、結局、橋野は臓器破裂による出血多量で死亡。持田に誤診だったことを詫びてもらおうと、真也子は何度も病院を訪れたが相手にしてもらえなかったため、青酸カリで毒殺したと言う。「それなら何故、急いで弁護人を呼んだのか?」という夢栄の問いに、真也子は「入院中の元夫・山下の見舞いに行ってその様子を知らせて欲しい」と奇妙な依頼をする。


夢栄は高須真也子以外にもう一人、第一発見者がいたことを知る。横浜の光病院理事長・浜山良一で、浜山の娘と持田は元婚約者の間柄だったが、事件の1ヶ月前に婚約を解消していた。真也子の自供や目撃証言などから、警察では真也子の犯行とほぼ断定していた。しかし夢栄は、まだ多くの謎があると睨み、真也子の弁護人を引き受ける。


真也子の依頼で山下の見舞いに訪れた夢栄は、山下の後妻・雅代から、山下が胃ガンで余命3ヶ月であることを知る。真也子もこの事実を知っているという。


夢栄は次に、第一発見者の浜山を訪ねた。事件当日、浜山は持田に呼び出され、彼のマンションに行ったところ、倒れている持田の傍に真也子が立っていたという。また婚約解消については、「自分が強引に進めていたが、娘が気乗りしなかったために解消しただけ」と話した。夢栄は浜山が何かを隠していると感じる。


真也子は翌日も見舞いを依頼し、夢栄は再び病院を訪れた。山下と真也子は大学卒業後に結婚し、山下が父親の設計事務所を継いで幸せな毎日を送っていたという。しかし子供ができなかったことから関係がぎくしゃくし始め、山下は事務所の事務員として働いていた雅代と関係を持つようになった。ところが真也子は、責めるどころか慰謝料なしの離婚を希望したという。そんな彼女が、医療ミスの刑事告発の相談をしに4ヶ月前にやって来た時、突然の入院で相談に乗ってやれなかったことを山下は悔やんでいた。 


翌日、小曾根病院の院長と会った夢栄は、持田が金融業者とのトラブルで病院を辞めさせられていたことを聞き、医療ミスの隠蔽疑惑が浮上する。その一方で、夢栄と行動を共にしていた緑は、看護師らから持田の意外な一面を知る。持田は、浜山の娘との婚約を決めた直後から金遣いが荒くなり、その裏で恋人だった看護士・相川美麗を容赦なく捨てた。美麗は持田とのことで病院に居づらくなり、横浜の仁愛病院に移ったという。しかし夢栄たちが訪ねてみると、美麗は事件の翌日から無断欠勤しており、アパートも不在だった。


その矢先、マンションの管理人が事件当夜、現場から慌てて走り去った女性を目撃していたことがわかる。美麗にも殺害動機があると睨んだ夢栄は、美麗がよく訪れていたという老人ホームを突き止め、緑と現地へ向かう…。